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10年前に失敗した禁煙を改めて振り返る

前回の記事はこちら↓↓

10年前にトライした禁煙を思い出して何故失敗してしまったのかを改めて思い出してみる事にしました。

1.毎日副流煙を浴びていた


取り敢えず毎日仕事の休憩時間は喫煙所に行っており煙草を直接吸う事はなくても副流煙を毎日浴びに行ってました。

あの喫煙所の空気感や雰囲気まで無くす必要はない、自分が吸わなければ良いだけだろ?と。

狭い煙にまみれた密室で微量とは言えニコチンを摂取していたのかもしれません。

今は喫煙所には行きませんが、今でも漂ってくる煙草の匂いが嫌いではないので(寧ろまだ好き)まだ嫌煙家にはなれそうもありません。

なので当時の様に無意味に毎日とか近づかない方が良いんだろうと思います。


2.禁煙パイポ→電子タバコ→ニコチンレス煙草という煙草に近づくステップで吸う動作をいつまでもしていた


これが一番良くなかった行動だったと思います。

一人になると煙草の事ばかり考えてしまい、
始めは禁煙パイポで口に加えたまま部屋で過ごすって事してましたが、その動作で煙を見たくなったり、煙を吐き出したくなったりしてしまい、しまいには当時の電子タバコを買いあさるようになり、どれが一番煙草っぽい感じで煙みたいに出るか、気分を紛らわせるかやってました。

しまいにはニコチンレスの煙草が当時タバコ屋さんに売っており、それを買って火を付けて吸う。。

ニコチンレスは煙草の様に煙が出て見た目は煙草と何ら変わりありませんでしたが、吸った感じが全然違います。

ニコチン特有の喉への圧力感が無く、頭がクァーとならないので、吸った感じがせずスカスカで逆に苛々してしまいニコチンによる欲求ではなく心理的、記憶による欲求で余計に煙草が忘れられない、再び吸いたくなってしまう事になります。

禁煙しているのに煙草での習慣を思い出す様な事を割と常に頻繁にずっとやっていた為、煙草の事を何時まで経っても忘れる事が出来なかったと感じております。
こういった動作は全てが無駄だったと感じます。

ダマしダマしでもない。

気休めどころでもない。


3.苛々したら煙草を吸えば落ち着くとずっと思っていた


苛々したらもそうですが、不安感が無くなる、集中できるとか頭がスッキリするとか全身の力がみなぎってくる等、何でもかんでも煙草吸えば楽になるといった妄想がずっとあったので、それは全て煙草に洗脳、支配されていると当時感じていなかった事ですね。

禁煙自体は身体に良いと思うのだが、煙草はまた別の意味で精神面や肉体面の全てを解決してくれるという誤った妄想の方が当時は一番強かったですね。

ニコチンは、神経系を刺激することで快楽や快感を引き起こす、とされていますのでまさに魔物です。

因みに1本オバケのヤニクラってあると思いますが、これ初めはホントに1日調子悪くなって調子も気分も悪くなりましたが、これを繰り返す3日振りとか1日振りとかやってるとクセになり、別の意味でヤニクラで凄まじい程の快感や気持ち良さを感じてしまい危険です。

この現象を過去に経験していて知っているのでこの恐ろしさが良く分かります。
たまに、禁煙の練習って気持ちでやりましょう1日我慢して失敗しても次は1日から3日・・とか書いてある記事や動画見ますけど、その方法はおススメできません。
間違った快感を生むだけです。
禁煙に練習もクソもない
やんのかやらないのか

4.当時を振り返る


当時は余り深く考えずに煙草の代わりになる似た様なもので模擬的に気を紛らわすつもりでしたが、逆効果でいつまで経っても煙草が頭から離れなくなってしまったのかもしれません、しかもそれを常にやっていましたので。

煙草は煙草でしかないのです。

そして煙草を吸わないのに喫煙所にほぼ毎日行っていたので、無意識に煙草を吸う友人、同僚達を羨ましく思っていたのかもしれないです。

結局一本貰ってダメになりましたし。笑

もしかすると当時口内炎が出来まくっていたのは、こういった無意味な行動が多かった事による、無意識にストレスを感じていたのだろう。
とも思えてきます。


5.今後の注意点


今回はむやみに喫煙所に近づかない、煙草を模倣した様なモノはなるべく使わずに過ごしております。

そのおかげで当時の様に毎日のように吸いたいみたいな気持ちはならなくなりましたが、煙草へ依存していた習慣を急に全て取り除いた事による、絶望感、寂しさ、虚しさ、後悔の念といった負のパワーを強烈に感じてしまい、気分の落込み方が結構酷いです。

2か月余りを過ぎた現在もこの無気力感はやってきます。
前回の禁煙では無かった症状と思いますが、もしかしたらあったかもしれません、当時は今よりも色々忙しく気にしている余裕がなくてそう感じなかったのかも。

なんもやる気が起きないので禁煙による一種の禁断症状なのか分かりませんが、気分的に頭の中が常に靄が掛かったような感覚なのでキツいです。
イメージのしやすさとしては映画版の【サイレントヒル】のダークで絶望的な世界観。笑


『ほら、煙草が全部以前の様にハッピーで楽しく解決してくれるよ』


今でもこういった心の隙間をついて襲ってくるのが煙草(ニコチン)の記憶の恐ろしさです。悪魔です。気を付けねばなりません。

禁煙での良好な変化を感じられるようになるにはもう少し時間が掛かるのかもしれませんね。



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