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青春18きっぷの旅 2023~4年 年末年始 後編

こんにちは。青春18きっぷを使ったマニアックなルートにハマって来た、アラ還トラベラーのホタテマンです。

さて、最終回の今回は復路です。往路同様、2日掛けて佐賀県から神奈川県に帰ります。一筆書きのコースが好きなので、可能な限り同じ路線を避けて帰りますが、やはり限界はあります。まぁ、この記事もゆっくり読んでどんな工夫をしたかご確認ください。

その前に前編の往路はこちら。

そして小川島滞在記の中編はこちら。


復路のコースは次の通り。

小川島~呼子~西唐津~唐津~佐賀~鳥栖~小倉~下関~岩国~糸崎~岡山~高松~高松港~神戸港~三ノ宮~大阪~加茂~亀山~名古屋~豊橋~浜松~熱海~大船~久里浜

それでは細かく見て行きましょう。

07:00発の始発便で小川島から呼子に戻る。

九州の日の出は関東より大分遅い
乗客は私を含め2~3名
呼子到着


07:20 呼子到着。徒歩5分程の所にあるバス乗り場に移動。

バス乗り場到着
07:40発の唐津行バスを待つ

07:40 バスに乗り込む。偶然にもこの日はバス無料の日。760円浮いた!

昭和バス車内


08:10西唐津駅到着。やはり大手口バスセンターから唐津駅まで5分歩くよりも、駅の目の前にバスが止まる西唐津駅の方が便利。

既に電車が居る(305系)


唐津到着。唐津からは博多方面に行く筑肥線と伊万里・久保田方面に行く筑肥線・唐津線の2系統が乗り入れている。伊万里方面行きの筑肥線は本牟田部で唐津線と分岐し、唐津線は久保田で長崎本線と合流する。

駅名標

唐津線の出発時刻まで少し時間があったので駅周辺を少し散策する。

佐賀行は08:49発の2両編成
駅舎
唐津曳山
カワイイ鉄道模型
キハ125形
佐賀キャンペーンのラッピング。ドットの粗い画像。
車内はボックスシート仕様

鬼塚ですれ違った車両にも佐賀キャンペーンのラッピング。

違うラッピングが施されたキハ47形


久保田から長崎本線に入り、嘉瀬川を渡るとイベントの時のみ(?)営業する臨時駅「バルーンさが」を通過し、10:01佐賀到着。乗り継ぎの長崎本線 鳥栖行は10:25の予定。その間、特急が沢山通過する。

駅名標
佐賀まで乗って来たキハ125形

反対ホームに博多発 鹿児島本線・長崎本線経由の佐世保線直通 特急ハウステンボス・みどりが入線。前方のオレンジがハウステンボス行き、後ろが佐世保行き。早岐で切り離す。

オレンジ色の憎いやつ(わかるかな?)783系
こちらは783系のみどり

今度は武雄温泉で西九州新幹線(長崎新幹線)の乗客をリレーで拾って来た博多行きのリレーかもめ。

787系

更に佐世保から来たみどり・リレーかもめ。

885系

そして私が乗る10:25発 鳥栖行が到着

817系


途中、吉野ケ里遺跡の横を通過したり、新鳥栖で九州新幹線の下を潜ったりしながら10:57鳥栖到着。駅の東口にはプロサッカーチーム「サガン鳥栖」のホームスタジアム「駅前不動産スタジアム」がある。乗り継ぎの鹿児島本線 小倉行が11:02だったので今回は断念したが、鳥栖駅にも中央軒と言う駅そば屋があり、次回はトライしたい。

因みにこの電車、博多まではどんどん乗客が増え、都内の通勤ラッシュ並みになったが博多で総入れ替えとなり、無事座れた。

軽量ステンレス製の区間快速 811系


12:56小倉到着。下関行きの電車まで少し時間があったので往路同様、もう一度「玄海うどん」を食す。

駅名標

今回は肉うどんをチョイス。美味なれど、肉の味付けが少し甘さ強めにて折角のうどんの出汁を邪魔しているように思える。肉好きならかしわがおすすめ。自分は次回、ごぼう天や丸天、或いはエビかき揚げ辺りをトライしたい。

肉うどん

美味しいうどんでお腹もいっぱいなので旅程を進める。

13:32発 小倉発下関行

415系1500番台

13:49 下関着。乗り継ぎは14:25発の岩国行

115系

途中、徳山駅では岩徳線の車両発見。徳山~岩国間の気動車路線。一度乗ってみたいと思うがチャンスが訪れるかは不明。

キハ40形かキハ47形

この辺りは本当に海が穏やかで良さそう。

大畠駅付近の周防大島と大島大橋

17:36 岩国到着。乗り継ぎは17:47発の糸崎行き。

226系 Red Wing


20:03 糸崎着。ここでの乗り継ぎは20:17発 備前片上行きなのだが、この便だけ反対ホーム発なのでインバウンド客が混乱しており、説明して支援した。その中の一人が自分の座っているボックスシートに座ったのでどこまで行くのか聞くと尾道とのこと。観光か仕事かと尋ねると仕事だと言う。具体的には彼はインド人の船舶エンジニアで、尾道で新造される貨物船の受け取りと運用研修の為、3ヶ月ほど滞在しているとのこと。船は香港を拠点に今後活躍する予定だとか。中国資本の海運会社で中国の沿岸部を中心に運営しているだが、船の運用は彼のような技術者3名とクルー数名。全員インド人だそう。半年後にはもう一隻完成するので、また同じことを繰り返すらしい。私も船舶修理関連の仕事をしているので話が弾み、あっという間に尾道に到着し、かれは電車を降りて行った。

