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ボランティア/福祉

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ろうあ者との出会いから手話、要約筆記、点字そして盲ろう者ガイドヘルパーの経験談。 障がい児•者施設や高齢者施設勤務を通じて感じた事を綴っています。
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#知的障害

ボランティア活動豆知識

助け合い・支え合う社会を目指して 「ボランティア活動」等を通して知った事を紹介します、このサイトが最初の一歩を踏み出すきっかけとなれば嬉しいです。 ボランティアについて「ボランティア」の語源はラテン語の「ボランタール(自由意志)」、フランス語の「ボランテ(喜び、精神)」といわれています。 一般的な意味は「志願者、篤志者、奉仕者、自ら進んで社会事業などに参加する人」です。 - ボランティアの4原則とポイント - 1.自主性・自発性 他から強制されたり、義務としてではなく

遠回りしたけどやりたかったのは知的障害者·自閉症の支援·関りかな?!

介護職になり他職種を経験してこれまでの経験職種 最初は知的·発達障害者のグループホームや訪問介護の5年間の経験後に障害児デイサービス、高齢者小規模多機能施設、行動援護、就労支援施設、高齢者デイサービス、老人ホーム勤務を行いました。 重度訪問介護に就いて 上記を経て重度訪問介護に勤めています。 訪問先は大きく分けて2つあります。   1つはALS、筋ジストロフィなどの進行性の病気で意思疎通は文字盤などで行い身体介助及び生活介護がメインの方 2つめは知的障害など身体介助

なぜ知的•発達障害者支援をやりたかった分かった気がする

2024年6月時点で重度訪問介護の仕事をしていますが本当は「知的・発達障害者の支援」をやりたかったと思える出来事がありました。 重度訪問介護の道に進んだのは弟が脳腫瘍の手術の結果、不運にして遷延性意識障害(世間で言う植物人間)に陥りました。本人の術前の言い残し遺言と言いたくないのでこう表現しましたが「延命措置はしない」と言われたと聴きました。 本人に意識がなく夫婦になった連れ合いが延命を打ち切った気持ちは言葉で言い表せないものだったと感じています。本意は本人しか分かりませ

ふくはぴ愛知の松本さんの生き方で方向性が見えたような

先ずはふくはび愛知と松本さんの紹介です。 現在の重度訪問介護の仕事を行うなかで多くのALSや筋ジストロフィーの方の支援をしつつ、何か違和感を感じることがありました。 今年2024年に還暦を迎えて定年歳になります、再雇用はあるものの、人生の大きな区切りの年であり人生50年と真剣に思っていた私にとっては7日しか生きられない蝉がもし8日目の日を迎えたらの「八日目の蝉」の感じでした。 松本さんを知るきっかけになったのは林さんでした。 林さんと話す中である共通事項がある事を知り

新聞記事「知的障害 理解があれば」を読んで!

「安永健太さん事件に学び 共生社会を実現する会」より転機 私は学生時代は福祉とか障害者とは縁遠い生活をしていました。社会人になり1人のろうあ者との出会いが人生を変えたように思います。 コミニケーションが難しい彼らの思いが伝わる事を願ってボランティア活動を行い、定年後に務めたいと思っていた介護職が50歳の時に実現出来ました。そこで驚いたのは利用者さんとの距離感でした。 最初に入ったのは障害者運動から立ち上げた団体で当時者の思いが反映されて設立された聞きました。障害を持った

行動援護従業者養成講習会を思い出して

先日重度訪問介護の一環で散歩の同行がありました。そこで行動援護講習会で学んだ知識が役立ち足止めの時間はあったものの無事に帰宅出来ました^_^。 帰宅後にテキストを再読して復習しました。 読み終えて思ったのは更に深く「行動援護」を学びたいと「事例」テキストを購入しました。 定価2600円+税が799円の古本が見つかり初回利用特典で半額クーポンを使用して400円で購入しました。 書籍は前半は知的障がい者ガイドヘルパーの実例や家族•関係者の思いが載っていて当時の経験を懐かしく

重度障害者介護で思う事と1ケアワーカーの気持ち

中日新聞の朝刊(2022/10/18)に載っていた記事にあった 全身の筋肉が弱っていく難病の筋萎縮性側索硬化症(ALS)は常にヘルパーの支援が欠かせない。しかし重度障害者への障害福祉サービスは長時間対応出来ずに報酬単価が安いと言った全国的な課題がある。 その中で自身の「自薦ヘルパー」九人を雇用して、他の障害者らの医療ケアなどをサポートする ALS当事者であり訪問介護事業所を立ち上げた社長の記事が目に止まりました。 著作権の関係で記事は載せれないので文章と写真は削除しまし

介護に思う好きなものこそ上手なれ

職場では新しい利用者さんの介護方法について、そこに居た方全員とご本人で検討しました。 時間外にも関わらず熱心なやりとりがありました。私は身体介助は余り得意としませんがスタッフそれぞれがご利用さん、介助者とも安楽な方法を提案し合う中で時間が経ちました。 私は身体介助より知的•発達障害の方の介助の検討会に熱がこもります。今回の4ヶ月は苦手な身体介助をしっかりさせて頂き、関わるスタッフの熱意を感じる貴重な時間になりました。 やっぱりに私は重障の方向けの介助がいい!自分の好きタ