2024年2月24日J1リーグ開幕戦FC町田ゼルビア対ガンバ大阪DAZN観戦の感想

昇格チームとの対戦ということでJ1の洗礼を浴びせたいところですが、対戦相手の町田のサッカーがガンバに対して効果を発揮しそうで怖いです。

その町田はGKが日本に戻ってきた谷晃生が入り、奇しくも古巣との一戦となりました。

ガンバはGKにレンタル復帰の一森、DFに新加入の中谷、MFにも新加入の山田・岸本・鈴木が入り、1トップにもレンタル復帰の坂本がいて、スタメンの半分が昨年いなかった選手です。

控えにも新加入の松田がいますが、注目は控えGKのステイマンJ草太郎でしょう。東口かユース昇格の張が入るかと思っていたのですが、予想外すぎます。

開始30秒しないうちにエリア内で仙頭にシュートを打たれますがダワンに当たってCKに。

その後もずっと町田ペース。ガンバは攻撃でリズムを作れず、町田のロングボール&速攻に苦しめられます。

そして13分にはダワンが倒れている中でカウンターを食らい、クロスを中谷が右手に当ててしまってVARの末にPK。

不運もありますが、最初から町田サッカーに適応する守備をしていないのだからいずれどこかでやられていたはずです。

これを鈴木に決められて早々に失点を許します。一森は触れたのですが勢いが強かった。

町田の選手交代が23分に早くもありましたが、失点後はガンバがそれなりにボールを持っている時間があり、逆に町田は落ち着いて受けている感じ。

33分には中央突破でスルーパスに反応した坂本のシュートは谷がブロック。綺麗なパスワークでした。

しかしまた35分あたりから町田ペースに。40分には波状攻撃食らうもなんとかクリア。ゴール前に人数がいればそうそうやられることはない。

ATにもオセフンのヘッドは一森キャッチ。やっぱ攻められる時間が長いしシュートもバンバン打たれる一方で、逆にガンバはなかなかシュートまで持っていけない。

なんとか前半は最小得点差でしのいでハーフタイムに入りました。ポヤトス監督の守備より攻撃を重視する姿勢は昨年同様で、それは予想していましたが、攻撃で上手く行った場面が少なすぎる以上、及第点にはほど遠い45分でした。

1点を追うガンバは交代無しで後半に入ります。

後半も町田の攻撃が続き、51分には鈴木の強烈ミドルを一森が弾きます。

54分、中央で抜け出したファンアラーノからのスルーパスを受けた岸本がシュートするも枠の外。これは決めないと。

そしてネタ・ラヴィ、宇佐美、松田が入って、ダワン、坂本、岸本が下がりました。宇佐美の1トップと言うよりもゼロトップ気味になるんでしょうか。

60分、ファウルをした仙頭が2枚目の警告で退場に。ガンバは数的有利になりましたが、去年は数的有利になると負けてたんですよねえ・・・。

ここからガンバが相手陣内に押し込む時間帯が増えますが、昨年後半の悪い流れと同じように、ボールは持ててもシュートが出来ない決まらない。

そして71分、ようやくFWが本職の唐山を投入。代わるのは半田で、3バックに移行。

さらに攻勢を強めるも同点ゴールが生まれない。

焦りが出てき始めたところ、84分に直接フリーキックをキャプテン宇佐美がヤットばりに決めてついに同点。

そして町田キックオフのタイミングで倉田もピッチに。これで5人交代です。

94分、CKからの流れで連続シュートも町田守備陣の必死のディフェンスに阻まれゴールならず。

右の松田、左の黒川から大量のクロスを供給していますがシュートまで持っていけないのは、単純にFW不足だと思うのですよね。

結局、AT6分強を過ぎて試合終了。ガンバの初戦は1-1の引き分けとなりました。

後半のラスト20分を考えると、ガンバが勝てた試合、勝ってもおかしくない試合ではありました。ただ、前半の内容を考えれば引き分けは妥当な結果でもあります。

むしろ町田が意外とガンバの弱点を狙うサッカーをさほど徹底してこなかった印象があります。J2でやってたサッカーをそのまましても残留出来ないと踏んでいるのかも知れませんが。

今日のガンバは良い点と悪い点がたくさんあり、十分な収穫があったと思います。宇佐美のフリーキックだけでご飯3杯食べれるくらいですが、今シーズンは直接フリーキックが決まるシーンは多いんじゃないでしょうか。それがヤットコーチの賜物だったら、それはそれで以前のコーチ陣がなんというかあれなのですがそこは黙っておきましょう。ヤットも宇佐美も凄いのです。

来週土曜はホームでの新潟戦です。今度こそ勝ちますように。

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