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今から始める投資信託

言葉としては聞いたことある方は多いんじゃないかと思います。
でも、いまいちよく分からないという方も少なくないのではないでしょうか。

ちなみに、昨今、話題になっているNISAやiDeCoにも投資信託は関連してきますので、お考えの方は必ず押さえておきたい内容です。

こちらのnoteは、投資信託がどういうものかざっくりと理解できる内容となっています。初めての方でも分かりやすいように、例を出しながら解説していきますので、最後までお付き合いください。

投資信託とは?

投資信託とは、投資家から集めたお金をひとつの大きな資金としてまとめ、運用の専門家が株式や債券などに投資・運用する商品で、その運用成果が投資家それぞれの投資額に応じて分配される仕組みの金融商品です。

ちょっと難しいですね、、、。

どういうことか解説していきます。

例えば投資を始めようとすると
○どこの会社の株を買っていいか分からない、、、
○いくつ買いたいけど資金が足りない、、、

こうした課題が出てきます。

こうした課題を解決できるのが投資信託です。

投資したい人がファンドにお金を預けます。
このファンドが会社A、会社B、会社Cといろんな会社に投資してくれます。

ただ、投資家が1人だけだと、投資できる金額が少なく、数社にしか投資することができません。
もし、100人から100万円を集めたられたら、1億円で投資をすることができます。そうすると、1人で投資するときよりも多くの企業の株を買うことができる。

ファンドは、このようにたくさんの投資家からお金を預かり、そのお金をもっていろんな会社に投資をしてくれます。
また、どの会社に投資するかということも基本的にはファンドが決めてくれます。

いわゆるパック売りなのですが、よりイメージしやすいようにりんごの木で例えてみます。

りんごの木を育てたいけど、、、

りんご(お金)の木(会社)を育てたいけど、
2つの課題に直面しているとします。

①どの苗木がいいか分からない
→病気をもっていたり、虫がついているかもしれない。
 初めて買うため相場より安いか高いかが分からない。
②資金が少ない
→1本だけ買ってその木が途中で気が病気になってしまったら、
 元も子もないけど、何本も買うだけのお金はない、、、

こんなときにどうすればいいのかというと、
プロに頼んだら良いんです。
ここでのプロは農家のおっちゃんです。
また、自分だけじゃなくて、他の投資家と一緒にお金を出すことで資金面も解決することができます。
自分を含む投資家たちがプロの農家のおっちゃんにお金を預けます。
そして、農家のおっちゃんはどんな木が良いかなど選んで買うことができますし、資金もあるため木を何本も買うことができます。

農家のおっちゃんに頼むことで、より良い木を買うことができますし、
もし、1本枯れても何本も買っているので、問題ありません。

つまり、この農家のおっちゃんが投資ファンド/ファンド会社となります。

また、農家のおっちゃんはいろんなパックプランを持っていて、この一つ一つのパックのことも投資信託(ファンド)と言います。

若干ややこしいのですが、ファンドには商品を指す場合と運営会社を指す場合がありますので、前後の話からくみ取って混乱しないようにしましょう。

実際の投資信託は?

投資ファンドがもっている投資信託商品はたくさんあります。
アメリカ株ファンドや日本株ファンド、世界国債ファンドetc.
他にもヨーロッパ株や新興国株も扱っているものもあります。

また、実際のファンドの商品によっては株だけというわけではなく、債券やコモディティ、不動産などを組み合わせた商品もあります。

ここで、注意していただきたいことがあります。
投資信託はすべてが良いものではないということです。
実際に買うことができる商品には、明らかにパフォーマンスが悪い商品が多くあります。

ちなみに、世界各国の投資信託の格付けを行っているMORNINGSTAR JAPAN inc.の格付けでは、日本の投資信託は5段階評価の真ん中である「平均」という評価となっています。

投資信託は仕組みは良いです。
ただ、投資信託が良い!という言葉を鵜呑みにして始めるのではなく、良い商品なのかをしっかりと判断することが大切です。

まとめ

・投資信託はプロに運用を任せられる
・ファンドには商品を指す場合と運営会社を指す場合がある
・少額でたくさんの投資先に投資が可能
・ファンドは約3,000種類もあり、株だけじゃなくて債券やコモディティ等の組み合わせもできる
・証券口座を通じて買う
・投資信託自体は良い仕組みですが、悪い商品もたくさんあるため、注意が必要

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