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未来型読書法「ABD」で人事担当者によりよい学び合いの時間を。

こんにちは。
コミュニティマネージャーのタテノ(@shota_tateno)です。

2022年4月より、試みを新たに「オンラインABDイベント」を定例で開催することになりました!
※ABDとは、「アクティブ・ブック・ダイアローグ®」のこと。短時間で読みたい本を読むことができる新しい読書法です。(後ほど詳しく説明します)

試みを新たにと言われても、そもそもHRラボほくりくってどんな活動をしているのか分からない。
そんな方々が大多数かと思います。

今回は!
新企画の「オンラインABDイベント」に触れつつも、HRラボほくりくの活動の外観が掴めるようにご紹介します!

HRラボほくりく立ち上げ経緯についてはこちらをチェックしてください👇

HRラボほくりくの3つのイベント

まず、HRラボほくりくの主要なイベントとして3つのイベントがあります。

①オープンイベント

各分野の専門家の方を講師としてお招きして開催するセミナーイベント。ラボメン以外の外部参加もOK。月1開催。
※ラボメンは、HRラボほくりくに参加しているメンバーのこと。

過去に開催したイベント例としては、

  • 「管理人事からの脱却」
    戦略人事とはどういったものか。戦略人事に繋がる施策のつくり方、浸透のさせ方などの実践部分についてお話いただきました。

  • 「オンラインインターンシップ設計講座」
    オンラインインターンシップにおいて、北陸で先進的な取り組みをされている企業さま3社にご協力いただき、それぞれの取り組みについてご紹介いただきました。

②ほにゃららカイギ

ラボメンが今現在課題を持っていたり、関心のあるテーマについて、互いに意見交換を行うイベント。ラボメン限定。月1開催。

過去に扱ったテーマの例としては、

  • テーマ「メンタルヘルスケア」
    「入社3年目以内にメンタルを病んで辞めてしまう人」を想定して、その原因と予防するための方法について話し合いました。

  • テーマ「メンター制度」
    「新人社員が先輩社員に相談できる関係をつくりたい」というラボメンのお悩みをベースに、そのお悩みを深掘り、各社が実際に取り組んでいる事例について情報交換しました。

「メンター制度」の詳しい内容についてはこちらのnoteからどうぞ。

③総会

ラボメンが一堂に会して、これまでの3ヶ月の振り返りを行い、ネクストアクションを見定めるイベント。ラボメン限定。3ヶ月に一度開催。

「人事担当者」として振り返ってもらうときもあれば、
「HRラボほくりくの一員」として振り返ってもらうときも。

異なるテーマを設定して、3ヶ月間の振り返りを行います。


オンラインABDイベントをはじめる背景

この中のオープンイベントの代わりとして、「オンラインABDイベント」をはじめます。

HRラボほくりくの主要3イベント

オープンイベントのあり方について考えるきっかけとしては複数の要因があ
るのですが、その一つに「オープンイベントの構造が質の高い学びの妨げになっている」という懸念がありました。

オープンイベントには、講師をお招きして「刺激となる質の高い学びを得る」という目的に加えて、「外部へHRラボほくりくをPRする」というもう一つの目的もあります。

そういった側面があったが故に、はじめて参加した人たちにとってもわかりやすいような導入的な内容となる傾向がありました。

これは「外部へHRラボほくりくをPRする」ことで、「刺激となる質の高い学びを得る」という目的の達成を妨げる構造になっているのではないかと。
これでは本末転倒です。

HRラボほくりくは「質の高い学び合い」ができる関係を目指しています。

その代案として挙げられたのが「ABDイベント」です。


ABD(アクティブ・ブック・ダイアローグ®)とは

アクティブ・ブック・ダイアローグ®は、読書が苦手な人も、本が大好きな人も、短時間で読みたい本を読むことができる全く新しい読書手法です。
1冊の本を分担して読んでまとめる、発表・共有化する、気づきを深める対話をするというプロセスを通して、著者の伝えようとすることを深く理解でき、能動的な気づきや学びが得られます。
またグループでの読書と対話によって、一人一人の能動的な読書体験を掛け合わせることで学びはさらに深まり、新たな関係性が育まれてくる可能性も広がります。

未来型読書法 アクティブ・ブック・ダイアローグ®(ABD)公式サイト

「これしかない」
と思いましたね。

人事担当者同士による「質の高い学び合い」を目指すHRラボほくりくにとって、ABDはこれ以上なくフィットしたイベントなのではないかと!

