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地獄のような時間【知らない】は伝えよう

知ったかぶりをしたいわけではないが
大人にはやらなければならない瞬間がある。


それは知人が良かれと連れてきてくれた店での飲食で
「コレおいしいんだよー」からの、食べてみた後に来る「どう?」と言い感想を求められる地獄である。


求められたら答えたい!


しかし私は青魚がアレルギーな為に
全ての魚がアレルギーと思い込んで生きてきたので
ルックスで魚が全くわからない

わからないのではない

もはや知らない。

だけど、この説明をするのが私はとても面倒くさい

まぁ

しかし、知らないなりにも
とりあえずマグロだけわかる!

だから私は魚が出てきたらマグロを食べる

この前も
そんな場面があった

大根と緑色のわからない草が
綺麗に盛り付けられたマグロにジュレらしきものがかかった料理が出てきた

これはカルパッチョなのだろうか?

カルパッチョってなんだろう?

もし違うならこれは何パッチョだろうか?

パッチョが何かを指す言葉ならば

もしかすると私は
知らず知らずホツパッチョな事があるのかもしれない

などと考えた結果

わからないことは触れないでおこう

その答えにたどり着いた。

そして案の定言い出す

「これめっちゃ美味しいですよ」

一口食べたらやはり聞かれる

「どう?」

よし!

私の腕の見せ所だ!



「やっぱ新鮮なマグロは違うね!マグロの旨味をサッパリしたポン酢ジュレが引き出してビールにも合うし僕はこのマグロめっちゃ好きやわ」









カツオだった…



私は今単独事故で片腕が飛んでいった気持ちだ!


それでもオーダーは来る


今度は
「これビールにあいますよ!」


私はもう片腕がだぞ!!


それでも戦場に出向けというのかっ!?


ルックスは砂ズリっぽい


なんだこれは?


食べてみた


「えっ!めっちゃ美味しいやん!こんな魚食べたことないよ!」






砂ズリだった…


私は単独事故の現場を助けに来た救急車に跳ねられたぞ!



何なんだこの地獄のような時間は


知ったかはしたらいけないと学生時代に好きなアーティストを聞かれて

1度も聞いたことのない【エミネム】と答えてしまった反省はどこに消えたんだ。


こんな時間が朝まで続いた。


皆さんは知らないものは知らないと伝えれる大人であってください。


でわでわ



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