見出し画像

日本酒の分類チャート

2023年現時点での日本酒の分類チャートです。
ある程度日本酒の知識がある人向けになっているので今後改良していくと思います。

「飲食店勤務で最近日本酒を勉強し始めました」「日本酒が好きで酒米や山廃とかなんとなくわかるかな」くらいの知識以上の方向けかなと想定してます。

酒屋さんや飲食店でお酒を注文したい際にこの順番で考えていけばスムーズにお目当てのお酒にすぐたどり着きますよ。というチャートです。


分類チャート

日本酒分類チャート2023

このチャートの見方は左から右に向かって選択していけば最短でお目当てのお酒にたどり着くように設計しています。

考え方としては、従来の純米か純米吟醸かという分け方ではなく熟成ができるかどうかというのを一番大きな違いとして捉えています。

表現を変えるとジューシー、フルーティなどの冷酒で飲んで美味しいもの(熟成に向いてないもの)と燗酒として飲むのが美味しいもの(熟成に向いているもの)を一番の違いとしてます。
巷でたまに聞く分類する言い方としてモダンタイプ、クラシックタイプがあります。それに合わせていうとモダンタイプ(熟成に向いてないもの)、クラシックタイプ(熟成に向いているもの)ということになります。

各レイヤーについて

レイヤー1 熟成の可否

日本酒の一番の違いの部分であると考えている熟成できるかどうかを最初に選択することを目的としています。
熟成しない方は冷酒向け、熟成できる方は燗酒向けとも言えます

レイヤー2 レイヤー1の細分化

レイヤー1を味わい的により詳しく分類するように設けた選択肢です。
冷酒向けのお酒でいうと生酒とそうでないものは結構違いがあると思っているし、
燗酒向けのお酒でも常温でも楽しめるお酒と絶対に燗にした方が香りが広がるお酒では味の濃さ(?)に結構違いがあると思っています。

レイヤー3 吟醸か純米か

ここでようやく見慣れた純米か吟醸かの選択肢が出てきます。
純米と純米吟醸以上の精米歩合や作り方で味のキレイさスッキリさが分かれてくるのでこの選択肢です。
純米吟醸、純米大吟醸のスペックの違いは特に拘らなくていいかと考えています。
蔵によって純米大吟醸スペックでも純米吟醸と表記していたりするし味の違いはそこまで変わらないからです。

レイヤー4 製造方法の違い

速醸か山廃などの製造工程の違いについての選択肢です。
フレーバードは味付けをしたお酒の事を指しています。
例えば樽酒です。
フォーティアフィドは酒精強化ワインのようにアルコールを添加したお酒の事を指しています。
例えば貴醸酒です。
フレーバードやフォーティアフィドはワインの4つの分類方法を元にしています。

レイヤー5 蔵の特色


ここでは蔵の特徴という選択肢です。
酸味に特徴がある、ジューシーなお酒が特徴的な蔵という蔵ごとに分類するということです。
つまり日本全国の蔵の数だけ選択肢があることになります。
ただ、どんなにたくさん日本酒を置いてる酒屋さん飲食店に行ってもレイヤー1からレイヤー4まで選択していけばレイヤー5を選択する時には数本しか選択肢に残ってないと思います。(生酒専門店、燗酒専門店くらい尖ったお店でない限り)

蔵の特徴をすでに知っているという方はレイヤー5→4へ向かって進めることも可能だし早いかもしれません。

ワインとの違い

ワインは勉強していくと地域や葡萄品種、作り手の違いである程度味の想像がつくと思います。そしてその想像と大外れすることは滅多にないと思います。
ところが日本酒はそうはいかないのです。

地域で分類しようとしてもその地域で栽培された酒米を使用していないことも多く(酒米を他県から購入して酒造りをする)この地域は冷酒系が多いからこの蔵も冷酒系かなと思っても燗酒の蔵もあるし、逆にここは燗酒系が多い県だと思っても生酒がメインの蔵もあり一概に分類しづらいのです。
そして、酒米の違いは葡萄品種の違いより味の違いは少なく、それよりも蔵の特徴の違いの方が味わいに対する影響が大きいと思います。
このあたりが日本酒の分類が難しいところだと感じてます。
なので注文する際にワインのように地域で指定したり品種で指定しても「想像していたものと違う」ということが起こったりするのです。


このチャートの問題点

”結局蔵の特徴を覚えなきゃいけない”

このチャートは蔵の特徴を知ってないと選択できません。
とても玄人向けになってしまっている点です。
ものすごく日本酒について詳しくはないけどある程度知ってる方がわかるくらいのものになっています。
なので日本酒初めての方に使ってもらえるようなチャートに改良する必要があります。

このチャートの別の使い方

これから日本酒を勉強しようと考えてる方が、日本酒を覚える際にこのチャートを使って分類しながら覚えていくのには便利だと思います。

実際私が、日本酒を勉強しようと思って色々飲んでいる時に「これはさっぱりしている」「これは山廃なんだな」「これはフルーティだな」「これはどっしりしている」みたいに味わいを”点”で捉えて理解しようとしていて結局味わいの全体像が掴みにくい経験がありました。
なのでこのチャートを使って分類していくと日本酒の味わいの理解が早まるかもしれません。

まとめ

簡潔に言いたい事を2つにまとめると
「熟成できるかどうかが日本酒の1番の違い」
「日本酒の味わいは酒米や精米歩合よりも蔵の特徴の違いが大きい」



このチャートについての質問や感想をお待ちしてます。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?