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日ハム 2021 戦力予想【野手】

契約更改が出揃ったり、新加入外国人発表やドラフト新入団会見があったりして来年の戦力の検討がおおよそついてきました。

オフって選手のインスタとかテレビ出演は活発になって嬉しい限りなんですけど、やっぱり野球の試合が見たいんですよねー。

まだ選手は各々が自主トレ中で、キャンプやオープン戦も始まっていませんが、希望や推測多めで今季の戦力を予想してみたいと思います。
開幕スタメンはさすがに無理ですが、戦力を絞るくらいはできそうかな?と思います。

ということで、野手と投手に分けて記事を書いていきたいなと思います。

今回は野手です。

野手ですが、FAや外国人の動きは出揃った感はあります。本当はもう1人くらい外国人野手は欲しいんですけどね。

選手名は、以下敬称略。

また、私の見解として、下記の様に選手をピックアップ・カテゴライズします。

【A】:確実に出場する(しなければならない)選手
【B】:【A】ほどではないが、レギュラー的に出場する(してほしい)選手
【C】:【A】【B】の選手に支障が来たす場合、出場することになる選手。もしくは、著しく台頭してきた場合・期待値込みで出場が予想される選手


贔屓目は抜かすつもりですが、未来へ期待は込めたいと思っています。
でも個人的には硬めかな…?とは思います。
優先度は上に行くほど高めです。

キャッチャー

【A】
清水優心
宇佐見真吾
古川裕大

【B】
鶴岡慎也
田宮裕涼

【C】
郡拓也
石川亮
梅林優貴

実は、これで日ハムさんの捕手は全員です。

梅林は入れるか迷いましたが、大卒2年目ですし、なきにしてもあらずじゃないかなあと入れたら、なんと全員候補入りしてしまいました。

捕手の層が薄いことは常々言ってるし言われてるんですが、まあやっぱり現状はこんな感じです。良くいえば全員戦力候補。悪くいえば抜け出た者がいない。

(捕手はじめ野手については昨年振り返りました。よろしければご覧ください。)

でも、今年は捕手と言ったら、なんと言っても古川ですよね。
本人には申し訳ないですが、1年目からそこそこ期待値は高いです。

古川については、最低限の捕手としての能力+清水宇佐見いずれかを上回る打力があれば問答無用で開幕一軍、正捕手候補まっしぐらだと思います。

捕手の守備に関してはやっぱり場慣れみたいなところがあるので、経験を積ませる意味でも古川は1軍で用いそうなイメージがありますね。

清水と宇佐見に求められているのはやっぱり古川を寄せつけない打力と捕手としての安定感ですかね。
まあ、二人はそれぞれ上沢・バーヘイゲンと相性がいいので、基本的なフォーメーションとしては清水・宇佐見軸で2021年も行くと思いますがね。

鶴岡は相変わらず一軍帯同コーチとして非常食のように都合のいい3枠目として使われるのだと思います。中嶋聡さんのように。
ベテランの風格、安定感はやっぱり格が違いましたからね。
まあ古川次第かな、といった印象です。

田宮は今年上々の一軍デビューを果たし、まだ21なので期待されて重用されると思います。ここはあまり古川の影響を受けなさそう。

心配なのは石川亮。好きだから頑張ってほしいんですけどね…。やはり今年が勝負の年になりそうです。
郡にはユーティリティ捕手というチーム唯一の肩書があり、まだ若いので上手く使われそうですね。今年もあまり試合には出ませんでしたが、地味に一軍登録期間は長かったんですよね。

【キャッチャーのまとめ】
古川次第だが、やはり清水・宇佐見軸。
古川がすごければ正捕手待ったなし。ただ期待値が高すぎるのは否めない。(ファンとしても申し訳ない。)
その際は鶴岡や田宮が用いられそう。石川亮は頑張って。

ファースト

【A】
中田翔
清宮幸太郎

【B】
杉谷拳士

【C】
高濱祐仁
今井順之助

やはり中田ですね。中田をDHで休ませながら一年を通して起用するのが、ファイターズに残された数少ない安定択と言えるでしょう。

中田をDHで起用する際には、清宮はほぼ必須となってきます。いろいろ言われますがね。
清宮にはぜひ、というか必須で全体的な打力と守備力の向上に努めてほしいですね。ポテンシャルはあるので。

