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2024年3月16日J1リーグ第4節ガンバ大阪対ジュビロ磐田試合観戦の感想

2週間前のホーム開幕戦は厳しい寒さの中で行われましたが、今日は打って変わって陽気な気候の中での試合でした。

むしろずっと陽がスタジアムに差していて、暑いし日焼けしそうでした。ピッチにもスプリンクラーでたっぷり水を撒いていましたが、一年の中で最もプレーも観戦もしやすい状況だったかも知れません。

さてガンバは第3節がマリノスのACL勝ち上がりによって延期になったため、2週間ぶりの試合となりました。対するは昇格組みのジュビロ磐田。川崎戦での4ゴールで一気に名を上げたジャーメイン良が気になります。

ガンバは怪我人などがあり選手の入れ替わりが多少ありました。その一方で東口が怪我から復帰してリザーブに入りました。宇佐美の連続ゴールにも期待です。

そのガンバはまさに理想的に、前からのプレスを岸本が成功させて奪ったボールを宇佐美がシュートに持ち込み、相手に当たってGK川島の逆を突いて4分で先制に成功。

宇佐美は開幕から3戦連発、好調を維持出来ています。岸本・宇佐美の2人だけでゴールを奪えるプレスを掛けられるのもこれまでとは違いを感じさせます。

その後もガンバはボールを支配し、良い内容で試合を進めます。宇佐美のロングシュートやポストに当たるフリーキックなど、2点目があってしかるべき内容で前半を終えました。

磐田の攻撃もほぼ抑え込めました。ジャーメイン良も孤立するシーンが多く、中谷と福岡が余裕を持って対処出来ています。

後半開始からはジュビロがマテウスを入れて2トップにしてきました。これでジャーメイン良が孤立しなくなるのだろうと思いましたが、後半も開始からガンバが猛攻を仕掛けます。

特筆すべきは左ウイングで先発したウェルトンです。三笘ばりに左サイドを自分のプレーエリアとして支配して、最後には川島に突っ込んで警告を食らっていました。レッドじゃなくて本当に良かった。

57分には波状攻撃の流れから左サイドに出たボールを拾った宇佐美が走り込んできたダワンの最高到達点にピンポイントで合わせてヘディングシュートが決まり追加点ゲット。ダワンのヘディングの強さはここ2年で分かりすぎていますが、宇佐美のふんわりクロスが完璧でした。

その後にもカウンターから黒川が爆走するもシュートを川島にブロックされてしまい、逆にその後の磐田の攻撃からジャーメインに決められて2-1と再び1点差となります。

怪しい雰囲気が漂い始めたものの、ポヤトス監督がネタ・ラヴィに代えて鈴木徳真を入れたことで再び中盤が落ち着きます。徳真のリンクマンとしてのボールさばきが素晴らしく、1.5人分くらいの価値があるプレーをしています。

その一方で同じく交代出場した倉田と坂本のパフォーマンスが良くなく、2にん合わせてようやく1人前くらいのプレーで、徳真がいなければ本当にヤバい劣勢になってきました。

ラスト10分は磐田がひたすらパワープレーで放り込んできて、最後の最後にはジャーメイン良の渾身のヘッドも一森が驚異的な反応で弾き出し、試合終了。久し振りの連勝を飾ることが出来ました。

宇佐美
一森・ダワン
ダワン・ウェルトン

マン・オブ・ザ・マッチは1ゴール1アシストの宇佐美であることは言うまでもありませんが、一番印象に残ったのは新加入のウェルトンでしょう。左サイドでボールを持ったときのワクワク感はかなりのものがありますし、実際縦にしか蹴れば十中八九突破していました。後半は戦術ウェルトンかと思えるほど彼にボールを入れていました。

代表戦のためまた2週空いて次はアウェイの広島戦です。今のポヤトスガンバなら、中盤でつないでくるサッカー相手なら少なくとも負けないと断言できるくらいのサッカーをこの2戦見せてくれています。怖いのは中盤省略でリアリズムなサッカーの方でしょうね。それでも町田に負けず、今日の磐田にも勝てたのですから、結構良い位置まで行けるかも。

課題は優勢なときにちゃんとゴールを奪えるかどうかでしょう。今日は前半の出来なら2点はほしいし、2-0にしたあとにちゃんと3点目を奪っていれば、イージーにクローズ出来た試合のはず。まあジェバリやアラーノらが戻ってくればまた一段レベルが上がりますかね。

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