30歳までに1000万円の貯金がムリ！とりあえず「20万円」でOKという提案

30歳までに1000万円貯めるというのは、多くの人にとって大きな目標です。

しかし、現実にはなかなか難しいと感じる人も多いのではないでしょうか。

そこでオススメするのが、とりあえず30歳の誕生日までに貯金「20万円」（低ぅ～～～！！！！）を目指すというもの。

今回は、そんなことを記事にまとめます。

目指せ30歳で1000万！

noteにて面白い記事を発見！

それは、いぐぞーさんの「30歳までに1000万円を貯めると人生が変わる理由。あるいは凡人が5年で1000万円貯める方法。」です。

記事の内容を簡潔にまとめると、以下のようになります。

▼ 30歳までに1000万円を貯めると人生が変わる理由
・貯める過程で学んだことが大事
・「働かない」という選択肢をゲット
・「買えるけど買わない」が心に余裕をうむ

▼ 5年で1000万円を貯める方法
・ムダなお金を使わない
・インデックス投資
・欲しいモノを買う前にじっくりと下調べ

これらすべてに大賛成！

これらの方法は、どれも特別難しいものではありません。むしろ、誰でもすぐに実践できるもの。

もしも自分が、20代前半にもどることができたら、同じように行動すると思います。

しかし実際のぼくは、残念ながら30歳で1000万円を貯めることはできませんでした。

それは「自己投資」の名のもと、いろいろなことにお金を使っていたからです。

たとえば「アウディA4」という外車や、「Appleの新製品」「ポメラ」といったガジェット、外食、高価な本、そして海外旅行（フィンランド、カナダ、ボリビア）、国内旅行などなど。

それに300万ほどの大学の奨学金の返済もありました...

でも実際はむずかしいよね…

世間を見渡してみると、ぼくのように30歳時点で1000万円を貯めれていない人が大多数。

20代（単身者）の貯金額は以下のとおりです。

・平均値：176万円
・中央値：20万円

参考元：いろいろな統計が出ているのですが、「20代、30代、40代、50代など年代別の平均貯金額は？人生に必要なお金を解説」という記事で使われている統計を参考にしました。

「平均値」とは、シンプルに貯金の総額を人数で割ったもの。

平均値の問題点は、一部の富裕層の貯金額が、平均値を押し上げてしまうことです。

その問題を解決するのが「中央値」で、ちょうど真ん中にくる値を指し、平均値よりも現実にそくしています。

参考までに、年代ごとに一覧できる表も以下に添付します。

三菱UFJ銀行HP「20代、30代、40代、50代など年代別の平均貯金額は？人生に必要なお金を解説」より

とりあえず30歳の誕生日までに「20万円」貯金してたら無問題！

いきなり1000万円を目指すのはハードルが高く、立ちすくんでしまいます。

そこでオススメしたいのが、まずは30歳の誕生日までに「20万円」という20代（単身者）の中央値を目指すことです。

ぼくら人間は、どうしても他人と比べてしまうもの。

SNSには「FIREを達成した人」や「億り人」があふれており、不安を抱く人が多いはず。

しかし、心理的な安心を得るためには、それらは異例だということを知り、「とりあえず世のなかの中央値を達成していたらひとまずＯＫ」と考えることが重要です。

なにより、20万円という目標であれば、無理なく達成できる可能性が高く、次の目標へのよい助走になります。

具体的なケースを考えてみましょう。

もしもあなたが25歳独身で、奨学金・借金が200万円あり、貯金が0円の場合、以下のようにブレークダウンします。

・25歳：-200万　←　いま現在
・26歳：-156万（前年比+44万）
・27歳：-112万 （前年比+44万）
・28歳：-68万 （前年比+44万）
・29歳： -24万 （前年比+44万）
・30歳： 20万 （前年比+44万）　🎉🎉達成🎉🎉

前年比は、以下の計算でもとめることができます。

（達成したい額（20万）ー現在の額（-200万）） ÷ 年数（５年）

そして、もしも30歳の前に20万円の貯金を達成することができたら、次は176万円という平均値を、同じようにブレークダウンして目指しましょう。

さらに176万円を達成したら、いよいよ1000万円に挑戦です！

（といっても乖離が大きすぎるので「300万円」ぐらいがいいかもしれません。それか、30代の平均値である「494万円」もゴールとして使えます。）

ちなみに20代で結婚した場合、2人以上世帯の貯金額の平均と中央値は以下のとおりですので、こちらの数値を目標設定に使用してください。

・平均値：214万円
・中央値：44万円

また統計上、単身者の21歳と29歳を比べた場合、貯蓄額は当然29歳のほうが多くなります。

ですので、29歳の場合の貯蓄額は、20代の中央値である20万円よりも多いはずで、「30歳の誕生日前に20代の貯金の中央値20万円を達成できていたら、世の中の真ん中」というのは実はウソです。

ここでは計算が面倒なので、この事実を考慮していません。（簡易的に計算すると、20代の中央値である20万円と、30代の中央値である75万円の間である「57.5万円」が、30歳の誕生日前の目標として使えるかと思います。）

本稿では、20万円という目標が覚えやすく、かつ、誰でも達成できそうと思える目標なので、20万円を採用しました。

20万円を30歳の誕生日前に達成して、とりあえずそれでよしとし、時間と余裕があれば、どんどんと目標金額をあげていきましょう。

まとめ

30歳までに1000万円貯めることは、やり方はシンプルであるものの、実際に達成できる人は少数。

しかし、落ち込む必要はありません。

まずは、30歳の誕生日までに、20万円という20代単身者の貯蓄の中央値を目指すことから始めてみましょう。

一歩ずつ着実に歩みを進めることで、必ず目標を達成できます。

この記事が、資産形成したいと思っている人の参考になれば幸いです。

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