漫画家さん・小説家さんに年賀状を書こう!世界一簡単なファンレターのススメ
漫画家さん・小説家さん相手に年賀状を書こうかどうか迷っている方、きっといると思います。迷ってないで書いてみたらどうかな? という提案のために noteします。
この記事を読んだら、きっと書きたくなる & 書けるようになる。な note を頑張って書きますので、ぜひ推し漫画家さん・小説家さんに年賀状を出してみて下さいね。タレントさん、声優さん、役者さん宛てでもいいよ。
◆こんな人にオススメ
・ファンレターは、ハードルが高くて書けない
・自分の下手な感想で、気分を害してしまったらどうしよう
年賀状はファンレター(便箋)よりもスペースが少ないので、書くことが少なくて済みます。漫画家さん・作家さんにファンレターを送りたくても送れなかった人にこそ、年賀状で送ることをオススメします。
下手な感想で気分を害されたらどうしよう、も同じことで、スペースが少ないから余計なことを言っちゃう可能性もグッと減ります。
◆よくある疑問をズバッと解決!
そんな単純なことを書くのか?と思うかもしれませんが、人って案外単純なことにひっかかって、やりたいことができなくなるものです。なので、思いつくことを全部書きます。自分に必要なさそうなものはサッと読み飛ばしてください。
ここに載ってないことでも「これがわからない」って疑問があったら、コメントをください。回答できそうなものは、できるだけ回答いたします。
・年賀はがき、どこに売っているのかわからない
郵便局に売っています。販売期間は11月頭からなので今は確実に売ってます。定価は一枚、62円です。郵便局にいけない小さなお子さんは、お父さん・お母さんに分けてもらうのもいいと思います。郵便局だけじゃなく、コンビニにも、スーパーにも、ドラッグストアにも、ホームセンターにも、本屋にも、たいていは入ってすぐの季節のコーナーに売ってます。ただし、郵便局以外で売っているものには絵柄付きがほとんどで、無地のものよりも割高です。(ですが、年賀状初心者の人には、絵柄付き年賀はがきがおすすめだよ。あとで詳しく書くね。
年賀はがき代を1円でも節約したい人は金券ショップに61円くらいで売ってます。ちゃんと2021年の年賀状が売ってます。売ってない種類の年賀はがきもありますが。(これは一部で社会問題にもなってるものだから、できるだけ郵便局で買ってあげて下さい。詳しくはこのnoteでは省きます)
郵便局で買うと、来年のカレンダーだったり、ポケットティッシュだったり、アルコールティッシュだったり、粗品をもらえるので、郵便局のほうがいいかもしれません。あくまでもサービス品なので「このnoteに書いてあったから私にもよこせ」と郵便局員さんを脅すのは止めましょう。
・どの年賀はがきを買ったらいいか、わからない
郵便局にいくと驚くと思いますが、年賀はがき、いくつか種類があるんです。手書き用・インクジェット用・インクジェット写真用があります。
漫画家さん・小説家さんに家族写真を送っても困らせてしまうと思うので、手書き用かインクジェット用にしましょう。無地か、絵柄付きを選んで買いましょう。
ちなみに、
無地(絵柄なし)は「書きたいこと・伝えたいことがある。書ける自信がある人向け」。絵柄ありは「書ける自信がない。たくさんは書けない人向け」です。
他には、ディズニーの切手の絵柄があるけど、もう売り切れてるところが多いかな。あとは、ディズニー嫌いな人も万が一いるかもしれないし。なんか、中学の頃のクラスメイトにミッキーの顔が怖いっていう男子がいました。人の好き嫌いは案外わからないものだな、って思い出です。
手書き用・インクジェット用と、言われているけれど。
実は、どっちのハガキも手書きできるし、印刷できます。インクジェット用に向いてるよ、くらいに思ってください。
手書きする場合は、ペンの種類によって、向き・不向きがあります。
色えんぴつ、筆ぺんは、インクジェット用は向きません。はじいちゃったり、色ノリが悪かったりするよ。色えんぴつ、筆ぺんを使いたいときは、手書き用はがきを選びましょう。
コピック、油性ペンなどは、インクジェット用がいいと思います。手書き用だと裏まで染みて、宛名がわからなくなって最悪届かなくなるので、止めましょう。インクジェット用だと透けにくいらしいので、インクジェット用がいいと思います。
イラストは別の紙に描いてそれを年賀状に貼り付ける、という手も使えます。ただし、はがきの重さは「6gまで」と決まりがあるので、めちゃんこ重い紙を貼るのは止めたほうがいいです。絵の部分だけを貼るなら、6gはなかなかいかないので心配ないと思います。どうしても心配なら郵便局で重さを測ってもらえるから……、まぁ窓口の人に絵を見られて恥ずかしいのだけはしょうがないけど(汗
年賀はがきに何かを貼るときは、郵便局の仕分けの機械が壊れないように、しっかり貼り付けてあげてくださいね。セロテープやマスキングテープで貼るのはよくないって話です。ノリの場合もよく乾かしてからポストに入れようね。
その他、インクジェット用には書けるけど、ペン先が痛んだりして最悪ペンが使えなくなったりするから、気をつけよう。去年インクジェット用にゲルインク式ボールペンで書きまくってたら軸が痛んでしまったことがあるので、連続で使い続けるのもよくないかなと思います。ときどきペンを休ませよう。
・他のマンガ作品の絵柄のハガキは止めよう!
