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もっと早く知りたかった「良いキャリア」を築くために必要な考え方。

これまでキャリアの相談をお受けしてきて、お悩みを抱えた方々とたくさんお話をしてきましたが、私も完璧な人間ではないので、日々キャリア相談の対話の中から学ぶことが多々あります。

そうやって日々自分の中に培ってきたものの中で、「もっと早く知っていたら、こんなに悩まなくて済んだのにな〜」と思うことが多々ありまして、今日はそのことについて書いていきたいと思います。


人生はトレードオフ。
誰しもが、何かを背負わなければいけない。


「何かを得ようと思ったら何かを捨てなければならない。」

これは私がキャリア支援をする上でも、自分自身が生きていく上でも常に念頭に置いていることです。
人生は常にトレードオフで、何かを得たければ何かを手放す必要があります。
これは、転職において、特に意識すべきことだと思います。
もしかするとその必要がないこともあるのかもしれませんが、大抵の場合はトレードオフになると思います。

例えばでいうと、転職によって年収を上げようと思ったら、自分がずっとやりたいと思っていたことを諦めなければいけないかもしれませんし、年収を上げる代わりに、ワークライフバランスを取ることをしばらく諦めなければいけないかもしれません。

最終的に「人生は自分の手によってどのようにでも変えられる」と私は思っていますが、とはいえ、瞬間的にはトレードオフになるケースは多いと思っています。

トレードオフになっていることを念頭に置いておかないと、いつまで経っても隣の芝生は青く見えるでしょうし(本当はその人にも辛いことはたくさんあるはずだけど部外者は目につかないから気付けない)、自分の人生に不足感を感じ続けてしまうかもしれません。

転職のタイミングでは特に、自分が何を得たいと思っているかを明確にし、それによって何を手放すのか、何を失うのかを明確にしなければいけません。


「誰しもが、何かを背負わなければいけない。」というのは、私が「社長」という役割をやることになってから、とても尊敬している人生の先輩に頂いた言葉です。

社長という役割になって、孤独を感じることが増え、それを少しだけ相談したことがありました。
相談したその先輩ももちろん社長で、私より2周り以上年上の方でした。
そのときにその先輩が言ったのが「何を背負うかの違いがあるだけで、みんな何かを背負っているんじゃないかな」ということでした。

私は孤独を背負っているかもしれないけれど、その分自分の役割のパワーによって、今まででは会えない人に会えるようになっていますし、見たこともない場所にいけるようにもなりました。
背負うものが違うだけで、一緒に働くメンバーも何かしら背負って生きているはずです。
先輩の言葉を聞いてから、なんとなく、会う人たちが何を背負っているかが見えるようになった気がします。

背負うものは色々で、家族を背負って家庭を守っている人もいるでしょうし、激務を背負って待遇を得ている人もいるでしょうし、人によって形も種類も違うんだと思います。

人生はトレードオフで、何かを得たければ何かを失う。
そして、人は誰しも何かしらを背負って生きている。

これをもっと人生の早い段階で知っていたら、悩む量は減っただろうなと思います。


やめるのはいつでもできる。
だからこそ、今、頑張る。


私は仕事上、「転職したい」と思っている人と多々会います。色々お話を伺う中でよくお伝えするのが「やめるのはいつでもできるので、今もう少し頑張ってみてもいいかもしれません」ということです。

転職したい理由や事情は人それぞれで、もちろん急いでやめた方が良いケースも一定存在はしているのですが、もしそんなに急を要するわけではない場合には、今一度現職でできることがないかを振り返ってほしいと、個人的には思っています。

別にいつやめてもいいし、いつでも(引き継ぎなど業務的な部分は置いておいて)やめることができる状況なのであれば、誰にどう思われてもいいので、自分が思っていることを伝えてみてもいいと思うんですね。
もちろんそれによって誰かを傷つけて良いわけではないので、言葉は選ぶべきですが、些細なことでもあまり話せていない、聞けていない人も多いなと感じています。

「どうして◯◯は△△なのですか?」
「このように意思決定したのはなぜですか?」
「会社は今後、どのような方向性に進むのですか?」

など、しっかりと社内の人に聞かずに、思い込みで判断している人もある程度多いように思います。

踏み込んで何かを聞こうと思うと、相手に嫌われる可能性も0ではありませんし、反論される可能性もあるので、できれば踏み込まないほうが気持ち的には当然楽です。

しかし、踏み込まずにそのまま退職してしまうと、次転職した会社でも、踏み込めずにもやもやを抱えてしまい、同じようなことになってしまう可能性もあります。

今少し勇気を出すことが、未来の自分を助ける可能性があるので、いつでもやめていいのでやめる前に少しだけ勇気を出して、頑張ってみることをおすすめしています。
(背水の陣戦法と呼んでいます。それによって結果的に転職しない決断をされた方も多々います)


転職市場は需要と供給。


会社に雇用してもらおうと思うのであれば、「転職市場が需要と供給」で構成されていることを知っておくべきかなと思います。

自分が「この仕事をやりたい」と思っていても、企業サイドには採用計画があり、どのような人材を採用するのかが決められているケースが多いです。
採用すべき人材に自分が当てはまっていなければ、採用されることは難しくなります。

自分がやりたい仕事はどのような募集要件になっていて、どのようなスキルが必要であるかということは最低限知っておいた方が良いと思います。
もし足りなければ、スキルを身につけるために経験を積んでいけば良いだけの話です。

求人票の必須要件のところに大抵は書いてありますが、わからない場合には転職エージェントに相談するのも手かと思います。


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