115系


21:49 岡山到着。さあ、ここからが私の変則・変人的旅程の開始。厳密には既に唐津から素直に博多経由では戻らず、唐津線にて佐賀経由をしているが、ここからが真骨頂。岡山から瀬戸大橋線にて高松に渡って四国に入ります。

岡山は色んな電車が通るのでとても楽しい。こちらは高知から来た特急「南風」。

2700系気動車
2000形気動車?
津山線のキハ120形

入線してきたマリンライナーは半分を切り離して折り返し運転。

切り離し作業

22:12発 マリンライナー高松行き。

223系


約1時間後の23:10に高松到着。初瀬戸大橋は真っ暗で何も見えず。次回はサンライズ瀬戸で渡りたい。

乗って来たマリンライナー
特急しおかぜ アンパンマン列車
マリンライナー5000系
駅名標 「うどん県 高松市 さぬきうどん駅」(笑)
改札口
とても綺麗な駅舎


23:30 ジャンボフェリー連絡バスにて高松港へ。

無料バスに乗車

そう、寝床と移動を兼ねて深夜のフェリー移動を試みる。23:40 ジャンボフェリー高松港ターミナル到着。事前オンライン予約済みだったので、登録メールアドレスに送信されてきたQRコードを乗船時にかざすのみ。特にチェックインは不要。船は01:00出航予定なので、約1時間フェリーターミナル内を散策するも、深夜にて特に目新しいものなし。しかしながら、乗船者は多かった。これも正月効果なのか。。。

ジャンボフェリー チケットカウンター


乗船したのは2022年に就航した新造船の「あおい」。

あおい

船内は深夜にもかかわらず人でごった返してたが、少し散策してみるとガチャポンにバスの乗車券が売っていた。通常210円なのでこちらの方が10円お得?面白そうなので買ってみた。

フェリーバスきっぷ
私はファンネル フェチ
高松港出港。四国は2時間弱の滞在だった。

船内には撮影注意の張り紙が至る所にあったので控えたが、雑魚寝部屋で何とか一人分のスペースを確保。疲れていたので3時間はしっかり寝入ってしまった。神戸港入港は05:15。連絡バスには乗れたが、乗り切れなかった人もかなり居たのでやはりこの便は満員だったと思う。

神戸港到着
神戸三宮駅

いい加減お腹も空いたので、三宮で朝食としたい所だが、朝の6時前ではまだほとんどの店が閉まってる。好きなうどん屋さんも7時オープン。往路の広島では「なか卯」だったので小さな抵抗として「すき屋」にしようと思ったが、こちらは朝帰りの若者で大混雑。致し方なく、空いていた「なか卯」で朝食とする。

牛小鉢朝食


よし!帰路移動日2日目スタート!!

先ずはJRの三ノ宮から大阪に向かう。

改札口
駅名標
06:02発 快速米原行 225系


このまま米原まで乗って行けば午後3時頃には帰宅できるが、ここは強いて大阪で下車。

06:30 大阪到着。ここで環状線に乗り換える。

駅名標
環状線の内回り 323系

新今宮到着。ここで大和路快速を待つ。

323系

懐かしの201系王子行が目の前を通り過ぎて行く。

昔の山手線を彷彿させる201系
大阪方面に向かうパンダ模様の287系特急くろしお
こちらは関空に向かう271系特急はるか

大和路快速が待ちきれず、次に来た201系の王寺行きに飛び乗る。いゃ~~、ノスタルジー感たっぷり。私の場合は学生の頃に横浜~石川町間で乗ってた京浜東北線ですかね。

駅名標
乗って来た201系

07:25発 大和路快速 加茂行き。

221系
駅名標

流石に疲れていたようで久宝寺~加茂間は寝てしまって全く記憶なし。しかし薄っすら奈良駅では一瞬目をさましたような。。。

加茂までが大和路線。ここから先は関西本線。

駅名標

関西本線の加茂~亀山間はキハ120形気動車 1両編成。木津川沿いを登って行く素敵な景観の路線。

08:15発 亀山行き

キハ120形気動車

笠置駅で遭遇した「お茶の京都」ラッピング仕様。

笠置駅
加太駅

09:36亀山駅到着。

亀山駅
駅名標

次の電車まで少し時間があったので駅近辺を散策。

青がJR西日本、橙がJR東海 交通系ICカードでは両JRを跨げないようだ
駅舎

亀山市には日本武尊が亡くなった能褒野(のぼの)とその墓とされる能褒野御墓、そしてその妻の弟橘媛(おとたちばなひめ)の生誕地とされる忍山(おしやま)神社があるそう。

