お金の稼ぎ方について考える【お金をちゃんと考えることから逃げ回っていたぼくらへ②】
前回に引き続き、お金に関するお話です。前回の内容はこちら。
前回テーマにした「お金の使い方」に関しては、日常生活で少しは身につけられます。しかし、それが正しいかはわからないので、他の人の意見と照らし合わせてみましょう、というお話でした。
今回は全く逆ですね。サラリーマンの多い世の中だと、お金の稼ぎ方なんて知らない(知る必要のない)人がほとんどです。
ただ、お金を稼ぐ上では必須のスキルなので、知っておくことで何か役には立つはずです。周りが知らないからこそ、差をつけられる点にもなります。
そんな、お金の稼ぎ方という観点から本書を見てみましょう。
【お金をちゃんと考えることから逃げ回っていたぼくらへ】
様々な事業で成功して、大金を得た邱さん。そんな邱さんが一番大事にしていることは「信用」です。
「信用していないと事業なんかできない」
「お金を貯めるより、信用を貯める」
「人を評価するときには、「人に信用されている」ということをいちばん重んじますよ。お金があるかないかよりも、信用があるかないかのほうが、よっぽど大事だと思っています。」
節々に、事業をする上での信用の必要性を話してますね。
なにか事業をするときに、チャレンジはつきものです。そのチャレンジをするときに、信用が高いと安心して事業に全力を投入できるんですね。
これは、信用に足る人間で周りを固めるという意味ではなく、まずはどんな人でも信用してみないと事業は進められませんよね、というお話です。
お金持ちほどお金よりも信用を大事にしているというのは、ホリエモンなどの他の成功者にも共通する考えですね。
また、事業に関してもこう語っています。
「事業は果樹園のようなもの」
「飽きさせないのが商い」
「大事業家っていうのは、同じことをくりかえしている人のことでしょう。自分が失敗しないですむとわかっている安全パイだけ振って、拡大していくだけのことですから。」
事業というのは、長期的なものです。そんな中で、少しずつやり方を変えながら進みつつ、数年後にやっと利益が得られる、というのが事業の本質です。
我慢強さとコツコツ改善を続ける真面目さが必要な分野ということですね。
一方、大起業家に関しては、世間の持っている「イノベーティブ」「天才」というイメージではなく、「コツコツ同じことを続ける能力」を評価しています。
確かに、大起業家になるためには、同じ事業でコツコツ続ける必要があります。やはりそれはある程度同じことを続けられる我慢強さが必要なのでしょうね。
今回はお金の稼ぎ方についてお話しました。個人だと「信用」を高める。事業だと長い目で改善しつつコツコツ続ける「我慢強さ」が必要です。本質を見極めることで、目先のお金に目がくらまなくなるでしょう。
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