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「ふつうの子」なんて、どこにもいない 木村泰子

著者は、涙なしでは観られない映画「みんなの学校」
その舞台となった大阪市の大空小学校で9年間校長を務めた木村先生。「わが子は見ないで、我が子の周りの子を育てよう」が合言葉。他人に育てられると子どもって育つんですよ。

■働き方改革は必要ない
 5時になったら帰る。だって子どもがいないのにすることはありません。大空小学校には学生ボランティアが200人以上。ちょっと寄って宿題の丸つけなどしてくれる。その間に教員は別の仕事が出来るので残業がない。学校は地域のもの。地域全体で子どもを育てる。常識では担任1人がクラス全員を見る。まる、ペケの評価をする。忘れ物、暴力はペケ?その原因を見る余裕がない。たくさんの目で見れば誰かが手を差し伸べてくれる。大人も子どもも助け合えばいい。学校は先生も親も地域の大人もみんなが学びにいくところ。自分を変えるところ。だから学校は楽しい。ママ友とお茶する時間がるなら学校にお茶を持ってきてお話して!全ての教室が開いています。子ども達に寄り添ってください。多様な大人に触れる中で、そのまま多様な社会に通用する子どもに育ちます。

【感想・行動】
生きる力を育む教育。「ふつうにしなさい!」と家庭でも学校でも言われて育つ子ども達。その「ふつう」から逸脱するとレッテルが貼られる。大空小学校のスタイルをしようと思うとまず信頼することが大事だよね。子ども、先生、地域の人、保護者。自由に学校に出入り出来るんだもんね。こういう学校にしたいと思う先生は多いだろうけど、何かあった時の責任の押し付け合いがネックなのかもしれない。教師はただでさえ超多忙やから他の問題は抱えたくない。今の子どものマスク。子どもはコロナ重症化も死亡もないのに雑菌まみれ、酸欠、表情見えない、口呼吸などのデメリット満載のマスクを付けさせられている。これも先生の責任問題回避の為かなと思ってしまう。生きる力を育めているのかな。自由でいいんだよって、本人の意志を尊重する教育にする為にも教師だけに押し付けてはいけないよね。


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