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【2日間限定でオープンする「WINEBARChiyo」をやってみて】

日本ワインフェスティバル花巻大迫2023の2日間、おおはさまの中心街にある「スナックちよ」というお店で、2日間限定の「WINEBARChiyo」という名前で開店。2日間の限定店長?やらせていただきました。

日本ワインフェスティバルについてはこちらを参考に。

きっかけは友人の一言。「スナックちよで、ワインフェスの日、ワインバーとしてやらない?」

「スナックちよ」とは?

大迫商店街の小川酒店さんの2階にあるスナック

この町にはワインを楽しめる飲食店がなくて、移住当初から、ワイン専門店的な飲み屋あればいいのになー。と、ずっと心の底にあった。ずっと静かに眠っていたけど、友人の一言で、「やろう!!」と即答だった。もう、本番まで1ヶ月ほどだったけど、夢中だった。さらに言うと、本番までの1週間はバタバタで、ぶどう栽培の合間をぬって、準備を行い、必ず面と向かって話し合う事にこだわり、電話でアポをとったら、その人に会いに行く。そんな事をやりながら、地域の理解を得まして、2日間限定で行いました。日に日に協力者が増えていき、様々な方が力を貸してくれました!

模造紙に手書きは最強!

商店街の方達に挨拶周りした時には、「ぜひ!コラボしよう!」と言って下さった方や、おおはさまが世界に誇るチーズ職人、伊藤行雄さんからは、本番前日に突然電話で、「チーズつくった。20個あるから、店でだしてみろ。どうだ?」と。ボクは「え?いいんですか?今、ぶどう畑ですがすぐ伺います!」と言って車を走らせた。チーズ工場には既に綺麗にパッキングされたチーズが並べられていた。

この他にモッツァレラチーズも!

「寛太がイベントやるって言うから、売ってみろ」と笑顔で行雄さん。

ボクは「ありがとうございます!!」と言って、行雄さんからチーズを仕入れさせていただいた。
どんな気持ちでチーズをパッキングしたんだろ?と想像を膨らませたら、泣けてきた。

いざ、初日を迎え、ほんとに人来るかなー?と思いましたが、クチコミ効果なのか?予想以上にお客さんが来まして、2日間でのべ50人〜60人以上が来店。感謝!!!


これ好き

「こういう店ほしいなー。」
「また、やってよー。」
「町にWINEBARほしいよね!」
「なんだー、チラシとかあれば置いといたのにー」

と、嬉しい声が。


初日は若手ぶどう農家、堰根慶くんと2人で店をまわした。
オープンして1時間もしないうちに流行ってきた!


WINEBARChiyoの窓から下を見ると、こんな感じ。

皆さんにご提供したワインは、大迫でぶどう栽培しているぶどう農家が委託醸造でつくりあげたワイン達。これが農家のワイン!

そんな気持ち全開で皆さんに飲んでいただきました。1杯400円〜600円というのは強きだったかもしれませんが、雨の日も風の日も、朝早く飛び起きて、朝ご飯もかじれぬまま畑に行く事もある中で、どんなに頑張ってもぶどうは最高の収穫もさせてくれない年もあるわけで、ずっと外作業だから、夏場なんて、顔面コーヒー豆みたいに真っ黒になるわけで。そんなこんなでつくりあげたぶどうでつくったワイン。思いを伝えたかった!

よくわからないけど、ぶどう農家の底力を、ぶどう農家の自尊心をみせたかった。伝えたかった。個人的には。

そんな熱苦しい感情を沈めつつ、グラスにワインを注ぎ、お客さんと直接会話をしながらワインを飲んでいただく。それはものすごく素敵な空間となり、この町の可能性を改めて感じた瞬間でした。

photo by たかたかさん

自分のワインを飲んでくれるって、本当に幸せな事だなー。ってじわじわきてます(余韻がすごい)

あと、今回思ったのは、地域に重要なのは、噂を噂でなく、事実として表現すること。

○○らしいよ!(ふわふわしてる)から、○○なんだって!(確定!)にして、地域に認識してもらうことの重要性。

あと、皆で力を合わせる!出来ない事は他の出来る人にお願いしてコラボ!

よく、自分たちの暮らしは自分たちでつくる!と言うけど、こういうことなんだ!とようやく腑に落ちた。思った事を表現していいんだよ。表現は自由なんだから。

おおはさまという小さな町が、色んな意味で少しクリアになった瞬間だった。

皆さんの思い。皆さんのご協力。皆さんの声援。全てに感謝です!!!!

最終日はシャルドネぶっかけられるほど、最高の打ち上げでした!!笑笑

ある方はこの「おおはさま町」を「おおはさま村」と表現する。ボクもその表現に賛成で。

あえて言うと、こんな小さな村で、こんなポテンシャルがあり、たくさんの仲間がいる。

また、やろう!!!

また皆でうまいワイン飲もうよ。







                   かんた

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