Yahooコメント欄いる？身内が交通事故被害にあって気づいた話

昨日伯母が交通事故に遭いました。
今も意識不明の重体です。
青信号で横断歩道を渡っていたところ右折してきたトラックにはねられました。
いま私の怒りは運転手ではなく、Yahooコメント欄の心無い人たちに向いています。
※一部暴力的な表現があります。
でもそれくらい怒っているので、今は許してください。

こんな時にわざわざPC立ち上げて入力して、暇かよ。
って思うかもしれませんが、伯母はICUに入っており、現在は弟夫婦である私の両親や伯母の家族が色々と動いているため、離れて暮らす姪の私にできることはなく、ただ家にいるしかないのです。

今回はYahooコメント欄が腐っていて廃止してほしいのでこの記事を書きます。

Yahooニュースを見ていると、伯母の事故の前日に別の事故で亡くなった方の記事が出ていました。

その方は70代後半の男性。
ニュース見出しにはお決まりの「高齢男性」と書かれていました。
夜中に片側2車線の道路を横断していて交通事故にあったとのこと。
そしてお亡くなりになられていました。

見たくもないのに目に入るのがYahooコメント欄。
するとコメントには

「死んで当たり前、自殺同然」

「勘弁してくれ」

「運転手がかわいそう」

そんな言葉が並び、さらにはそのコメントひとつひとつにいいねボタンが数十件押されていました。

普段は私もスルーしていたのかもしれません。
ですが、伯母が事故にあったばかりでこんなことが頭をよぎりました。

もし、伯母が赤信号を渡っていたら？
横断歩道のない場所を渡っていたら？

きっと同じことを言われていたに違いない。

早速伯母の事故もYahooニュースになっていました。
恐る恐るコメント欄を覗くと

「今回は歩行者に非はないな」

「トラックの運転手スピード出してたんだろ」

「青信号でもよく見てサッと渡らないとダメですよね」

とコメントがずらり。

被害者親族である私は、伯母に「非がない」と言われても嬉しくありませんでした。
また、加害者に対する否定的な意見を見て「ザマァみろ」とも思いません。
それよりも全く事故に関係のない人が、現場を見たわけでもなく憶測で物を言ったり上から感想を述べて何のメリットがあるのだろう。と疑問に思うばかりでした。
（中には元々事故の多いその道路自体に冷静に改善を求める意見などがありましたが、それについては確かにな、と思いました。）

それより人の傷を抉るようなひどいコメントをする人たちは
いいね！を稼ぎたいの？（いいねする人もどうかしてる）
人を傷つけたいの？

そんなコメント、なくて良くないですか？
見なくていいんだろうけど目に入るんです。

姿や名前を見せず、人を傷つける。

はっきり言ってゴミ？ハエ？いやゴミとハエにも申し訳ないくらい世の中に必要のない人（行為）たちだと思いました。

男性の事故の記事を被害者家族が見てどんな気持ちになるだろう。
自分の父親が、祖父が、同じように事故に遭って亡くなったら。
運転手の方には申し訳ない気持ちになるし、亡くなった事実はとても悲しい。
でもそれ以上にそのコメント欄を目にしてしまったら、とても腹が立つし悲しい気持ちになると思う。


私は、この事故は加害者に同情するような意見ばかりだったので、被害者の関係者が少しでも救われればいいと思って、コメントをしてみた。
「他人にとやかく言われる筋合いはないし、私が被害者家族なら死んで当たり前とか自殺同然など言われると辛い。加害者も被害者もその家族もみんな可哀想な事故。ただそれだけでいいと思います。」
言葉は上手くないけど、少しでも。と思って。

すると、私のコメントにはたくさんのバッド評価がついたのだ。
そして返信には
「ここは他人がとやかくいう場。コメ主は綺麗事を言っているだけかと。」

ああ、揚げ足とってきやがった。（口が悪くてすみません）

Yahooはそのユーザーの他の記事へのコメントを一覧で見ることができます。
すると、私に対して綺麗事だと言ってきたユーザーも見事に全てが人を傷つけるコメント。
（私も性格が良くないのでコメント全部にバッド評価つけてYahooに報告しました。）
ここは終わっているな。
心が腐った人たちで溢れている場所なんだ。
みんなウジウジと、日頃のストレスをここで発散しているんだ。

そう思いました。

返信に
「はい。綺麗事です。人を傷つけるようなことを言う人にはなりたくないので。」
（心の中「綺麗事言って何が悪いんじゃいちいち揚げ足とんなクソボケが！」）

そう返して終わりました。
善意でコメントしましたがそこにも腐ったコメントが入ってしまったので、結果腐りコメントを１つ増やしてしまった。
しばらく立ったら消そうかな、と思ってます。

Yahooコメント欄、必要でしょうか。
また、いちいち交通事故被害者にも「高齢」とつける報道のやり方もいかがなものかと。
伯母のニュースも見出しに「高齢女性がはねられる。」と書かれていました。
近頃は交通事故のニュースに「高齢」とつくだけで、腐った人たちが群がってくる気がします。
私の伯母は72歳です。

高齢と言われればそうですが、伯父の介護をしながら普通に暮らしています。

高齢高齢うるせーよ（また言葉が悪くてすみません）

いちいち高齢者が、とニュースの見出しにする必要性に疑問を感じます。

まとまりがないのですが最後に私がnoteを書いた訳

伯母の事故は伯母に対する否定的な意見はあまりありませんでしたが（驚くことに数件あります。）、前日の事故で亡くなった男性のケースはたくさんの心無い意見で溢れていました。

どんな事故や事件にもその背後には家族、親族、友人など関わっている人たちがいることを忘れないでいてほしい。
目に見えるものだけでなく、その一歩先にも心配りをして欲しい。
心無いコメントで、被害にあったことよりも辛い思いをする人がいることを忘れないで欲しい。

SNSやネットなど人の目に触れるところに自分の意見を残す際には「傷つく人がいないか」を意識してコメントしてほしい。
もっと言えば人の心が明るくなるようなコメントを多く残してほしい。
過去にコメントした人は今一度自分の意見が誰かを傷つけていないか振り返ってみてほしい。（願わくば削除してほしい。）

何ならYahooさん、コメント欄削除するか悲しいコメント自動削除してほしい。
（コメント欄や特定ユーザーを非表示にできることは知っています。）
そう思ってnoteを書きました。

今も伯母は意識不明です。
呼吸はしていますが、瞳孔が開いていると言われました。
旅行が好きで、祖父母の家を自分の家の近くに買い、祖父が亡くなってからも元気がなかった祖母の面倒を見てくれたり、姪の私や姉にもとても優しい伯母でした。
伯母は悪くないけど「事故してしもうた〜、ごめんねぇ」と言っているような気がします。

そんな伯母もきっと世の中が優しさで溢れることを祈っていると思います。

この記事が少しでも広がって、たくさんの人が自分の言葉に責任を持ち、人を傷つけるようなコメントを入力することをやめ、優しい言葉をかけられる人になってくれますように。