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【読む】本と映画のきろく

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読んでおもしろかった本の書評をメインに、魅力的なストーリーを探求していきます。たまにですが、見て面白かった映画やドラマ、アニメといった映像もご紹介。
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2024年8月の記事一覧

シンプルなメッセージが心に刺さる文章本:『読みたいことを、書けばいい。』

とんでもない良書を発見! それが『読みたいことを、書けばいい。』です。 自分の文章をみな…

レビュー『世界観』佐藤優

佐藤優さんの『世界観』を読みました。 本書は、月刊誌『SAPIO』の連載をまとめ、国際情勢を…

あふれんばかりのビジネスアイデアに圧倒された『ニューコンセプト大全』

今回は、新進気鋭のシンクタンク・ユニットが新時代のビジネスアイデアをまとめた『ニューコン…

赤裸々なホームレス生活に仰天!:『失踪日記』レビュー

吾妻ひでお氏の『失踪日記』は、漫画でありながら、読者に強烈なリアリティを突きつける作品。…

【2024年版】プログラミング初心者にオススメしたい定番の書籍リスト

プログラミングを学び始めたばかりの方へ。 今回は、ぼくが実際に読んで役立った、プログラミ…

【オススメ本】松岡正剛さんの著作から三冊をえらんでみた:読書体験を深めるための羅…

先日、惜しくもこの世を去られた松岡正剛さん。 彼の名前は、読書好きであれば、一度は目にし…

【厳選三冊】松岡正剛さんから影響を受けてドハマりした本たち

松岡正剛さんがご逝去されたという報せを、𝕏で知りました。 日本の文化界から、大きな光が消えたように感じています。 松岡さんに直接お会いしたことはありませんが、本好きの端くれとして、読書の楽しさ、深さ、厳しさを教えてくださった松岡さんは、ぼくにとって尊敬すべき存在でした。 松丸本舗(松岡さんが仕掛けた実験的書店)にも足を運んだことがあり、そこでは本の魅力がぎゅっと詰まっており、まるで異世界へ迷い込んだような感覚を覚えました。 今回は、松岡正剛さんから影響を受けて、ぼくに

沢木耕太郎さんが考えるノンフィクションとは:『旅人の表現術』

角幡唯介さんの『旅人の表現術』を読みました。 本書は、ノンフィクション作家を目指す人だけ…

多角的な視点から仕事人生を考える一冊:『仕事人生あんちょこ辞典』

イケてる鈍器本をご紹介! それが『仕事人生あんちょこ辞典』です。 プロデューサーとして活…

ググる前に試すとたのしい!天才的なアイデアを生み出す「妄想力」とは?

個人出版する本のアイディアが足りていません... もっと発想力を鍛えなければ! そこで手に…

動物をうらぎった人間たちの末路:絵本『くまはおうじさま』のインパクト

ぼくのお気に入りの絵本『きみがしらないひみつの三人』。 それを描いたヘルメ・ハイネの別の…

悩み多き現代人におくる、心の栄養ドリンク:内田樹さんの言葉が心に響く『「おじさん…

内田樹さんのエッセイ集『「おじさん」的思考』をよみました。 専門的な知識がなくても、気軽…

笑いと学びのダブルパンチで心をつかまれた絵本:『うんちしたのは だれよ!』レビュー

最近入手したのが『うんちしたのは だれよ!』という絵本。 子どもの頃に夢中になった絵本で、…

読書は格闘技:瀧本哲史さんの遺した知的興奮

最近、ぼくは瀧本哲史さんのことをよく考えるようになりました。 マッキンゼー出身で、エンジェル投資家、京大客員准教授という経歴を持つ、まさに才人。 そして、47歳という若さでこの世を去られた方です。 なぜ最近になって彼の本に惹かれるのか。 自分なりに考えてみると、それは恐らく「死は突然やってくる」という現実を突きつけられたから。 南海トラフ地震のような大規模災害や、日常のちょっとした事故など、いつ死が訪れるかわかりません。 若くしてこの世を去った彼の言葉には、どこか