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音響ハウス Melody-Go-Round

□あらすじ

1970~80年代に勃興したシティ・ポップの総本山として近年再注目を集める東京・銀座のレコーディングスタジオ「音響ハウス」にスポットを当てたドキュメンタリー。1974年12月に設立された同スタジオは、原音を忠実に録音できる環境を常に提供することで国内外のアーティストたちから愛され、数々の名曲・名盤が生み出されてきた。YMO時代から同スタジオで試行錯誤を繰り返してきた坂本龍一をはじめ、松任谷由実、松任谷正隆、佐野元春、ヴァン・ヘイレンのデビッド・リー・ロスら多彩な顔ぶれのアーティストが、同スタジオとの出会いや思い入れ、楽曲の誕生秘話を語る。当時のプロデューサーやエンジニアにもカメラを向け、シティ・ポップがどのように形作られてきたのかを描く。さらに、ギタリストの佐橋佳幸とレコーディングエンジニアの飯尾芳史が発起人となり、大貫妙子、葉加瀬太郎らゆかりのアーティストたちが参加した本作のためのコラボ曲「Melody-Go-Round」のレコーディングにも密着。企画・監督は「SUKITA 刻まれたアーティストたちの一瞬」の相原裕美。

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□感想

音楽好き、CITYPOP好き、坂本龍一やユーミンなど、70〜80年代の日本の名曲達が沢山生まれたレコーディングスタジオのお話。

マニアックで興味深い。
そしてとっても大事なお話。

明らかに内容は大人(世代というか)向けだが、いわるゆ「音」や「表現」に必要な要素という目線では世代も時代も関係なく学ぶべき部分はあると思う。
僕も音楽を嗜んできた身なので、この映画で語られる「いい音」の定義にはかなりの興味と自論ありなんだが、とても楽しく観ることができた。

良い曲には良いスタジオと良いエンジニアあり。

今は自宅に篭る時代だけど、音にも空気感がまた改めて大事になってくると僕は思う。今はmp3が主流なのにレコードが流行るとか、携帯カメラの解像度が上がってきたと思えば、写ルンですを持つ若者達。コンビニの酒より丁寧なカクテルやクラフトビールと、あらゆる部分で空気感や「生」の感触を求めているように思える。

ほとり座にて1/16(土)〜1/22(金)上映です!

ほとり座 田辺和寛

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