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2024年3月2日J1リーグ第2節ガンバ大阪対アルビレックス新潟試合観戦の感想

アウェイの開幕戦で町田ゼルビア相手に引き分けに持ち込んだガンバ大阪は、ホーム開幕戦でアルビレックス新潟相手に久し振りの勝利を目指します。

スタメンには前の試合で遠藤保仁バリの巧みな直接フリーキックで同点弾を奪った宇佐美が先発、ネタ・ラヴィも先発に入りました。そして新加入のウェルトンもベンチ入りし、期待が高まります。

今日の大阪は気温が低く、晴れてはいても寒く感じます。

試合前

試合は前半からガンバペース。新潟の攻撃を前から中盤にかけての守備網でほぼ完璧に抑え込み、その一方攻撃でもセンターに位置する山田を中心にしてパスワークからシュートシーンを多く作るも得点は奪えず。

ただ、中盤でほとんどのルーズボールを拾うネタ・ラヴィがいるおかげで、新潟の決定機は無いまま前半を終了。

0-0ではあるもののガンバにとっては内容から考えると先制しておきたかった45分であり、新潟からすればスコアレスで終えたのは御の字だった45分でした。

ハーフタイムのウェルトン

後半開始時には両チーム交代無し。後半もガンバがボールを支配して攻めますが、昨年のチーム状況が悪いときのような、ボールを持つだけで決定的なチャンスやシュート出来ずにカウンターを食らうようなサッカーではなく、ボールの動かし方と選手の動き方がかなり良くなっているように見えました。

そんな中、岸本に代わって入った倉田がCKからの流れでシュートを打つ際に倒され、そのままプレーは続くも途中でVARの介入が入り、オンフィールドレビューの結果、ガンバにPKが与えられます。

これをキャプテン宇佐美が確実に決めてついに先制。

その後は新潟もガンバも選手を交代して互いにゴールを狙うも決まりません。

ガンバは新加入ウェルトンも宇佐美に代えて投入。AT中には左サイドをドリブルで突破して観客を沸かせ、クローズのための時間稼ぎに貢献しました。

そして1-0のまま試合終了。ついにガンバが昨年8月19日以来の公式戦勝利を奪えました。長かった・・・。

得点こそ1-0だったものの、内容的には結構な差がありました。ただ、前半の内に得点出来なかったこと、2点目を取れなかったことで接戦になり、最後のフリーキックまで同点の可能性があったことは反省材料でしょうか。

とはいえ、素直に勝利を喜びたいですし、この内容をコンスタントに出来るのであれば、ポヤトス監督を続投させた判断が間違っていないことになります。

新潟のようにつないでくるサッカーには相性が良さそうです。問題は昨年の神戸や、開幕戦の町田のようなリアリスティックなサッカーをしてくる相手に対してどこまでやれるか、ということですが、年間20点くらい取れるフォワードがいれば、普通に上位を目指せそうです。

あと少し皮をむけたら、相当に強いチームになれそうな予感はします。

今日はゴールを決めた宇佐美はそれ以外のプレーでも良かったです。ポストプレーは本職ではないものの、後半途中にカウンターのピンチで自陣に急行し、中谷と協力して防いだシーンは鳥肌ものでした。

GKの一森は、後半にあった大ピンチをキャッチして事なきを得たのに加え、正確かつチャンスにつなげるキックで攻撃のリズムを作っていたのが印象的でした。

しかし今日の個人的マン・オブ・ザ・マッチは、中谷です。身体を張った守備というか、むしろ身体をぶつけていく激しさと強さを見せつけるプレーを90分間続け、完封勝利に大きく貢献しました。

次節はアウェイで3月9日に横浜F・マリノス戦・・・かと思いきや、マリノスがACLで準々決勝に進出したために、4月に延期となりました。

そのためガンバだけ試合間隔が空いてしまい、次戦は16日にホームでジュビロ磐田戦です。昨日、川崎相手に壮絶に打ち合った末に競り勝ったチームですが、今のガンバなら結構守備面でも戦えるように思えます。

試合終了後
ガンバクラップ前

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