ドット絵メイキング『教室の男子女子』
先生が椅子なし授業をしたり、椅子が用意されれば生徒はその上に立ったり……と、すっかり学級崩壊、いやそれを超えて"師弟闘争"の様相を呈してきた教室作りも今回でひと区切り!
はたして、この誰得ドット絵教室に平和は訪れるのでしょうか……!?
土足厳禁!
さて、さっそく男子女子諸君を椅子に座らせたいところですが、その前に土足で椅子に立ってしまった彼らの靴を脱がせるところから始めましょう。椅子に座る・座らない以前の問題です! 教育指導の先生の気持ちが少しわかったかもしれません。
手順①(中央)ではまず、靴を脱ぐ前に靴下の色を変えています。
これは元の立ちポーズの配色ミスでもあるのですが、シャツの白色はポリエステル感を意識して無機質な青寄りの色にしてあるものの、靴下まで同じ材質なのはつらそうだからです。そこでシャツの化繊とは違う、綿・有機素材を意識したやわらかい色に変えました。
そして手順②(右)では、フチドリを兼ねてクツを表現していた茶色の部分をグレーに塗り替えています。
上履きも基本的には白色系なので、靴を脱いでただ靴下のままで歩いているようにも見えてしまうのですが、これは致し方ありません。これを無理矢理赤ラインなどの色付き上履きにしても、足元が目立ちすぎてイイ感じにはならないのです。
というわけで、あとは男子も同じように屋内バージョンを作成します。
座りポーズ作成 その1
それでは、いよいよ座りポーズ作成を始めます。
といっても、この超・短足キャラで足は表現に限界があります。立ちポーズを元にして、足を前に出すくらいが関の山でしょう。
うーん。どうみたって、幼児ですよね(苦笑)「ママー、靴下とってー」でしょう。あるいは「もう、あるげない~(号泣)」ですね。
なお、素足部分が見えるぶん情報量が多い女子を先に作り、男子はあとからあわせるようにして作成しました。
ま、せっかく作ったのですから、ひとまず椅子に座らせてみましょうか。
うーむ。
座りポーズ作成 その2
さすがに「足のばし座り」はちょっと厳しいので、がんばって足を曲げてみることにします!
んん、なんだか急にオトナびた感じに見えて不思議です。誰だ「足なんて飾りです」って言ったのは!
ま、うまくいったとは思うので、椅子に座らせてみます。
むむむ。
ポーズはこれで良さそうなんですけど、椅子がちょっと大きいかもしれませんね。もうちょっと浅く腰かけたいところです。
椅子修正
というわけで、椅子の修正です。
ちょっとめんどくさいな~と思わなくもないですが、テストした意味があったと思ってありがたく思うよりありません。
あらためて見直すと、座面が前後に広すぎますね。そこで、座面の前方を1ドット狭くし、ついでに足も1ドット短くしてみます。
お、ピタっときました。これでいきましょう。
最終調整!
さて、あとは手を「ぶらーん」とさせているのが気になるので、なんとかしたいところです。立ちポーズから変えてないから、当然なんですけどね。
特に気になる左腕を内側に寄せ、「軽く太ももに乗せる感じ」にしました。
そういえば中学生のころに面接の練習で先生に同じことを言われた記憶があるのですが、実は先生も誰得ドット絵芸人だったのでしょうか?(違います)
椅子に座らせてみると、体が前(画面的には左寄り)を向いてイイ感じになっています。あとは、机ともあわせて見てみましょう。
机を置き、椅子&少年少女を少し前に出してみると……
よさそう! 足が隠れてしまって、曲げた意味がなかったけど気にしない!(足なんて飾りでした)
とにかく、これにて完成です! それでは、みんな集まって~!
(おしまい)