これ、うっかりしちゃう人が多そうなので書きます。
鬼滅の刃、売れてるね。はがきもめっちゃ売れてるらしいよ。けどね、漫画家さんは、鬼滅の刃の作家さん(吾峠呼世晴さん)以外は、鬼滅の刃がライバルみたいなもの。なるべく止めたほうがいいと思います。
マンガ作品やアニメ作品のイラストの描かれた年賀ハガキも色々売ってるけど、Twitterで四六時中その作品ついて喋ってる漫画家さんは喜ぶかもしれないけど(刀剣乱舞とかはたまにいる)、それ以外の作家さんには止めたほうが無難だと思います。
わたしはスクウェア・エニックスの漫画家さんが好きなのだけど、ポケモンのレターセットを使うのは、よしてるよ。そこまで過敏になるほどじゃないと思うけど、なんとなく気になるから。ドラえもん大好きっぽい人にはドラえもんの便せん使ったりはするけどね。
・年賀はがきが、どこにも売ってない
めったにないと思うけど、書くね。
年賀はがきというのは、ポストや郵便局に投函しても、1月1日まで届けるのを待ってくれるはがきのことです。通常のはがきでも、切手の下の部分に赤色の文字で「年賀」って書きましょう。そうしたら、1月1日以降に届けてくれます。
「めっちゃかっけーポストカードを年賀状に使いたいんだよ!」とかいうときは、この方法が使うといいです。家に普通はがきがめちゃくちゃ余ってるんだよなぁ、ってときでもいいと思います。でも、去年の年賀はがきや、期限が切れてるクジ付きのはがき(夏のかもめーる等)は、失礼な感じがするからできるだけ止めてほしいです。お正月に縁起が悪いっぽく思われても嫌だし。嫌われるために年賀状を出すんじゃないんだから、そこは注意しましょう。
……実は、木の板とかボール紙でも出せるんだ。けど、かなーり上級者向けだから、この note を読んでる人は出さないでほしいです。何回も言うけど、推しの相手に喜んでもらいたいから年賀状を書くんだよ。
・なにを書いたらいいか、わからない
さて年賀はがきを買ってきて、いよいよ書こうとします。しかし問題があります。「なにを書いたらいいかわからない……」そんなときは、絵柄が印刷されている年賀はがきを買いましょう。書くスペースが少なくて、あまり書かなくても済みます。
ズルイと思うかもしれないけど、送ることが大切なので、送れないより10億倍マシなことなんだ、って胸を張っていいです。
そして注意が一つ、
絵付きはいいけど、文章が書いてあるのは、やめたほうがいいかな。
「旧年中はお世話になりました。本年もよろしくお願いします」
お前誰やねん、って話です。(※わたしは関西在住です)
字から年齢がにじみ出るような小さなお子様はいいかもしれないけど、なるべくなら避けたい文言。
・注意したいことがある、けど
「新年あけましておめでとうございます」は、二重言葉みたいです。『腹痛が痛い』みたいなものです。ほかにも「元旦」は1月1日に絶対に届くものにしかダメだったり、「賀正」「迎春」は目上の人にはダメ、などのルールがあります。あとは、ボールペンは失礼だ、修正液は失礼だ、などなど。
そういった、マナー警察案件が年賀状にもいくつかありますが、無視していいです。漫画家さん・小説家さん、そこまで気難しくないと思うし、もちろん気にできるなら気にしたほうがいいかもしれないけど、右も左もやっとわかったくらいな年齢の子から届いたりもあるでしょう。よっぽどのことじゃないかぎり、マナー警察は無視していいです。でも、気になるなぁ失礼したくないなぁってときは、ちゃんと意味を調べたりしたらいいと思います。悩んだときは、「謹賀新年」か「新春のお慶びを申し上げます」がいいんじゃないかな。「慶」って字を書き間違えないようにね(わたしはよく間違える
・書きミスしちゃった!
