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採用選考でつい、犯してしまう過ち3選

また大手に取られてしまいました。
これで新卒の内定辞退率が70%超えです。
辞退率を下げる方法を教えてください!

とある地域の中堅企業から
内定辞退が多いので何とかして欲しい
と依頼を受けた時のお話です。

この依頼の時、大抵の原因は

選考過程の中で何か問題が発生しています。

しかも、それに気づかないまま
当たり前になってしまっていることが
非常に多いのです。

過去に
中小企業が滑り止めとして扱われてしまう実態
をお話したので、
こちらもぜひ見て頂きたいのですが

この時は内定辞退を防ぐコツをお話しました。

今回は、その逆に
求職者に嫌われる行動をしたケース
の代表例を3つご紹介します。

貴方の会社はいくつ当てはまりますか?
ぜひチェックしてみてください。

①レスポンスが遅い

 これは基本中の基本です。

 応募後のサンキューメール、
 面接の日程調整や案内事項、
 選考結果の通知など
 スピードが遅い会社は嫌われます。

 求職者は選考過程中に
 出会った人によって心が動きます。

 いつまでも待たされている間に
 ライバル企業が先に射止めてしまうので、
 求職者を待たせないようにしましょう!

②求職者を個人として見ていない

 求職者という時点で
 扱いが変わっていませんか?

 大勢の求職者の一人として扱い、
 「ふるいにかけて残ったら採用してやる」
 このような意識は態度に表れます。

 特にZ世代は承認欲求が強く
 パーソナライズされた情報に慣れている世代です。

 定型文でメールを送って終わりよりは
 「私あてに書いてくれたメール」
 と意識してもらえる工夫をするだけでも
 印象が随分変わります。ぜひお試しください。

 また、選考で不合格の時ほど丁寧に!
 これも鉄則です。

 (仮にBtoBの会社だったとしても)
 いつ、どこでお客様になるか分かりません。
 求職者はお客様という意識が大切です。

③ライバル会社を批判してしまう

 これはベテラン面接官に多くみられる
 つい、やってしまう過ちの代表例です。

 他に候補として迷っている会社は
 求職者にとって良い会社なのです。

 だから迷っている訳ですし、
 勇気をもって話してくれたのです。

 それでも、
 自分目線でしか考えられない人は
 つい、ライバル社の株を下げる
 ようなことを口にしてしまいます。

 意図は「他社よりうちの方が良い」と
 ただアピールしたいだけですが、
 言われた人の気持ちを考える
 想像力が欠けています。

 そんなライバル社を選ぶか迷っている貴方

 という間違ったメッセージで伝わってしまい、
 自身を否定された気持ちになります。

 とにかく採用担当者は

 常に求職者ファーストであるべし!
 
 これだけは胸に刻んで頂きたいですし、
 相手の主張を真っ向から否定しない、
 相手の立場に立って物事を考える姿勢
 これがとても大切なのです。

 それと、採用面接をする方は全員、
 ぜひコミュニケーションスキルの研修や
 心理学の勉強をすることをお勧めします。

 自分は経験豊富と言っている人ほど
 危険な面接をしている場合が多いです。


如何でしょうか?貴方の会社の採用で
当てはまっている点はありましたか?


最後に
23卒で入社辞退したことがある学生は
75.7%というデータがあります。

「他に良い会社が見つかりました」
と社交辞令で断られた

真の理由は…

選考過程の途中で発生するミスが原因

…となっていないでしょうか?
今一度チェックしてみてください。

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