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お前たちがうまいコメを食べられるのは俺様のおかげだ、ありがたく思え ~毒親から避難せよ~

毒親とは

みなさんは「毒親」と呼ばれる親をご存知だろうか。最近ではよく聞くことも多いので今更な感じもするが、ここで毒親について軽く触れておこう。

毒親(どくおや)・・・俗に、子供に悪い影響のある親。児童虐待に該当する行為で子供を傷つけたり、過干渉・束縛・抑圧・依存などによって子供の自立をさまたげたりする親。 weblio辞書 より

また、毒親とは?特徴・チェックリスト!あなたは毒親になってない?という記事で、「毒親の特徴・チェックリスト」が掲載されているので、気になる人はこちらもどうぞ。

前置きが長くなったが、かくいう私の父親も毒親である。今は実家から離れて暮らしているからこそ、昔ほど父からの毒攻撃は受けなくなったものの、私に子どもが生まれてからは、孫かわいさに時々ひょっこり毒をしかけてくる。先日あほらし過ぎて旦那さんと笑ってしまった件がこちらである。

「誰のおかげだ?ありがたく思え。」私の父の場合

実家は農業をしているので、時々お米を送ってくれる。先日ちょうど母から「新米ができたから送るね」ということで新米が届いたのだが・・・。

事前に母からの連絡では「お父さんが『俺から送ったことにしておけ』と言ってるので、送り主がお父さんになってます。着いたら連絡してあげてください」と。この時点でもう面倒くさいやつだなぁ、と覚悟はしていたのですが、その翌日。

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「ラベルにすでに印字された依頼主=母の名前」に二重の取り消し線を引いて、わざわざ横に書かれている父の名前。なかなか衝撃的である。

母はよく野菜なども送ってくれるので、ゆうパックのラベルにお届け先や依頼主の情報が印字されたものを毎回使っているのだが、今回はおそらくそれを荷物に貼った後に、父が目ざとくそれを発見し、「俺からの名前にしておけ」とでも言ったのだろう。二重線引いて父の名前を書くなんて母も母でなかなかだが。父の威圧感が半端ない。

送られてきたお米も野菜も、おいしくは食べたのだけれど、父に対してありがたい気持ちが増すどころか、鬱陶しく思う気持ちがさらに増すばかりである。人に好かれたいのに逆効果なことしかできない父、憐れである。

この出来事から見ると、先ほどの「毒親の特徴・チェックリスト」で見る父は「『あなたのために』と押し付ける」タイプの毒親になる。本当に、「あなたのため」と思ってすることほど、その人のためになっていないというのをいい加減理解したらいいのに、と思う。

毒親との関わり方

今でこそ物理的な距離があるとはいえ、今回のように父親から接触があると毎回不快な気持ちにさせられる。育ててもらったことについては確かにありがたいのだが、でもそれを盾にこられると、まったく感謝したいという気持ちがわかない。むしろ迷惑だと感じることの方が多すぎて、今後も極力関わりたくない。

ネットでも「毒親 対処法」で検索してみると「縁を切れ」「はっきりノーと言おう」「接触するときは第三者を介する」などが対処法として出ている。毒親と接する方法、というよりも、接することそのものが「百害あって一利なし」なので接するな、という意見ばかりである。

私の今のところの父との関わり方としては

・物理的に距離を取っている。
・自分から連絡はしない。
・LINEが来たときはスタンプで軽く返す。
・返事の必要性を感じないものについては既読スルー。
・父から何か送られてきた時は旦那さんにお礼のLINEをしてもらう。

という方法をとっている。とくに、旦那さんが私と父の間に入ってくれるようになってからはとても気が楽になった。旦那さんは旦那さんで、毒親としての父の言動を楽しむ余裕があるようなので、本当に良い旦那さんに出会えたなぁと感謝しかない。

もう少し若い時でこそ、私の考えを分かってほしい、父の考え方を改めてほしい、と思って話をしたこともあったが、何せ毒親はモンスター。話してわかる相手ではない。そして毒親として父はもう30年以上やってきたのである。今更周りがどうこういったところで本人が必要性を感じない限り、変わろうとはしない。そもそも自分が正しいと思っているので、今後も彼は彼の道を進んでいくのだろう。

変えるなら「相手」ではなく「自分」

毒親に限らず、人は他人を変えることはできない。人が変わるのは、自分で変わろうと思ったときだけである。いつか変わってくれるだろう、という期待は捨てなければならない。

自分には自分の人生がある。自分が幸せに生きるためにはどうすべきか。「相手」ではなく「自分」に焦点を当てていくことが大切である。


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