マガジンのカバー画像

「湯治」した宿

42
「温泉宿に連泊し、外に出ても近隣への買い出し(または近場の温泉入湯)程度のみでそれ以外は外に出ず、温泉に1日数回入って過ごしたことのある宿」についての記事です。
運営しているクリエイター

#温泉

「湯治宿」高東旅館2211ー07〈農民の家編〉(宮城県川渡温泉=旧鳴子町=)

11月6日からいつもの高東旅館に2泊3日で行ってきた記事その7です。 今回からサブタイトルもつけることにしました(以前に書いたものも今後サブタイトルをつけていく予定です)。 概略と前回06の内容は下記を参照願います。また本稿07の内容は、2日目となる11月7日の朝の旅館内の様子、及び再建にむかっている『農民の家』に関するものです。 なお今回のトップ画像は、当日撮影した『農民の家』入口の貼り紙です。 3時台に目が覚めてしまったものの、もうひと眠りという気にはなれず、足音に注意

「湯治宿」高東旅館00ー1(宮城県川渡温泉=旧鳴子町=)

画像は2007年12月、JR(川渡温泉駅から徒歩)を利用して、初めて泊まったときの宿の外観です。 ちなみに古川市や鳴子町など大崎地区の1市6町の市町村合併により、2006年3月31日より大崎市となっていて、最初にここに宿泊したときから自治体名としては「大崎市」であります。 昨2021年5月のこと、同時期に1週間ほどこの宿に滞在した(わたしは6連泊だがヨシタカさんはさらに長期)、筆力ゆたかな同宿のヨシタカさんからのサジェスションにより、このシリーズを書き込むこととしました。

「湯治」宿 甲府昭和温泉ビジネスホテル その3

※画像はじゃらんの予約サイトから拝借しました。男性用の湯舟です。 本日は主に浴場について書きます。その2はこちら 浴場は画像の内湯1か所のみで、大きな浴槽へは画像右側のちょっとした塔みたいなものから注がれます。 甲府昭和温泉ビジネスホテルの温泉は、湯量豊富な天然自噴の源泉かけ流し温泉です。と宿のサイトにも記載されているように、自噴のようです。 塔のある浴槽が中高温の浴槽、左奥の小さな浴槽が適温の浴槽で、中高温のスペースは同時に20人くらい、小さなスペースは2人同時に入れる

「湯治」宿 甲府昭和温泉ビジネスホテル その2

本日は主にホテル内の環境について書きます。その1はこちら 1.部屋構成 3階が和室、4階5階が洋室となります。 これまで3階の、なでしこ、ききょう、コスモスに泊まったことがありますが、なでしこが6畳、ききょうが8畳、コスモスはたしか10畳の間取りです。また1人泊の場合でも割り増しはありません。リーズナブルで非常に好感が持てます。 なお和室は部屋の中にトイレはなく、共用のものを使うことになります。 さすがにこれは書いておいた方がよいかなと思ったので書きますが、なでしこに泊

「湯治」宿 甲府昭和温泉ビジネスホテル その1

「湯治」した宿一覧で記載した宿のうち、今回は甲府昭和温泉ビジネスホテルを取り上げます。一覧はこちら 1.きっかけ 中央道を幾度となくオートバイで走っていると目に入ってくるので気になっていたところですが、2年半まえに初めて泊まりました。何と言っても和室素泊まり4500円+入湯税150円で基本24時間温泉入り放題(ただし月水金の9時半から13時は掃除のため入浴不可)というのがまず目を引きます。 ここ昭和町には日帰り温泉施設(というか、東京感覚だと銭湯に限りなく近い)がいくつか

湯治宿 農民の家その3

画像は混浴当時の大浴場(男女の仕切りができた改装後は「檜の湯」)です。 ミツカン水の文化センター 様 のサイトから拝借しました。 農民の家その3(終)です。 各浴室についてコメントします。 湯治宿 農民の家その2はこちら ●別棟として独立している混浴の白濁した檜の湯 混浴時代の檜の湯が2005年9月時点(この時点では「大浴場」)での農民の家の主浴場といえるでしょう。 広さもあって体も洗えますし、白濁していた湯と檜で作られた建物が素晴らしかったっす。 別浴になってから、

湯治宿 農民の家その2

画像は部屋内にあった10円リターン式ガスコンロです。 ガスをつけるにはコインを投入しなければならず(ただし即座にリターンされる)、 たしか一定時間たつと消えてしまうと記憶しています。 湯治宿 農民の家その1 はこちら 普通なら火を使い続けるのは数分から数十分ですので問題はありませんが、 年寄りが多いこの施設、うっかり火を消し忘れると大変なことになるのでこのようになっていたのかもしれません。部屋内にあるので宿の方が目を配れませんしね。 あと部屋別キッチンにおいては、包丁類は

「湯治」した宿一覧

画像は2005年に撮影した、農民の家の入口です。 この写真に写っている制服で受付などされていました。 北海道のキャンプ場 からいったん離れてこの記事をアップします。 わたしの個人的な「湯治」の定義は以下の通りです。 「温泉宿に連泊し、外に出ても近隣への買い出し(または近場の温泉入湯)程度のみでそれ以外は外に出ず、温泉に1日数回入って過ごすこと。」 なお基本自炊または素泊まりですが、状況により食事つきのケースもあります。 この定義を満たして実際に2021年夏までに、私が泊