ちょっとしたミスなら、修正液を使っていいと思います。今はエコな時代だから、いいんじゃないかなー、って気分で使ってます。だったら年賀状は廃止しろって言う人もいるんでしょうな。一昨日おいで。
一応、お名前のところだけは間違えて修正液はさすがに失礼では、と私はなってしまいます。もしも書き間違えてしまったら、そんなときは郵便局にいけば、書き損じたはがきを手数料5円を払ってあたらしいものにとりかえることができます。ので郵便局で交換するか、もしお金に余裕があるなら年賀はがきのお年玉くじの当選発表を待ってから、通常のはがきに交換したり、切手に交換できるから(その場合も手数料5円がかかるのは同じです)、それを待ってからでもいいかも。窓口でも、そうしたらどうですか?って言われると思います。体験談です。
・例文の提案
なるべくなら自分の言葉で書いたほうがいいんですが、出せないよりマシ精神で、いくつか例文を提案させていただきます。ご自分の言葉に書き換えて下さいね。
「昨年は『〇〇〇〇〇(作品名)』の発売、おめでとうございます。買いました。□□□□と△△△△が、めちゃくちゃ面白かったです」
「〇〇〇〇〇〇先生の書いた、□□□(キャラクター名など)が、大好きです」
「次のコミックスの発売、楽しみです。待ってます」
「今年も素敵な作品を書いて(or描いて)ください」
「アニメの放送、楽しみにしてます」
「アニメ化してほしいです。してくれるって信じてます」
「去年、グッズめっちゃ買いました。幸せでした。またグッズ出してください」
「新作の発表、待ってます」
「これからもずっと応援してます」
「〇〇先生にとって、素晴らしい一年となりますように」
「良い一年となりますように」
「今後ますますのご活躍をお祈り申し上げます」
※警察が現れそうなので追記しておきます。↑の、例文に載せた『去年』という言葉は忌み言葉で、年賀状マナー警察案件です。また『、』『。』句読点を使うのもよくない(使うな)と言われています。わたしは使っちゃってます。気になる人だけ気にしたらいいのではないかなと思います。句読点ないと読みづらいと思うし。
(余談)「ファンレター書きます」は、むずかしいよ。
これは、「絶対にファンレターを書くぞ」って強い意志がある人だけにしたほうがいいと思います。漫画家さん・小説家さんが「わぁ、わたしにファンレターくれるのかな、わくわく」って期待して、もしも……、いつまでもファンレターが送られてこなかったら……、かなりショックだ……と……思うので、私は100%送れるっぽいときでも書いてないです。
・宛先が、住所がわからない
出版社の宛先を書きましょう。ネットで検索できない出版社はほとんどないと思います。
ときどき作家さんのTwitterに直リプで聞いてる人がいるけど、ちょっと調べりゃわかること聞くのは、お手間を取らせることになるので止めたほうがいいかなぁ。聞かれたら嬉しいって作家さんもいるのかな。よくわからないけど、わたしは基本直リプはしない精神で推し活やってます。
たとえば「集英社 住所」で検索したら一発です。「講談社 住所」とか、出版社の名前を入れましょう。google検索は義務教育なんで、みんなガンバレ。
また鬼滅の刃を例にしますね。
〒101-8050 東京都千代田区一ツ橋二丁目5 - 10
株式会社 集英社
少年ジャンプ編集部 気付
吾峠呼世晴 先生
で、届きます。
マンガの最後のほうに、奥付っていうのがあるので、そこに住所が載っていたりもするけど、少し古いマンガだと社屋が引っ越したりしているところもあるしネットが正確かな。確実のために、どっちも調べてみて下さい。
今年の例だと、TOブックスは引っ越ししてるよ。
「気付」っていうのは「そこに住んでないけど、そこで仕事してる〇〇さんに届けてね」的な役割の言葉です。ぶっちゃけあってもなくても届きます。
・いろんな出版社から出されている作家さんには、どうしたらいいの?