そして、HRラボほくりくの運営メンバーには、ABDのファシリテーション経験者が複数在籍してました!なぜもっと早く思いつかなかったのか!

また、ABDイベント形式を採用することで、オープンイベントを実施する上で抱えていた問題についても解消できます。

比較したメリット・デメリット

従来のオープンイベントからABDイベントに代替することで、
事前に本を読み込んでもらって、要約を作成してもらうという準備が必要になってしまうものの、

・よりラボメンが参加しやすい日程で開催
・それぞれが関心の高い内容を取り扱うこと可能
・質の高い学びの時間

これらを実現できると考えています。

そして、2022年3月に開催された「総会」において、オープンイベントをABDイベントに代替する提案をラボメンのみなさんにさせていただきました。

結果、ラボメン全員からの賛同をいただきました。
4−6月の間はお試し期間として、月に一度ABDイベントを開催しようということが決まりました。


オンラインABDイベントの進め方

オンラインABDのステップ

オンラインABDイベントを開催するにあたって、上記の図のようなステップで準備を進めました。

イベント当日まで

まず第一に、ABDで扱いたい図書選びが必要です。

2022年3月に開催された「総会」の中で、またコミュニケーションツールとして使用しているSlack上にて、扱いたい図書候補を挙げてもらいました。

扱いたい図書としては大きく3種類ありました。
少しだけ紹介させてもらうと、

  1. 人事系
    『採用基準 地頭より論理的思考力より大切なもの』
    『なぜ人と組織は変われないのか』

  2. トレンド系
    『SDGsがひらくビジネス新時代』
    『LISTEN』

  3. 名著系
    『君主論』
    『7つの習慣』

図書候補の中からさらに絞り込み、最終的にはSlack上のアンケートで第1回のABDで扱う図書を決めました。

アンケート結果はこちら。

課題図書を決めるSlackアンケート

第1回のABD課題図書は、『クリエイティブ人事』

人事コミュニティとして、相応しい一冊目なのではないでしょうか!

そして、開催日と参加者が決定してからは、それぞれが要約する担当ページを割り当てます。

参加者の多くは「初めてABDに参加する」という人が大半でしたので、ゆとりある読書&要約作成の期間を確保したいということで、第1回ABD開催の2週間前には担当ページを伝えました。

要約の担当パート割り当て

要約には、Googleスライドを使用します。

要約を作成する際のルールは以下です。
・一人1スライドでまとめる
・1スライドを4分割する
・文章でも絵でもデータでも何でもOK

参加者には、イベント開催までに要約を作成してもらいます。

イベント当日

要約の一例

イベント当日は作成してきた要約を見せながら、1人3分の制限時間でリレープレゼンを行います。

プレゼンが終わった後は、他の人のプレゼンの中で疑問に思ったことや、抱いた感想を全体で話し合います。

「要約を載せたGoogleスライド」「イベントのアーカイブ動画」は後からチェックできるようにシェアしています。
これらは参加できなかったラボメンも後から見ることができます。


第1回を終えたラボメンの感想

第1回ABD『クリエイティブ人事』は4月22日に開催しました。
参加したラボメンの感想を最後にシェアします。

第1回ABD『クリエイティブ人事』の様子

セミナーよりも自分ゴトとしてイベントに参加できるし、イベントの中でアウトプットする時間も十分にあるのでABD良い。

普段本を読むきっかけが少ないので、こういった機会があるのは助かる。

1時間で1冊扱えるので満足感あり。もう一度個人的に読み込みたい


ABD!非常に好評でした!よかったー!

イベント終了後には今後の開催について意見を聞いていたのですが、「扱う図書の内容とページ数」や「開催時間」については今後も調整して行く必要がありそうです。

実際にオンラインABDを開催してみて感じた、大事にするべきポイント&難しいポイントがありました。
こちらについてはまた別のnoteで書こうと思います。


さいごに

今回はオンラインABDイベントのことを中心に、HRラボほくりくの雰囲気をお伝えできればとnoteを書きました。

HRラボほくりくは「人事コミュニティ」ですので、それぞれの活動について運営が一方的に提供するのではなくて、ラボメンと一緒に質の高い学び合い」ができるイベントをつくっていきます。

今後はラボメン以外のみなさんにもオンラインABDにご参加いただけるようにしていきたいと考えています。

・HRラボほくりくに興味がある方
・人事担当者同士の交流に興味がある方
・オンラインABDを体験してみたい方

ぜひ一度参加してみませんか?

イベント開催情報については、Twitterでも発信しています。
参加希望の方、ご興味のある方はお気軽にDMください。


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