読んだ本(2023年5月)
NHKスペシャル ルポ 車上生活 駐車場の片隅で / NHKスペシャル取材班
コロナ禍中に車中泊をせざるを得ないときがあって少しの間道の駅でお世話になったことがあるが、その時に同じように泊まり目的できている風な人が何台かいた。その辺の経験から興味を持った本。映像の世界の人たちの文章なので、明解に書かれているが文章を書く世界の人と比べると筆力は少したりないのが惜しい。
どんがら / 清武英利
トヨタで86やスープラのチーフエンジニアをやっていた多田さんの話。清武さんの本2冊目。「しんがり」同様人間関係やプロジェクトの動きを綿密に取材し読ませる内容はさすがだが、最後はふわっと終わってしまう。多田さん本人がコロナ禍でスッと身を引いたようでしょうがないのではあるが最後がしぼんだ感じで印象が薄くなる。
なぜ星付きシェフの僕がサイゼリヤでバイトするのか? / 村山太一
正直サイゼリヤはあまり関係がない。仕事に対する意識の持ち方とか、経営者としてのやりようなどがメイン。タイトルのサイゼリヤはいわゆる「つかみ」。
室町は今日もハードボイルド / 清水克行
室町時代の習慣・風俗を面白く解説する本。面白いといっても興味深い方であって楽しい方ではない。
できることならスティードで / 加藤シゲアキ
市立図書館のリクエスト三冊目。いずれ著者の小説も読もうと思っているが、いきなり長編を読んで残念だったらいやなので短めで読みやすそうかつアマゾンでも評価の良い本作にした。読みやすいし、エッセイとしても3つくらい印象に残る内容があった。小説も読んでみようと判断できた作品。