あとはもう語れませんね。今シーズンはイレギュラー高濱起用が印象的でしたが、中田と清宮で回れば本来なら大丈夫なんです。

ほぼ中田専用の代走要員・内外野ユーティリティとして杉谷もいますしね。高濱と今井が上がってくるレベルの活躍をしてくれれば嬉しいですね。

【ファーストのまとめ】
中田、ときどき清宮としか言いようがない。
清宮は打力と守備力の更なる向上に努め、中田をなんとか楽させてあげたいところ。もちろんチームの戦力的な意味でも絶対お願いします。

セカンド

【A】
渡邉諒

【B】
樋口龍之介
杉谷拳士
ロニー・ロドリゲス

【C】
谷内亮太
石井一成

冷静に考えれば現状、渡邉しか選択肢はありませんね。
バッターとしてあれだけ結果を残している渡邉を外すということは絶対ありえません。やっぱりいろいろ言われちゃうんですが、DHはカツカツなので、渡邉に割く枠はありません。

彼は更なる守備力の向上が課題ですね。打力も、もうひとつ上のステップに行けたらチーム根本の強さに関わってきますので、やはり是非お願いしたいところです。

ただ、ロニーの守備位置がポイントではありますね。外国人で内野ユーティリティって言われても、結構微妙なことがありませんか…?
本職ショートとのことですが、一応セカンドの本項にも入れておきます。ロニーはNPBでどれくらい守れるんでしょうね…?
コロナの影響でそもそも当面は来日できないんですけど、打者としての能力も含め、そこそこの期待は持っておきます。

あとは本職セカンドの樋口を添えておきます。サードでもいいですが、樋口にはもう一段階上のバッティングを期待しています。せっかく上がってきたんだから、まだまだ頑張ってほしい。
一応杉谷も本職はセカンドですね。

谷内と石井は本職ショートのセカンド対応可能選手ですね。まあ一軍にいれば守備固めや非常時では起用もあるでしょう。

【セカンドのまとめ】
やっぱり渡邉。打撃は次の高みに向かって、守備はもう二段階か三段階上へ。
樋口は頑張りの余地が大いにあり。

サード

【A】
野村佑希

【B】
樋口龍之介
石井一成
谷内亮太
平沼翔太
ロニー・ロドリゲス

【C】
横尾俊建
今井順之助

地味に候補者が多いですが、なんと言っても野村ですね。いや、守備力がダントツで課題なんですけど、あんなに打てる若い選手はなかなかいません。

“もし昨シーズン一年通しで出ていたらどうなったんだろう?”と想像をしてしまうくらいに希望を与えてくれた選手だと言わざるを得ません。
エラーも相当稼いだと思うけど、バチバチ打ってくれたんじゃないかな?って思います。

そんな野村は来季ぜひフルシーズンで活躍してほしいんですよ。というか、日ハム上位進出のポイントです。既存のポジティブ案件がそれくらいしかないんですよね…。

野村の試合フルイニング出場。エラーはバットで返し、守備力は一軍で磨く。それが現実的な日ハムの起爆剤、というか勝ちプランだと思います。

樋口・ロニーについては前項の通り。
平沼・谷内・石井について、この3人ってショートの次はサードのイメージがあるのでここに記載。特に石井ってサード上手いんですよね。
内野ユーティリティ、内野職人たちは本職じゃなくても守備固め・非常時要員で一軍帯同の可能性も多々あります。

横尾はもう一花咲かせてほしいけど…って感じです。
今年の感じを見ていると、不安なんですよね…。来年がターニングポイントだと思いますが、やっぱり野村というライバルが強すぎます。今井も前述の通りです。

【サードのまとめ】
野村にとにかく期待。
樋口はワンチャンスあり、守備固めで他皆さんあり得る。
横尾にも頑張っては欲しい。

ショート

【A】
中島卓也

【B】
ロニー・ロドリゲス
平沼翔太
谷内亮太
石井一成

今年を通して思ったんですけど、やっぱり中島が安定していますね。
身体・判断能力の低下が見られる場面やエラーこそあったんですけど、百戦錬磨の年の功が出ているというか、スタメンにいた時の安心感はやはり他とは違いました。