基本的には、その漫画についての感想を年賀はがきに書きたい、で、送る先の出版社を選びます。
たとえば、荒川弘先生に年賀状を書くときは、
「鋼の錬金術師」について → スクウェア・エニックス の宛先
「銀の匙」について → 小学館 の宛先
「アルスラーン戦記」について → 講談社 の宛先
「百姓貴族」について → 新書館 の宛先
に書きます。
スクウェア・エニックスに送るからって、『銀の匙』や『アルスラーン戦記』についてをまったく書いちゃダメかというと、そうでもないと思います。スクエニ宛てのハガキに一面びっしり、銀の匙の話だとめっちゃ失礼だけど、一行くらいの小さな字だったらいいかな、と思いますよ。「銀の匙も読んでます」とかね。
すんげー大好きだって気持ちを伝えたいなら全部の出版社に同じ牛(干支のウシことだよ!荒川弘先生のことじゃないよ!)の絵を描いたりして送ったら、「このハガキ見覚えあるな。わっ、どっちの出版社にも送ってくれてるの!私のことめっちゃ好きなんだな!嬉しい!」ってなるかもしれないから、推しアピールのためには、効果いいかもしれないです。あとは、編集部にも「この作家さんは年賀状がくるくらいに人気があるんだな」と思ってもらえるので、アピールにはめちゃくちゃ効果バツグン、らしいです。
小説家さんは、いろんな出版社から出版されてることが多いから、一番最新の作品が出された出版社の住所に送ればいいと思います。
・宛先の「〇〇〇編集部」のところが、わからない
小説だとよく疑問になっちゃうとこだと思います。マンガでも、雑誌まで読んでないとわからなくて、悩むところかもしれない。アプリ連載だとどこから出版されてるのかもわからないのも多いんじゃないかな。AmazonやWikipediaや、とにかくネットを頼るのが手です。google検索は義務教育なんで、ガンバレ。
マンガも、小説も、基本的には奥付(本の最後のページのあたりにある、細かい字がいっぱい書いてあるページ)に書いてあります。が、小説は特に編集部名が書いてなかったりします。でも大抵は「〇〇〇〇〇文庫」って書いてあるので、たとえば「集英社文庫編集部 気付」って書けば届きます。
「少年エース編集部」とか「少年マガジン編集部」とか「ヤングチャンピオン編集部」とか「ガンガンJOKER編集部」とか「別冊マーガレット編集部」とか、調べて適当に書いてください。編集部名は多少間違ってても届きます。
・どうやっても出版社名しか、わからない
最後の手段です。作品名を書きましょう。とにかく出版社の住所・作者の名前、だけは絶対に知ってないとダメですが。
〒101-8050 東京都千代田区一ツ橋二丁目5 - 10
株式会社 集英社
(『鬼滅の刃』を描かれた)
吾峠呼世晴 先生
で、届きます。「吾峠呼世晴先生は集英社内で(世界中でも)超超超超超有名漫画家だ」って話じゃありません。どんな漫画家さん・小説家さんでも同じ方法が使えます。
郵便は一括で出版社に届きます。そこから出版社内の郵便物受付担当の人が、各編集部に各郵便物を分配します。そのときに、どこの部署にまわせばいいのか一番わかりやすいのが「編集部」と書かれた宛先で、もしも編集部も書いてなくてわからないとき、作品名を書いたら、わかるまでの手順が近い、っていう話です。
ファンレターや年賀状って、出版社的にも届いたら嬉しい、と思います。作家さんのやる気を出させるのに一番いい薬みたいなので、出版社に届いたら、ぜひとも作家さんまで届けたいって編集さんがほとんどだと思います。だから、なんとか探し出して届けてくれるんじゃないかな。よっぽど昔の作品やWikipediaにも載ってない作品じゃなければ!
