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アレクサ、来月の生活費稼いで

AIがとっても素敵なデザインを考えつく

そんなニュースを目にした。はえー、すごいねぇと呑気に眺めていたのだが、「人間いらなくね?」と邪念が頭をよぎる。

今のAIは、そんじょそこらの人間よりも精緻でユーモラスな絵を書くらしい。少なくとも美術の実技の成績が10段階で3だった筆者など、AIの足元にも及ばないだろう。

AIが世間に取り沙汰されるようになったとき、私達は「面倒な雑務から解放される」なんて期待した。それは例えば、ロボットが床をピカピカにしてくれたり、複雑な会計処理を自動で行ってくれたり。
暮らしがAIによって便利になることで、人間はより創造的なシゴトに専念できるなんて期待したわけだ。

でも、いまはAIが人間よりも創造的で、AIにできないことを人間が担うなんてこともある。ときには、AIを導入するよりも人件費の方が安いなんてことさえも。

もしAIが私よりも遥かに経済的な利益を生み出せるのなら。もしとは言ったが、これはもはや事実でもある。であるならば、逆に私こそが彼らの働きやすい環境を整備してやったほうが良いのだろうか。

私「アレクサ、来月の生活費稼いで」
AI「かしこまりました。ゴシュジン、ボディが熱くなりがちの私の労務環境を整えて」
私「かしこまりました。エアコンの掃除をして、クーラーがよく効くようにします」


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