もうちょい打ってほしい場面はあったけど、選球眼も比較的ある方ですし。打率もスタメン起用が多ければもう少し稼げたと思います。

中島ももう30歳なんですね。日ハムの選手の中で、年齢は上から数えた方が早いんですが、バリバリ現役な感じです。
ショート争いは盛んなんですけど、やっぱり見ている人の守備の安定感という意味では、中島は一歩上のステージにいるなって実感しましたね。

ロニーは本職ショートらしいんですけど、どうなんですかね?
このあと記載するんですけど、もしロニーが想像以上に打ちまくっても、中島の守備力に匹敵するくらいじゃないとDHに収まりそうだと私は思うんですよね。
本当に新外国人はわかりません…。楽しみではあります。

平沼・谷内・石井はそういう控えショート(ユーティリティ内野手)のポジションを争ってるイメージ。この中で守備の安定感が一番強いのは谷内ですね。平沼と石井はもっと頑張ろう。

この3人は、ある程度打てさえすれば中島に勝てるんですからね。
実際、今季開幕ショートは石井だったわけですし。平沼もシーズン後半はかなりスタメン起用されていましたよね。

だから、一番熱いのはショート争いなんです。
ロニー含めて、誰が上がってきてもいいし、打てさえすれば上がって来れますね。

【ショートのまとめ】
特に理由がなければ中島が筆頭。ロニーの配置は不明だが、可能性はある。
平沼・谷内・石井は打てさえすればチャンスは全然あるし、内野守備固めとして一軍帯同は可能。

外野手

【A】
近藤健介
西川遥輝
大田泰示

【B】
松本剛
淺間大基
王柏融
谷口雄也
杉谷拳士

【C】
五十幡亮汰
宮田輝星
万波中正
今川優馬

外野手は例にならい、まとめて記載します。

面白みはないですが、近藤・西川・大田で何があっても確定です。絶対的な3人、何代目かの御三家といっても良さげです。

西川の残留により、この3人で動かしようがありません…。
近藤と西川にはDHで休ませながら何としても塁に出てもらわないと、チームが勝てませんからね。

大田は鉄壁の守備でライトを守り続けてもらいたいですし、打力的にも絶対に外せません。でも、もうちょい長打を打ってくれるともっと嬉しいです。

とりあえず松本・淺間で近藤か西川がDH時のスタメン争いをする、という構図にも見えますが、この2人はどっこいどっこいのような気がします。
不動のレギュラー3人がいる限り、相手の先発により右打ちと左打ちで併用されそうだな、というのが私の正直な感想。
2人とも守備面は安定していますからね。あとは打力だけです。

あとセンターと言えばまあ西川なんですけど、大田はどうなんでしょうね。今シーズン、一回だけ守備変更で大田がセンターに就いたことがありました。
大田の堅牢な守備がセンターでも活かされればまた別のチームの組み立て方ができそうですが、その場合ライトはバランスで淺間になりそうですね。松本もありだけど。
センター西川を否定するわけじゃないんですけどね…。

でもまあ、こればっかりは現場の上の人たちとキャンプ次第のような気がします。本人たちには早めに伝えられそう。

王はさすがにもうちょい打ってほしい。谷口も安定感はあるんですがもうひと声、というところですね。2人とも二軍の帝王と呼べるレベルでファームでは敵なしです。
一軍でも頑張ってください。
杉谷は内野手登録ですがユーティリティ枠なので、一応記載。まあ外野出場もたびたびありますし。

さて、残りの皆さんなのですが、五十幡はちょっと状態を確認してからにしたいですね。西川残留で急ぐ必要性はゼロになりました。
私の好きそうな選手なんですけど、五十幡ってケガしそうで心配なんですよね…。
171cm・67kgですよ?
細すぎます…。ちょっと見ていても、心配になってしまいました。老婆心かな?

