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2022年2月19日J1リーグ開幕戦ガンバ大阪対鹿島アントラーズ試合観戦の感想

ついに2022年シーズンの開幕です。ガンバ大阪のシーズンパスは、次年度以降には継続されない、今年限りの席選びが出来ましたが、色々考えた結果、これまで自分が保持している全く同じ座席を選びました。悩むのも面倒だったし、席種を変える気にもならなかったです。

さてガンバ大阪の開幕戦の対戦相手の鹿島アントラーズは、監督の来日が鹿島は2月は岩政コーチが監督代行です。先週のプレシーズンマッチで水戸ホーリーホックに衝撃の敗戦を喫しましたが、監督の到着が遅れているので戦術が浸透していないのか、コンディションが上がっていないのか。

とはいえ、そもそもコロナのクラスター発生で京都とのプレシーズンマッチがなくなってしまった、ガンバよりチーム状態はマシかも知れません。

小雨が降る中、昨シーズン最終戦以来のパナソニックスタジアム吹田に着きました。

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試合前にはかつてガンバで活躍していた、寺田紳一・平井将生の引退セレモニーが試合前にありました。こういうかつてのガンバの選手がスタジアムに来て話してくれるのは良いですね。ガンバ大阪の歴史は全ての選手によって築かれてきました。有名選手・人気選手・レジェンド選手というだけではなく、かつてガンバでプレーしていた選手がまたスタジアムでファンと触れ合えることが、またガンバの歴史を作っていくことになるはずです。

試合前にスタメン・控えの一覧を見て驚きました。聞きたいことが多すぎて面倒ですが、まずは東口の不在はコロナか怪我か、後はセンターバックを本職とするのが昌子しかおらず、柳澤・昌子・高尾の3バックというとんでもない奇策で挑んできました。

確かに片野坂監督はメディアに猫だましとか言っていましたが、試合前に奇策に言及して本当に奇策を実行するとは驚きです。

前半3分、いきなりその3バックの裏を取られてシュートまで持っていかれますが、石川が好セーブでCKに逃げました。

その後も鹿島の高い位置からの守備に苦しみます。鹿島の前線の守備を抜け出したら、後はそれなりにボールを保持して攻め込めますが、全体的には鹿島ペースです。

左サイドで持った宇佐美が中に切れ込んで得意の右足で巻くシュートを打つもあまり曲がらずに枠を外れました。

その直後、またディフェンスラインの裏をパス一本で取られて、上田がためらわずに右足を振り抜いてゴール。最初の被決定機と同じく、守備の不安定さを突かれました。

しかし今度はガンバ。宇佐美のコーナーキックを鹿島がクリアするも、拾った小野瀬がこちらも右足を一閃、ビューティフルゴールで同点に追いつきます。

さあこれから、と思っていたところで、自陣深くの無理なパス回しが相手に引っ掛かってあっさり鈴木優磨に決められて再びビハインドを背負うことになりました。これも、早い時間帯からずっと鹿島の前線のチェックが気掛かりだったのですが、懸念が本物になってしまいました。

ともかく、まだ時間はあるので落ち着いて反撃を、というところで、パトリックが鈴木ともつれて倒れたときの動きで一発レッドを食らいました。

バックスタンドから見ていましたが、レッドと言うことは相当なことをしたはずで、パトリックが足で踏んだのかと思いましたが、鈴木がピンピンしてるのでひどい接触ではないのだろうとは思っていたのですが、後でリプレイを見ると左手が鈴木のお腹に接触した程度ですよね。大げさに倒れるのは鈴木のマリーシアではありますが、あれが退場になるのは主審にもVARにも不信が募ります。

ただし、これには伏線がありました。その数分前に宇佐美が切れ込んで折り返したシーンでパトリックが鹿島の選手とPA内で接触して、その時はVARの結果お咎め無しでしたが、主審がパトリックを呼んでハッキリと注意をしていました。それの後だったので、繰り返しのラフプレーとして目に余るとされたのかも知れません。

開幕戦からとんでもないことになりましたが、ともかくハーフタイムまではしのいでそこで形を変えることになります。柳澤が右SBに、黒川が左SBに入って4バックとなり、4−4−1に変わりました。

まずは後半からはまずはパトリックの代わりにレアンドロペレイラの1トップかな、と思っていたらいきなり山見が入ってきました。そしてボールを持つと仕掛けてワクワクさせてくれます。さらにレアンドロペレイラも投入され、攻勢を仕掛けますが得点は出来ず。

そうこうするうちに鹿島にパスで一気に中央突破されて上田に今日2点目を決められて1−3。

その後、ガンバは三浦・奥野、最後に福田も入れて攻めるも得点は奪えずそのままタイムアップ。無念の敗戦となりました。

パトリックの退場が無ければもっとマシな展開にはなったでしょうけれど、そもそも退場した時点でも1−2で負けていました。とはいえ、後半のサッカーにはそれなりに可能性を感じました。山見・奥野・福田については次はスタメンで見たいです。というか、試合終了時のメンバーでも良いんじゃないでしょうか? 全体のバランスはスタメンよりも良かったと思います。

この3バックは昌子の負担が大きすぎるし、中盤のパス回しではチュセジョンが狙われてしまいます。次の試合は水曜日のルヴァンカップ大阪ダービーですが、今度は奇策は止めてほしいなあ。

プレーそのもので言えば、3失点したもののキーパーの石川のプレーは及第点でしょう。いくつ枠内シュートを弾き出したか。3失点でもキーパーが褒められると言うことは、それだけ全体の守備が悪かったわけですが。

試合後、恒例の選手の場内一周ではどこのスタンドでも拍手が起きました。ゴール裏の迎え方は勝ち試合のようでした。それが今日の試合に関するファンの感情を象徴しています。

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この試合の敗者はジャッジでしょう。

富士フイルムスーパーカップでの誤審から始まった今シーズンは誤審の嵐になるのかも……。

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