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ご依頼ドット絵・準備編『なぎちゃん』写真集

先日、元同僚でプログラミング仲間のお友達SONOさんから「なぎちゃんのドット絵を描いて!」とのご依頼がありました。

これは……怪しい。陰謀の匂いがします。

だって「なぎちゃん」とは、とあるよく知られた秘密結社(?)からSONOさん宅に送り込まれた、人類をダメにするおそろしき猛獣の神なのです。

爪をむく猛獣(写真提供:SONOさん

まだあどけなさが残る若獣ですが、油断大敵。このような猛獣が家にいたら、家族は謎に声がハイトーンになる奇病を患い、布団に乗られ前脚で踏みつけられても苦痛の声をあげることもなく逆にニヤケたりするほど正気を失っていくことでしょう。

あるいは家族のお祝いの席の食べ物が魚類ばかりになったり、部屋のドアがなぜか10cm程度開いたままになるというかたちで、家庭内における人類としての文化は急速に失われていくのです。「夫婦別姓では、日本の家族の伝統が失われる~」どころの騒ぎではありません、寝ぼけたことを言っていてはいけないのです。

「ビッグ・シスターがあなたを見ている」(写真提供:SONOさん

「なぎちゃんをドット絵に」という依頼もおそらくSONOさん本人の意志ではありません。この獣の神は、人類に命じて自らの姿を似せた像を作り広めさせることで、人類に畏怖の意識を植え付け、信仰を強要し、不滅の百万年帝国を築こうと目論んでいるのです。残念ながら、SONOさんはもうその支配下にあるのでしょう。

たやすく白虎を討ち滅ぼす獣の神。(写真提供:SONOさん
東部地域を制圧し、帝位を手中に収めた。(写真提供:SONOさん

これは由々しき事態です。依頼をいただいたなどと喜んでいる場合ではありません!

まずは、この猛獣の生態をより詳しく知る必要があります。まだ人語を解することは可能なSONOさんに、現場の惨状をより詳しく知らせるよう求めてみました。

怯える子猫ちゃんのふりをして人類宅に侵入したばかりの時代(写真提供:SONOさん
なにごとも人類の思いどおりにはさせない。(写真提供:SONOさん
人類の倉庫は廃され、神の住居にされた。(写真提供:SONOさん
神より器用な者を決して許さない。(写真提供:SONOさん
遠方を支配する他の神々たちとの共鳴(写真提供:SONOさん
デマ広告を検閲。なにが至福だ、真実はマタタビにあり。
「真実はマタタビにあり!(復唱セヨ)」(写真提供:SONOさん

というわけで猛々しき獣の神による傍若無人の振る舞いは、すっかりSONOさん宅の人類文化を破壊し尽くしたようです。これはもう、無理。残念ですが、SONOさんはもうこちら側には戻って来られないでしょう。せめてもの手向け(?)に、ドット絵制作依頼は謹んでお受けしようと思います。

うーん、でもまだなにか足りない。さらなる追加の現場惨状報告を求めつつ、次回、「なぎちゃん」をモデルに猫ドット絵を描いていきます!

(つづく)


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