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2024年6月16日J1リーグ第18節ガンバ大阪対柏レイソル試合観戦の感想

下のカテゴリーのチームとのカップ戦初戦という鬼門を水曜日に見事切り抜けたガンバ大阪は、代表ウィークもあったために久し振りのリーグ戦です。

柏レイソル相手に戦うガンバのスタメンは、山田がトップ下、U23アメリカ遠征帰りの半田が右サイドバックに入り、その他はいつも通りのメンバーです。これが現時点でのベストメンバーでしょうね。ちなみに山田康太は古巣との対戦です。

対する柏は半田と同じくU23アメリカ遠征帰りの細谷はベンチスタートとなりました。いつの間にか元ガンバの野田が柏にいるんですね。

試合は前半、数分毎にお互いの優勢が切り替わる展開でしたが、15分に鈴木徳真も完璧なサイドチェンジをウェルトンが収めてパスを出し、受けた宇佐美がエリア内に侵入して華麗なステップで相手を交わして右足でシュートを決めてガンバが先制!

さすが宇佐美、さすがエース、さすがキャプテンと言わざるを得ないゴールでした。

その後も内容自体はガンバも柏も五分五分な感じでしたが、26分に右サイドから入れたフリーキックの跳ね返りを鈴木がダイレクトでシュート、前にいたウェルトンが触ると抜け出した山田にピタリと合い、シュートが決まって2-0!

こぼれ球への予測が凄すぎるプレーですが、ああいうプレーは常に何かあるかもと意識しているからこそですよね。

早い時間で2点差となったのはちょっと予想外でしたが、これでガンバペース、ということにはならず、やはり柏に押し込まれ気味になります。

ポストに当たったり、一森のファインセーブでしのいだシーンもあったので、決して楽な展開ではなく、2-0のまま45分を終えて少しホッとしました。

後半、さらに柏にゲームを支配される時間が長く、今のガンバはカウンターも下手なので決めきることが出来ません。カウンターでの得点の割合が多いのにカウンターが下手というのはなかなかに絶望的ですが、それでも得点出来ているのは守備が出来ているからでしょう。

ウェルトンに代えて倉田、山田と山下に代えて坂本と岸本、という交代は妥当で、むしろ遅いくらいでした。天皇杯にも出ていた山田が明らかに運動量が落ちていたのですが、前線での守備の指令を出しているのは彼なので、なかなか代えづらいのは分かります。

しかしその山田を代えた直後に失点してしまったのは、山田が抜けて守備を整える前にやられてしまった感があります。

その後、宇佐美と黒川をジェバリと中野に代えて逃げ切りを図ります。

しかしジェバリは前線で追わんな・・・。ぶっちゃけ、江川を最前線に入れた方が良かったんじゃないかと言いたくもなります。終了間際のコーナー付近でのキープで時間使ったところはありがたかったですが。

結局ドキドキハラハラしながら、9分のアディショナルタイムをしのいで試合終了。これでリーグ戦4連勝です。大阪ダービー以来負けなしですね。

個人的マン・オブ・ザ・マッチは山田康太。宇佐美と迷いましたが、今日の山田は恩返しゴールもさることながら、前線での守備で周りの選手を使う存在感は圧巻です。

この後のガンバは、現時点での3位神戸、2位鹿島、1位町田との3連戦となり、天王山と言わざるを得ません。その3チームも2つか3つの6ポイントマッチがあるので、今季の優勝争いが次からの3節にかかっていると言っても過言ではないでしょうし、3連勝で抜け出したら一気に行ける可能性もあるんじゃないでしょうか。

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