・ファンアートを描いてもいいのか、わからない
描いていいですよ。描けるなら、描いたほうがいいです。増田でちょっと二次創作について話題になってましたが、ファンアートも二次創作ですね。あれは気にしなくていいです。ほとんどの漫画家さん・小説家さんは自分の作品のキャラクターを書いてくれたら嬉しいと思うと思います。
それに、もしも『自分の作品のファンアートを描かれるのは嫌だ。ファンアートの年賀状が届いたらショックだ』って漫画家さん・小説家さんが、もしも万が一いたとしたら、編集部がその作家さんに届けるのは止めてくれると思う。
ファンレターや年賀状、贈り物などは、作家さんが傷つくものが入ってないか(危険物や誹謗中傷の言葉)を編集部が事前にチェックしてOKだったものだけが、漫画家さん小説家さんの手に届くものだと思ってください。だから、安心してファンアートを描きましょう。ファンアートを嫌がられる確率は、隕石にあたるくらいの確率だと思っていいです。
(まぁキャラクターを裸にしたりした公序良俗に反する絵はダメに決まってるんだけど。はがきの場合は郵便法にも引っかかりそうだなぁ)
・ファンアート描きたい。でも、下手な絵しか描けない
気にするな! 何度でもいう! 絵が下手でも気にするな! 年賀はがきにこちらを年齢を書くわけじゃないし、たとえば幼稚園生がくれよんとかで一生懸命描いた絵でも、いいと思うよ。そりゃあ、もらう側はうまい絵のほうが喜んじゃうのは、それはしょうがない、人間の心理だから。でも、誰かと競うために年賀状出すわけじゃないんだから、気にしないでドシドシ描きましょう。
わたしも旦那さんに「中学生が描くみたいな年賀状でかわいいよ」って言われながら毎年そんなのを書いてます。成長したいよ。
・書けた! でも、なんかスペースが余っちゃった
気合を入れて無地を買っちゃった場合の、結構なあるあるだと思います。そんなときは、ダイソーなどで売ってる年賀状用のシールなど貼って、余白埋めしてもいいと思う。できるだけ安くすませたいなら、郵便局に無料で押せる年賀状用スタンプが何種類かあるので、それを押せばいいと思います。いろんな人が使うスタンプだから、コロナやインフルエンザなどの感染対策だけは注意してね。
・1月1日に届いてほしい、は無理だと思ったほうがいいよ
12月25日までに投函すれば1月1日に届けます、と郵便局は言ってくれていますが、漫画家さん・小説家さんに送る場合は、無理だと思ったほうがいいです。なぜなら、出版社も1月3日までは休みだと思います。出勤してる方はいるかもしれないけど、できるだけ休ませてくれてるホワイト会社だと信じよう……。
きっと、たくさん届く年賀はがき。そこから漫画家さんに届くのは、早くて1月8日以降だと思ったほうがいいと思います。ので、期限については、そこまで気にしなくていいと思いますが、1月7日までに届くのを年賀状って言うみたいですね。こまめに作家さんに転送してくれる編集さんだったり、まとめて届ける編集さんだったり、出版社さんによって対応はマチマチなので、いつかは届く、ぐらいに思っていたほうがいいです。でも遅くても1月中には届いている、かな(体感です
・年賀状書けたけど、郵便局に出しにいく暇がない
年賀状を書いたら、郵便局の中に置いてある「年賀状はこちら」って特設の段ボールにいれるのが通常の出し方です。
でも、街中にあるポストに投函しても、「年賀はがき」や「年賀」の印があるなら年賀はがきとして扱ってくれるので、目についたポストに入れても大丈夫です。年賀はがき用のポストがあるっぽいけど、都市部以外では見たことあまりないなぁ。
郵便局に直接出した場合と、ポストに入れた場合は、何が違うかというと、郵便局の場合は「消印が絶対に押されない」ってだけです。出された日付を知られたくない、ってときがあるかもしれない。そのときは頑張って郵便局へ出しに行かれてください。
ポストに入れた場合も100%消印を押されてしまうというわけではありません。ほとんどの場合、郵便局の人が事前に目視でチェックされて、年賀はがきには消印押さないでいてくれるらしいです。でも100%ではないので、消印を絶対に押されたくない人は郵便局へ。
……なのですが、消印が押されないと言っても見た目だけなんです。実は年賀はがきにはブラックライトをあてると出てくるバーコード型の消印が押されるので、そこまで個人情報が気になる人は年賀状を出さないのが無難です。
・想いは伝えたいけど、住所や名前を知られたくない
出版社じゃなく、送る自分側の住所の話です。これは漫画家さん・小説家さんにではなく、郵便配達の人に迷惑になるから、こちらの住所を書かないのは、できるだけ止めたほうがいいと思います。
