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読んだ本(2023年10月後半)

10月16日以降の記録


起業の天才! / 大西康之

市立図書館にリクエストを出したら「ちょっと古い本なので」ということで自分の市の図書館で購入にはならず、隣の市の市立図書館から融通されてきた。初めて他市の図書館のものを融通してもらったのだが、返却期限厳守で延長できないため焦って読む。
本書はリクルートを創業した江副氏の実話。一定以上の年齢の人であれば、江副浩正といえばリクルート事件と自動的に結びつく感じだと思うが、江副氏がリクルートを創業し、成長させていった過程、暴走し始めてリクルート事件、最後亡くなるまでについて描かれている。後半は昔よく解らずにニュースで見ていた事件の構造が描かれて、リクルート事件とはなんだったのかあらためて理解できる内容である。
以前"流山がすごい"を読んだ時にも感じたことであるが、大西氏の本はなんだかあわない。内容が悪いわけではない、むしろ良いのであるが文体なのか何なのか読んでいてわくわくしない。
興味ある内容の本だけを読む著者ということで自分の中で設定された。

藤井聡太ライバル列伝 / 大川慎太郎

タイトルを見て推測できると思うが、主な内容はライバルたち(上位棋士・上位女流棋士・実力派若手棋士)であって藤井聡太竜王名人ではない。内容は過去にNumberに連載されたいた記事に一部加筆したもの。将棋に興味をもって、藤井以外の棋士についても勉強してみたい人向け。
藤井の名前は撒き餌に近い。

チーム・バチスタの栄光 / 海堂尊

非常に小気味良く進む文章。キャラがたっている登場人物。ああ、これなら確かに売れるねという本。ちなみに映像作品は見てなかった。
バチスタシリーズを読み始めてシリーズものが3つ並行している(沈まぬ太陽、村上海賊の娘、チームバチスタ)。複数並行読みも慣れてきたので、並行しているからといって支障はないのではあるが全て宙ぶらりんにしているのも嫌なのでまずは沈まぬ太陽を終わらせよう。

世界でいちばん透きとおった物語 / 杉井光

アマゾンや本関係のランキングで盛り上がっていた時期に読んでみようと思って久々に地元書店で新品を買ったが、しばらく積読になっていた。書店まで出向いて買った意味なし。
内容的には(主人公の父親が書いた)作中作品の評価と同様、「普通に面白い」内容ではあるが、仕掛けについては気づいた時になるほどね、とちょっと感心した。


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