8つのタイプでわかる! モラ夫診断②/モラハラ離婚のトリセツVol.3
【タイプ2】生活費を渡さないモラ夫
◉生活費を渡さないモラ夫の特徴
口論の末、激高したモラ夫がその後、生活費を渡さなくなった……。
このような事例も世の中では後を絶ちません。
被害者や子どものために積み立てられていた保険が解約され、夫の個人名義の預金とされてしまったといった事例もあります。
妻が困っていると訴えても、
「お前が原因だ」
「だったら君が稼げばいいじゃないか」
と、一方的な言い分をくり返すだけ。
モラ夫は、何のためにこのようなことをするのでしょうか。
多くの場合、その動機は、妻を精神的に従えさせることです。
妻を屈服させ、謝らせ、服従させる手段として、生活費を人質にとり、実際に妻が従わない場合は、とうとう生活費を渡さなくなります。
しかし、こうしたモラ夫の行動も法律的にみれば不当そのものです。
法的に話をすれば、夫婦は互いに「扶養義務」を負っています。
収入がある夫が、収入のない、または乏しい妻を扶養しなければならないのは、「婚姻」という契約に基づく、当然の「義務」です。
妻が夫に従っていることへの「褒美」ではないのです。
自らの意思で婚姻した以上、後になってから
「態度が気にくわない」
「言うことを聞かない」
というだけで妻を兵糧攻めにすることなど許されません。
しかし、実際には、第三者の目がないことや、妻側の無知につけ込んで、経済的な嫌がらせが行われる事例は数多く存在します。
「金がほしいなら、言うことをきけ」
この言葉を聞いて、あなたはどのように感じますか。
「悲しいけどしかたがない」
「稼ぐ力がない私が悪いのかな」
と自分に責任を求めたり、自分を責めたりしていませんか。
このように、モラ夫の論理を受け容れることで、夫婦の間には抜け出すことの難しい〝モラハラ構造〞が成立してしまうのです。
※この記事は『「夫がこわい」を卒業したいあなたの モラハラ離婚のトリセツ』から抜粋して作成しています。
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