たとえば、宛先不明の場合、または切手の料金が足りなかった場合(わたしはこれをときどきやらかします)には戻ってくるので、郵便局も私も送りなおしたりなどの対応ができるのですが、住所が書いていないとこちらに戻ってこないで、それでもいい場合だけに書かないを選択してもいいと思うけど、個人的には止めてほしい。
・返事がもらいたい
ファンレターも、年賀はがきも、返事がもらえるとは思わないほうがいいです。「絶対に返事をください」みたいに書いてもいいけど、印象が悪くなることは間違いなしだと思います。
・どうしても返事がほしい場合は
この時期、年賀状を募集されてる作家さんがいます。作家さん自ら、Twitterで「年賀状を出してくれたら返事を出してますよ」って公言されてる方、結構いらっしゃいます。なので、そういう作家さんに送ったらいいと思いますが、返事目的に送るのは、ひととしてどうかと思うので、好きな漫画家さんにもしそうおっしゃってる方がいたら、積極的に送ってみるといいと思います。そういう作家さんは受け取り慣れてる方だから、わたしの下手な文章でも喜んでくれる……はず? わかんないですけどね(笑
青山剛昌先生は全員に返事してる(しかも手書きメッセージつき)みたいで、有名ですよね!わたしはサンデー読むの止めちゃった民なので送ったことはないけど、毎年すごい数の年賀状が来ると思うので、すごいなーって思ってます。
・返事をもらいたくない
ファンレターや年賀状を漫画家さんに出してること、家族に知られたくない場合があると思います。そのときは、ファンレターにしましょう。住所は書くけど、「両親に知られたくないので、住所は漫画家さんに教えないようにしてください」って、書き添えればいいと思います。「返事はいらないです」はいかにもなので書けませんし、そもそも返事をもらえるかどうかもわからないですし。
でも編集部も作家さんも、人間なので万が一ミスもあると思うので、絶対に死んでも返事が来てほしくない!って場合は、ネット経由で気持ちを伝えるのがいいと思います。しょうがないけど、しょうがないです。
・字が下手だ
一瞬で論破してあげよう。塾の講師と家庭教師のバイトしてたけどね、「字が汚いから解答書けない、ぴえん」って解答用紙提出する子、みたことないよ。数百人の生徒さんの書いた字を見てきた。幼稚園生から高校生までの生徒さんだったけど、どの子もきれいに書こうと頑張ってた、読めないとバツになるから。字が下手でも、なるべく丁寧に、一生懸命書けば、それでいいんだよ。
それに『あなたが推してる人は字が汚いくらいで下に見ちゃう人なの?』
一度よく考えてみてほしい。字が汚くても、大丈夫だよ。
・漫画家さん・小説家さんが傷つくことを書いちゃってないか心配だ
書かないように気をつけたいけど、万が一が心配だって言う人のために書きます。わざと傷つけたい人は、地獄かどっか行ってください。
人間ですから、なにか嫌いなものがあって当然です。でも、年賀状もファンレターも一度編集部の目を通るのが普通です。そこで、漫画家さん・小説家さんを傷つける文章がもし書いてあったらはじかれるので、大丈夫だと思ってくれていいです。
・喪中は気にしなくていいの?
気にしなくていいです。そもそも漫画家さん・小説家さんのご家族に不幸があったことを、読者は知らなくて当然です。(Twitterやブログで、おおやけに話されてる人だったら、年賀状ではなく『寒中見舞い』を送りましょう)もしも、大切な家族を亡くされて憔悴しきってボロボロになってるときなら、編集部が差し止めてくれるので、100%大丈夫だと思っていいです。
・もしも返事が届いたら
SNSに投稿するのだけは止めたほうがいいと思います。
「なるほど。この作家は返事くれるのか」と思ってしまって「あまり好きじゃないけど、返事ほしいから書くか」とかいうサイテーでヨコシマな気持ちの人が自分のせいで現れたら、わたしはイヤだなぁ。
作家さん自身が、「わたしは返事書いてますよ!」と言ってる人にはいいと思うけど、年賀状限定のイラストだったりするから、他の読者さんにも悪いので、写真で投稿するのはなるべく止めたほうがいいと思うな。
・色々書いたけど
漫画家さん・小説家さんは、年賀状をもらえるの絶対嬉しいと思うから、推してる方がいらっしゃったら、ぜひ書いてあげて下さいね。
そして、年賀状を出せたなら、ファンレターも書けるようになると思うので、ぜひファンレターも書いてみてください。
送らなきゃ、伝わらないよ!
以上です。よい年末をお過ごしください。
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