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心地よく生きる #6 

「心地よく生きるとは」を本立が考えたことをまとめていきます

相談を聞いているとループにはまって抜け出せなくなる人がいる。
私も以前はその一人だった。

相手が耳を貸さない状態ではこちらがいくら話しても、
受け入れる余裕がないことも観察していてよく分かってきた。

例えばあなたの周りにこんな人がいるとする。

自分ができていない、やりたいことが見つからない。

でも休んだら置いていかれるような感覚になる。

弱いのは自分のせいだ、できないのは自分の能力がないせいだ。

と自分を責める人。

体に不調が出ていて、自分を責めるなと懇願しても聞き入れない。

それならその人がその「自分を責めている状態」が心地よくて、
その心地良い状態から離れたくないと固執するのであれば、
気づくまでそのままにするしかないことも分かってきた。

こちらがいくら

「君は今こんな風に自分を責めているよ?それでもいいの?」
「私は君のことを尊敬しているし、できてないなんて思わないよ」

と励ましたところで、本人自身が自らを責めるのであれば
その言葉は残念ながら彼らには届かない。

「自分を責めることで、今まで起こった状態を
 説明する、納得させるやり方を知らない」のだとも見ていて思うが、
こればっかりはその思考ループに入ってしまうと
外からの言葉はほぼ聞こえておらず、
聞こえても自分に対しての非難の言葉となってしまう。


そういう癖が付いてしまう前に、
「心地よく生きる」の#1、#4で話したように
自分を受け入れる方法を少しづつできたらと思う。

それでもこればかりは、悩んでいる人自らが気づくしかないと思っている。

「自分を責められていると思っていたけど、そんな人ばかりじゃない」

「自分はこんなだけど、こんな自分だから人に尽くせるようになろう」

「こんな自分だけど、いてもいいんだ」

こんな風に。

昔、「自律神経失調症」となったとき、
小さいころから通っていた東洋医学のおじいちゃん医師に
こんなことを言われた。

あんたはね、病気は良くないものと思っとるでしょ。

それは、違うよ。

病気があるからあんたは生きとるんだよ。

体が信号を発しているから、
あんたはそれに気づいて生きることができるんだ。


このように言われてから、
体の不調や病気は体からのサインだと受け止めれるようになった。

最近遅くまで起きてる日が続いているから、
そろそろ体を労わるようにしよう。
無理をしないでおこう。


そうやって自分で自分の体と相談しながら、
無理をしない選択を受け入れるようになった。

そう考えると、
今「自分はこんなこともできないのか」と責め続けている人達に
体の信号の話をするようになった。

「自分は大丈夫。」今はそう思っているかもしれないが、
同じことを続けるといつか必ず体から
「強制的にストップさせます!休んで!」と
指令が出ますよ。と


その時でないとその人は気づけないから。
気づくタイミングになって初めて、改めて話をしようと思うようになった。


病気は悪いものではない。

人が体と心が違う方向に行っていることを教えてくれるサインである。


ぜひ今日一日頑張った自分とその体を褒めてあげてください。

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