駅前には立派な銅像

正直、駅の周りには特になにも無かった。亀山からは紀勢本線が出ており、途中参宮線が分岐して鳥羽方面に行けたり、そのまま熊野や串本を通過して紀伊半島をぐるっと周ることもできるのだが、時刻表を見るとどの方向も日中は一時間に1本程度しか走ってないので、あまり活性化しているとは言えない。紀伊半島と言えば私鉄最長の路線網(501.1km)を持つ近鉄がJRを凌駕してしまっているかもしれない。

三重県は空港も新幹線の駅もない県として有名。他に奈良県、山梨県と福井県があるが、福井県はもうすぐ北陸新幹線が敦賀まで来るのでこのリストからは外れる予定。山梨はリニア開通でリストから抜け出せるかな?隣同士の三重と奈良は意外と秘境なのかもしれない。実際、乗って来た関西本線の加茂~亀山間はとても魅力的な自然溢れる土地だった。


駅に戻ると名古屋から来た313系が反対ホームに入線してた。

313系


10:24名古屋行き。

312系


途中、関西本線と並走する近鉄名古屋線の米野車庫付近で見かけた近鉄の特急列車「ひのとり」。

近鉄80000系


11:36名古屋到着。11:46発 新快速の豊橋行に急ぎ乗り込む。今回も名古屋のきしめんはお預け。我慢する理由はちゃんとある。

313系

11:39 豊橋到着。

駅名標

そしてここでのイベントはこちら。

壺屋

名古屋できしめんが食べたかったり、乗り継ぎがタイトだったりと色んな理由でいままで素通りしてた店。今回は「絶対食べたい!」と言う強い意志でこちらに立ち寄る。

そして目的はこちら。駅そば屋さんのラーメン。

ポンポコラーメン

ポンポコラーメンは山本製粉が手掛ける自社ブランド インスタント麺のようなのだが、出て来たラーメンの麺はちゃんと生麺。味は鶏ガラ醤油で関東で言う支那そばタイプ。美味しいけど特別感はなく、普通にお昼に食べるのにはいいと思う。ネーミングがユニークなので誰かを誘って再チャレンジしてもいいかも。

11:36 浜松行。次はとうとう静岡県。

313系

小刻みだが、浜松からは14:10発 静岡行きに乗る。

313系8000番台

静岡では15:24発の熱海行きに乗り継ぐ。

312系


この日は晴天で富士山が綺麗に見えた。移動中の車窓から写真を撮るのは障害物の関係で難易度が高いので、富士川の鉄橋を超えるタイミングで富士山の綺麗な姿を捉えるのに成功。

富士川と富士山

16:41 熱海到着。やっとJR東日本に戻って来た!乗り継ぎ時間が少しあるので一度外に出てみる。

駅名標
立派な駅舎

ここからは勝手知ったる何とやら。

17:07発 東京上野ライン 高崎線直通 籠原行き。

E231系

18:04 大船到着。横須賀線ホームに移動。

18:13発 湘南新宿ライン 横須賀線直通 逗子行き。

E231系

18:25 逗子到着。

18:28発 久里浜行き。

E235系

18:49 久里浜到着。長~~~い旅もこれにて終了。疲れたけど楽しかった。

いつもの駅舎


大変だったが、終わってみればあっけない。山陽本線乗りつぶしが出来たし、関西本線も同じ。瀬戸大橋も渡れたし、懐かしの115系や201系に乗れたのは本当に良かった。115系がモーター音を唸らせながら飛ばす時など涙が出そうだった。唐津線も良かったなぁ。ジャンボフェリーも乗れたし、ポンポコラーメンも食べれた。玄海うどんに感動したし、博多駅のラーメンも食べれた。小川島の正月は完全に別物として、移動だけでもこんなに新しい体験が出来たのは大きな収穫だ!


今回の戦利品。九州のお茶シリーズは福岡の八女茶、佐賀の嬉野茶、鹿児島の知覧茶、上の方は岡山の吉備団子と小川島の田島神社で拾ったお餅。大分の「ざびえる」は奥の方様からのリクエスト。小倉で買えて良かった。その隣は花ぼうろ。右下の大あんまきは岡崎近辺が有名らしい。

戦利品


今夜のごはんは大船で買った大船軒の鯵寿司と豊橋で買った壺屋のいなり寿司。

結果的にどちらもお寿司



良い旅でした。次は何処に行こうかな?

ここまでお読み進めて頂き、ありがとうございました。次の記事でまたお会いしましょう。

See you later, Alligator!

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