見出し画像

Google広告新メニュー P-MAX for store goalsとは?Googleビジネスプロフィールの対策について

2021年11月にGoogle広告の新メニューとして登場したP-MAXキャンペーンだが、新たにP-MAX for store goalsというメニューが2022年8月に誕生した。

今回はSO Technologies社のウェビナー内容も参考にしながら、アウトプットすることとした。


P-MAX for store goalsとは?

P-MAX for store goalsは、2022年8月に誕生したGoogle広告の新メニューで、以前はローカルキャンペーンと呼ばれていたものが移行されたものである。
P-MAX for store goalsを語る上で、まずはP-MAXについて触れておきたい。


P-MAXとは?

P-MAXは『パフォーマンスマックス』の略語で、その名の通りGoogle広告のパフォーマンス効率化を図ったメニューとなる。

このP-MAX、最大の特徴はGoogleのあらゆる広告枠へ自動的に配信してパフォーマンスを最適化してくれるところである。

これは何を意味するのかというと、これまでのGoogle広告は広告枠(配信面)ごとにキャンペーンを組まなければならなかったのだ。

Google広告ヘルプ P-MAXキャンペーンについて より

通常Google広告を設定するには、上記画面のようにリスティング枠やバナー枠など配信面ごと設定し、広告予算をそれぞれに分配しなければならなかったのだが、P-MAXではキャンペーン一つを作るだけでGoogleの優秀なAIがそれらを自動で最適化してくれるため、予算を分配せず全体で効率化が図れる優れものなのだ。


P-MAXの種類とその目的

P-MAXには3種類あり、目的に応じて配信面が下記のように分かれている。

  1. P-MAX 【リード獲得・購買促進】
    ⇒ YouTube/Display/Search/Discover/Gmail

  2. P-MAX With GMCフィード【購買促進】
    ⇒ YouTube/Display/Search/Discover/Gmail/Shopping

  3. P-MAX for store goals【来店促進】
    ⇒ YouTube/Display/Search/Gmail/Map


P-MAX for store goalsのメリット・デメリット

話を戻して、P-MAX for store goalsのメリット・デメリットについて触れてみたいと思う。


P-MAX for store goalsのメリット

  1. 一つのアセットのみで配信可能枠に全て網羅できる
    ⇒ クリエイティブすら各配信面に自動最適化され露出されるので、素材・原稿の準備期間がかなり短縮される

  2. AI判定で来店確度の高いユーザーへ、適したタイミングとその配信面へ露出させることができる
    ⇒ つまりは認知にも来店促進にも期待ができるということ

  3. 自動化なので作業効率が良い
    ⇒ マーケターが運用に手をとられる時間が少なくなるため、本来必要な考察~企画部分へ時間を割くことができる


P-MAX for store goalsのデメリット

  1. 機械学習主体となるため、マークが溜まっていないと効率化されるまで時間がかかる
    ⇒ なのでGoogle広告をあまり実施してこなかった企業は、最初手運用で数か月間調整を行い、その後P-MAXに切り替えるのがよい

  2. CVが一定数ないとレポートに反映されない
    ⇒ 来店CVでは敷居が高い場合、ローカルアクションや予約などオンライン上のCVにしておく必要があるので、事前KPIの組み立てが大事

  3. 来店計測したい時の出稿条件が割と高い
    ⇒ 条件は次に話します!


P-MAX for store goalsを実施するにあたって

元の広告メニューであるローカルキャンペーンとも同じだが、Googleビジネスプロフィール(以下GBP)のアカウントデータと紐づける必要がある。アカウントを持っていない場合は初期設定を必要とする。

また来店計測を目的として配信する場合、最低10店舗での実施と月間で200万前後の予算が必要となるため、小規模店舗にはかなり敷居が高いメニューとなってします。
(※1日500米ドルを30日間での実施が条件となっている)

これは膨大な機械学習が必要となるP-MAXの特性というべきか、リーチを最大化するため予算消化が求められるのだろう。また前述したとおり来店CVが一定の閾値を超えなければレポートに反映されないためでもある。

ただし来店目的とせず、別のCVを目的とすれば低予算での配信も可能なため、臨機応変に考えて施策を検討する必要がある。
(低予算でも広告自体のパフォーマンスはそんなに変わらない)


P-MAX for store goals実施前にGBPを整えておくことが肝要

幸せのパンケーキ 淡路島本店のGBP

P-MAX for store goalsはGBPとのアカウント連携が必須であり、実施後はGoogleマップ上の露出も増えるため、GBPのリーチが多くなるだろう。
ここがおざなりとなってしまった場合、折角の広告も台無しになってしまうため、あわせて整備しておきたい。

  • 変な口コミがないかの精査

  • 店内外の画像、メニューの整備

  • URL、電話番号、営業時間といった基本情報

これらは最優先で整備しておきたい項目として、今一度チェックしておこう。


まとめ

  • P-MAXは機械学習を使ってGoogleのあらゆる広告枠を横断して配信できる優れたメニュー

  • P-MAX for store goalsはその中で来店促進を目的としたメニュー

  • ある一定数のCVがないとレポートに反映されない

  • 来店計測時における条件がちょっとしんどい

  • 予算や施策内容、目的に応じて利用すべきかを検討する必要がある

______________________
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

noteでは『HOYノート』と題して、ビジネスマインドやスキルアップ、交流の場として活動しております。

1.趣味趣向があうのでぜひ話をしてみたい!
2.お金をかけずにGAやSEOについてディスカッションしたい!
3.具体的にお仕事の相談をしたい!
4.君をぜひ我が社へ引き連れたい(笑)

☝こんな感じの方はすぐにお声がけください

Google MeetでリモートMTGを1時間程度、お酒を飲みながら…なんてのも全然アリです🍺

HOYに少しでも興味を持っていただいた人は、私のがっつりプライベートな趣味もぜひご覧ください👇

______________________
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?