トリセツが読めない私の取扱説明書

新しい掃除機が来た。

動かない。コード繋いだのに。そういえば、この部品、どこにつけるんだ?
簡単取り付けセットに苦戦すること、およそ10分

布団用の物干しざおを追加購入した。
ラクラク組み立てとのことだが、伸縮自在のさおががうまく伸びない。あれ?なんか曲がってないか?
ここまでおよそ10分

結局、取扱説明書(トリセツ)を取り出して、
「ははーん。こういう構造だったのか」
と一安心。

動かない。伸びない。
おいおい、なんのためのトリセツなのだ!

といったように、私はトリセツを読むのが苦手である
そのため、「なんかわからんけど、いけるやろ」とか「このご時世にトリセツなしで使えないなんてものがあるか」とか全く根拠のない自信と理由付けで文明の利器に立ち向かう。
とはいえ、残念ながら、私の脳みそは近代化されていないのか、やはり10分を無駄にする。
なにせ昔からトリセツというものが非常に苦手なのだ。そのせいで早とちりであったり、勘違いが少なくない。結局トリセツを何とか解読して、30分くらいかけて物品を組み上げる。

そういえば、昔から嫌いだったものを思い出した。
レゴである。
思い通りに組めたことなどほとんどない。いや、ゼロである。
にもかかわらず、私が小学校の高学年にもなろう頃、レゴブロックが大好きな奴らがいた。

「今日はレゴで遊ぼう」

は?それはレゴで遊べる奴の言うことであって、私のおもちゃではない。そんな私を横目に、彼らは設計図みたいなものを見ながら、あのスターウォーズの世界だったり、海外の街を作り上げていた。

私がせいぜい組み立てられるのは、解体現場という作品。
対象年齢5歳?知るかそんなもん。

幼少期にレゴブロックで遊べなかった私は、いま掃除機も物干し竿も満足に組み立てられない。しかもトリセツを読むという行為もままならない。

だからこそ、トリセツが読めない私の取扱説明書の一行目にはこの文言を与えたい。

「とりあえず10分間、放置する」

10分もすれば諦めて、あなたに教えを乞うと思うから。

ーーー

新しいものをみると、答えを聞く前にまず自分なりに観察したいなと思う質でして。
結局時間の浪費になることも少なくないのですが、一回とりあえず観察すると理解が深まったりするので、一長一短かなと思ったりもします。

ただレゴだけはいまだに相いれません。

本日はこれにて!
ご清読ありがとうございました!

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