ヒートテックはなぜ暖かいのか【意外と知らないヒートテックのデメリット】
ユニクロでめちゃくちゃ売れている「ヒートテック」。使っている人も多いと思いますが、その仕組みを理解しているでしょうか?
今回はその仕組みについてお話したいと思います。
ヒートテックは「水を吸う」から暖かい
ヒートテックのような繊維は、「吸湿発熱繊維」と呼ばれています。これは、水分を吸って、熱を発するような繊維のことを言います。
ではなぜ、水を吸うと暖かくなるのでしょうか?
逆に、涼しくする方法考えてみると分かりやすいです。
例えば、夏場に行われる「打ち水」というものがあります。玄関前に水を撒いて、涼しくするというものです。
これは、水が液体から気体になる時に、熱を奪う特性を利用しています。
ヒートテックはこの逆で、周りの期待の湿気を吸って水を作ることで、熱を発しているのです。
ヒートテックはスポーツは苦手
この特性を考えると、ヒートテックはスポーツに向いてないことは分かります。
その理由は単純で、「汗を乾かさないから」です。
この吸湿性の高さは、肌荒れやかゆみの原因にもなるので、汗っかきで肌が弱い人は、別の素材の服を使った方がいいでしょう。
今回は、何気なく普段から使っているヒートテックの仕組みと意外なデメリットに関して紹介をしました。他にも科学に関する情報をほぼ毎日発信しています。よかったらそちらもどうぞ。