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小説の本の裏表紙のあれって?(その2)★おすすめの小説

前回の記事:
『文庫の小説でも買って読もうかな?
そんな時に、よく知らない著者の本でも気になって手に取ってしまうことありますよね。
そこで読むのが、裏表紙に書かれている紹介文ですね。
あれって、「あらすじ」って表現して良いのかな?!
「内容紹介」って表現が正確かな?!
まあとにかく、あれって読者みんな好きですよね。』

の続きの“その2”を書きます。


今日は、私が手元に持っている小説の中から、
「ねー、気になりますよね。つい読みたくなっちゃいますー!!!」
っていう作品の「内容紹介」を2、3紹介したいと思います。


おれは産業スパイとして、ある研究所にもぐりこんだ。だが内部の警戒は厳重で、たちまちパトロールの守衛につかまってしまった。保安部門の責任者は秘密を守るために独断で処罰するという。それは、開発途上で放置されたテレポーテーション装置を使った、地球外への追放だった。気づくと、おれは野原に横たわっていた―。

わたしの好みにズバリくるテイストです。好きですね、この内容紹介文。
ショートショートで有名な星新一さんの作品の一つです。

なんて言うんでしょう、、、
日常の喧噪の中に、もしこんな事が起きたらどうなっちゃう?!
スリリングな思考に、脳細胞が活性化しちゃう。
そんな瞬間、たまには欲しくないですか。
ショートショートで導いてくれる星新一さんの世界には、
【仕事疲れのあなたへの処方箋ですよ……】
と、そう書かれているかのようです。


ぼくはまだ小学校の四年生だが、もう大人に負けないほどいろいろなことを知っている。毎日きちんとノートを取るし、たくさん本を読むからだ。ある日、ぼくが住む郊外の街に、突然ペンギンたちが現れた。このおかしな事件に歯科医院のお姉さんの不思議な力が関わっていることを知ったぼくは、その謎を研究することにした―。

少年が不思議な体験をするっていう展開は、とても魅力的ですよね。
惹かれちゃいます。森見登美彦さんの作品。

それでもってSFなのですよ。出逢ったら読むしかないでしょう!
やっぱり面白かったです。
物語の空気感が爽やかで、ペンギンがね、えー?!って、魅了するんです。
夢見る少年がハチャメチャにおもちゃ箱からキャラクターを持ち出してお話を作るのだけど、それでいてプロの作家が整えに整えた。と勝手に表現しますが、そういう感じのとても綺麗な出来です。
【こんなSF作品を書いてみたいなあ――】
と憧れてしまいます。


現代社会崩壊後、陸地の大半が水没した未来世界。そこに存在する魚舟、獣舟と呼ばれる異形の生物と人類との関わりを衝撃的に描き、各界で絶賛を浴びた表題作。寄生茸に体を食い尽くされる奇病が、日本全土を覆おうとしていた。しかも寄生された生物は、ただ死ぬだけではないのだ。

上田早夕里さんの作品は、イイですよー。
この本の話はどこかでまた別のテーマの記事でも書きたいです。

内容紹介として書かれているのは2つの作品について。
1つ目の作品「魚舟・獣舟」はすぐに私の心を掴みました。
どこかほかの世界で起こっている事?
夢から覚めたらこの世界にいる自分がいたら、どうなっちゃう?
そして、2つめの作品は心をエグリます。
【今、自分は小説を読んでいるんだよね……】
読書中に安心をどこかに求めてしまう、そんなフィーリングでした。


★こんな内容ですが、最後まで読んでくださった方々、ありがとうございます。

前回の記事は、こちらです。
下の記事も是非いっしょに読んでみてください。
ここにも「内容紹介」載せています。^^)
どうかよろしくお願いします。
↓↓↓こちら↓↓↓

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