守備面は絶対まだまだ練習の余地しかないですし、普通にバッターとしても一軍レベルに今年到達するのかな?という気持ちひとつ。
五十幡は大卒とはいえドラ2ですし、大切に使っていいと思うんですよね。
足は武器なんですが、ケガされたら元も子もない。ピークは新球場で全然いいんです。

無難に五十幡については、一年目は最低限の走塁を身につけていただいて、シーズン終盤に代走要員で顔見せくらいでいいんじゃないかなあと思いますね。
足がまず活きますしね。よほど打ちまくるとかがなければ、代走要員でいいと思います。

松本・淺間いずれかの不調時に王と谷口を起用しない選択肢を取る場合、やっと一軍登録されるレベルだと思います。
もちろん、キャンプや合同練習での状態確認の後、オープン戦・ファーム等で絶好調とかだったら話は別です。

宮田の支配下もなきにしてもあらずだと思います。ケガはやっぱり心配ですけどね。
万波も満を持して来年は、という気持ちで記載しました。不安要素はありますが、大砲候補ですし。

今川も早々に二軍の帝王になっていただいて、一軍デビューできたらいいですね。
やはり社会人野手なので、結果が求められるのは早期かなあと思います。

【外野手のまとめ】
レフト:近藤、ライト:大田は不動。西川も打者としては外せないので、消去法でセンターでほぼ確定。近藤・西川は時々DHで。
控え外野枠は松本と淺間で使い分けされそう。どっちかが抜きん出さない限りは。
王・谷口は頑張ると同時に一軍の壁。五十幡は状態確認必須、長期的な目線で大切に使いたい。

DH

【A】
中田翔
近藤健介

【B】
西川遥輝
ロニー・ロドリゲス
王柏融

指名打者は今年と同様、中田と近藤がほぼ占有していいと思います。ファイターズが一年通して戦い続けるためには、この2人は欠かせません。
もちろん西川も必須です。レフトへコンバートとかない限り、まあ時々DHでいいと思います。

他の候補者はロニーと王ですね。ロニーの守備が微妙だけどそこそこバットに期待できるような状況で、打線に入ってくる際はDHに充てられるでしょうね。
もしくは守備(ショートと仮定)がそこそこ出来ても、内野の要なのでそこには率先してコミュニケーションがとれる日本人野手を置きそうな気はしますね。
だからロニーはDHがメインじゃないかな?って思うんですよ。中田・近藤・西川には定位置がありますからね。

本当だったら無難に王に指名打者、時々レフトみたいな感じで居座ってほしいんですけどね…。
あと一年、もっともっと打力の向上をお願いしたいです。そうすれば絶対もっと勝てるんですよ…。

【DHのまとめ】
中田と近藤で占有。休みながら、一年戦い抜いてください。西川もそれに準じる。
ロニーと王は様子見でDH使用可能。

総括

西川と近藤が塁に出て、主に中田、ときどき大田・渡邉が返す…っていうのが2020年、というか昨今のファイターズの点の取り方だったんですよね。
西川の残留で一応そのパターンは構成可能になりました。野手はほぼ今年と同じ戦い方ができると思います。
つまり、勝てないチームじゃないわけです。

いや、勝つしかないんです。
野村がいますし、渡邉や清宮にはまだまだ伸びしろがあると信じています。大田ももっとやれるはず。新外国人のロニーにも期待せざるを得ません。

助っ人外国人への期待値は去年一昨年で下がり切ってる印象はありますが、まだ何も始まってないんです。
でもコロナの影響で当面は来日できない可能性も十分あるので、やはり主旋律で考えるのは現状難しいですね。本当に期待をするだけ。

あと古川にも期待せざるを得ないですね…。ここも期待ポイントのひとつ。清水と宇佐見も頑張ろう。
五十幡は長い目で見て急ぎません、ケガしないでね。

ショート争いはぜひ盛んにやっていただきたいですね。本当に、ここは誰が抜きん出てもおかしくないんです。
中島も安定感があるし、平沼や石井もまだ覚醒の余地があるんです。谷内が中島以上の安定感でジワジワ一歩出てくるかもしれないし。

絶対まだまだやれます、大丈夫です。

そんな感じですかね。
次回は投手について同様に見ていこうと思います。こうやって見ていくと、開幕一軍メンバーも予想できそうですね。まあ合同練習やキャンプ、オープン戦次第かなとは思うんですけど。

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