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【ライブ感想】会いたかった、またきてね。〜Mr.Children miss you tourに参戦して

こんにちは、ほたてです。

普段、ワーママ的な観点からのらりくらり書いているのですが、今日に関してはいちヲタクのほたてとして話します。セトリとかネタバレはするつもりなしです。

音楽評論のようなことは書けないし、本当に、ライブに参加したただの一ファンの個人的な気持ちを綴るのみですが、ここに残しておきたいと思います。

もう、しばらくミスチルには会えないと思っていた

私はMr.Childrenの大ファンで、中学の頃から18年ぐらい追っていて、ファンクラブも入っています。それでも初期の頃の曲とかまだまだ知らない曲も多く、古参のファンの方々には頭が下がる思い。まだまだにわかだと思ってますが、思いだけは皆さんと一緒だ!という気持ち。

そんな私、コロナ禍と出産→育児で、完全にライブに行くのを諦めていました。地元でやる可能性は低く、かといってママべったり期の子供を置いて遠征する気も起きず。

なのに、とある夏の日に発表された今回のアルバムツアー、できる限り全国のホールを回ろうとしてくれたんだろうなという日程。

ダメ元で申し込んで、第一希望で当選。

AAGツアーの名古屋ドーム以来、4年ぶり。
地元で聞けるのは、未完ツアーの8年ぶり
そして、ずっと当てられなかった、ホールツアー。

ああ、これはもうしばらく、ミスチルに会えることはないな…と諦めていた私にとって、なんと嬉しかったことか。

ありふれたいつもの風景に、ミスチルがいた

今回会場になったホールは、地元民には割とお馴染みの場所でした。

リバーサイドに、劇場やホール、空中庭園や神社が連なる、神秘と芸術と自然が共存する空間。私が大好きな景色でもありました。

そんなありふれた場所に、ミスチルの4人がいる。ほんとかなぁ…。

いざ、開場時間になって、長蛇の列を見たときに、やっと実感が湧いてきました。

今回、ツアーTなどは買わなかったけれど、これまで買ったキーホルダーやラバスト、バケットハットを身につけ、なんとなくアルバムカラーっぽいモノトーンの服装で参戦。

いつもは友達か家族と行くので、初めてひとりでミスチルに会いに行くのに、一種の緊張を抱いてました。

席は、ちょうどホールの真ん中ぐらい。4人の真ん前だと失神しそうだし、遠すぎても少し寂しいし、4人みんなの顔が見えるという意味ではベストの場所を用意してもらえました。

このホールだって、何回か足を運んだことがあるわけで。ここで演奏してくれるのか、となんだか不思議な気分でした。

懐かしさで溢れた2時間半

いざ、ライブが始まると、感動とか以前に、懐かしさで胸がいっぱいに。

また、会えたね。という言葉が、馴れ馴れしくもぴったりだったように思うのです。

セットリストは、ネタバレしたくないので書きません。が、いわゆるライブド定番の曲は2曲ぐらいだった気がします。

アルバルの曲、今この時勢だからこそ歌う意味のある選曲、ツアーに込められた想いを代弁する曲、そんな感じ。

元々、会報か何かで、ホールだからこそサウンドそのものを伝えられるのが楽しみと言ってたように記憶していて、まさに、ホールだからこそ聴けた曲たちだったなと。

正直、普段じっくり聴かず流し聞きしてしまう曲も、目の前で4人が届けてくれたことで、改めて歌詞の世界に浸かり、ぐっときたり、涙したり。

演出も、普段のドームやスタジアムのような派手さこそ出せないものの、ホールでしか味わえないような空間とバンドサウンド。

今回のアルバムのレビューを見ていると、賛否両論というか、バンドサウンドについて言及しているものが多い印象ですが、少なくとも私はライブで聴いててそんなこと気にもなりませんでした。

ライブならではのアレンジだったのかもしれないけれど、確かに4人のサウンドだった。Mr.Childrenの音だった。

それこそ、ライブに行けたから、あの場だから聴けたサウンドだったんだろうなぁ。

アンコールでは、ライブで聴きたかった個人的に好きな曲をやってくれて、明るい曲なのに涙と鼻水を垂らしながら手拍子したりレスポンスしたりしてました。

夢だったのかもしれないけど、会えてよかった、また来てね

あっという間に終わって、家に帰って、翌日朝目が覚めて、またいつもの日常。

さすがに30代にもなると、なにか素晴らしい体験をしたからといって劇的に人生が変わるわけではないことはわかっている。けれど。

ミスチルの4人に会って感じた、ほんのりとした希望みたいなものが、確かにそこに残っていた。

Mr.Childrenという存在、Mr.Childrenがこれまで届けてくれた曲たちがいてくれること、それだけで、私は私の今日をちゃんと始められ、終えられそうな気がした。

もしかしたら、あの時間は夢だったのかもしれないけれど、会えてよかった。

またいつか、この場所に来てほしい。また、来てね。また、会おうね。

今日も私はMr.Childrenの音楽を聴いて、ありふれたいち社会人、いち母親としての今日を、自分なりに歩んでいく。

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