蛍宮

とにかく脳みそにあるグルグルを文字にしたいです。面白おかしく見ていってください

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最近の記事

Higher Love 和訳

Think about it, there must be a higher love Down in the heart or hidden in the stars above Without it, life is wasted time Look inside your heart, and I'll look inside mine 考えてみて、「高次な愛」がどこかにあるはずなの 心の深いところを覗いたり、星たちを見上げたら隠れてるのかもしれない それがなくちゃ、

    • 睡眠薬と悪夢についての覚書

      医師の処方により睡眠薬を飲んでいるのだが(依存しないよう半錠にしてもらっている)、この薬にはオプションとして向精神効果がある。 メインが催眠でサブ(もしくは副作用)が向精神効果というのもおかしな話だが、本当の話なのである。それに、薬の量が少ないせいか特に向精神効果を感じたことはなかった。普通にぐちぐち暮らしていた。 昨日、睡眠薬を飲み忘れた。すると悪夢を立て続けに見た。それも似たような内容の悪夢を。 睡眠薬を飲み忘れるほど睡眠習慣に問題がなくなったのはいいことだし、入眠も

      • 私の好きなYouTubeのコメントをここに書き写して眠る。 痛いもんは痛い、苦しいもんは苦しい 辛いもんは辛い、理解されてないが アイデアと愛嬌で戦う君たちなら わかるだろう。このメッセージを。

        • 幸運にも私の母は文化的資本に富んだ人であり、私はその恩恵に存分にあずかった。親の資本を利用していることにずっと後ろめたさや悔しさがあったし、わざと親と違う選択をしようとしたことも多々あった。しかし今は、親に導いてもらおうが自分の大事なものを握りしめていられるなら構わないと思う。

        Higher Love 和訳

        • 睡眠薬と悪夢についての覚書

        • 私の好きなYouTubeのコメントをここに書き写して眠る。 痛いもんは痛い、苦しいもんは苦しい 辛いもんは辛い、理解されてないが アイデアと愛嬌で戦う君たちなら わかるだろう。このメッセージを。

        • 幸運にも私の母は文化的資本に富んだ人であり、私はその恩恵に存分にあずかった。親の資本を利用していることにずっと後ろめたさや悔しさがあったし、わざと親と違う選択をしようとしたことも多々あった。しかし今は、親に導いてもらおうが自分の大事なものを握りしめていられるなら構わないと思う。

        マガジン

        • 毎日のこと
          6本
        • 哲学散歩
          5本
        • 読書感想文
          5本

        記事

          私はぼそぼそ話す人や目が死んでいる人が好きなのだが、それは押し付けがましくない、慎ましい人だからなのだろう。しかし、彼らの頭の中にはきわめて鮮やかな蒼穹がきらめいていることが多々ある。そういう人たちが好きだし、その蒼穹を見せて回ったりしない賢さ・したたかさも好きである。

          私はぼそぼそ話す人や目が死んでいる人が好きなのだが、それは押し付けがましくない、慎ましい人だからなのだろう。しかし、彼らの頭の中にはきわめて鮮やかな蒼穹がきらめいていることが多々ある。そういう人たちが好きだし、その蒼穹を見せて回ったりしない賢さ・したたかさも好きである。

          賑やかかつ華やかな場で独りジメッとしている自分や、好きな友人相手でも数時間話した後は体力精神力ともに枯渇する自分も悪くないと思えるようになった。前はそれが嫌で必死で誤魔化していたけれど、できないものはできないのだろう。

          賑やかかつ華やかな場で独りジメッとしている自分や、好きな友人相手でも数時間話した後は体力精神力ともに枯渇する自分も悪くないと思えるようになった。前はそれが嫌で必死で誤魔化していたけれど、できないものはできないのだろう。

          出張が終わった。パーティーは疲れる。シャンパンが20本ぐらい開いていた。お酒を呑める人たちが羨ましい。帰りは森見登美彦の新作『シャーロック・ホームズの凱旋』を読んだ。森見登美彦に裏切られたと思ったことは今まで一度もない。文の巧拙よりも、滲み出る彼の信条(のようなもの)に対して。

          出張が終わった。パーティーは疲れる。シャンパンが20本ぐらい開いていた。お酒を呑める人たちが羨ましい。帰りは森見登美彦の新作『シャーロック・ホームズの凱旋』を読んだ。森見登美彦に裏切られたと思ったことは今まで一度もない。文の巧拙よりも、滲み出る彼の信条(のようなもの)に対して。

          (続)それに、他人にもきっとマッチョイズムを強要してきたのだと思うと震える。一体どれだけの人に借り物の思想をえらそうに振りかざし、消えない傷をつけたのか。弱さは克服できると何度仄めかしただろうか。ここで言っても何の懺悔にもならないのに、それでも書くこの行為は自己偽装なのだろうか。

          (続)それに、他人にもきっとマッチョイズムを強要してきたのだと思うと震える。一体どれだけの人に借り物の思想をえらそうに振りかざし、消えない傷をつけたのか。弱さは克服できると何度仄めかしただろうか。ここで言っても何の懺悔にもならないのに、それでも書くこの行為は自己偽装なのだろうか。

          私は弱い。それでも弱い自分の矯正を諦められない。きっと私は、この世に溢れるマッチョイズムを無批判に自分のものとしすぎた。就活時に自分のものとした自己啓発のすべてが今になって私を切りつける。心のダイヤル・家族・友人に電話しないと乗り越えられない夜がいまだにあるのに。明日から出張。

          私は弱い。それでも弱い自分の矯正を諦められない。きっと私は、この世に溢れるマッチョイズムを無批判に自分のものとしすぎた。就活時に自分のものとした自己啓発のすべてが今になって私を切りつける。心のダイヤル・家族・友人に電話しないと乗り越えられない夜がいまだにあるのに。明日から出張。

          bag lady(Erykah Badu) 和訳

          Bag lady you gone hurt your back Dragging all them bags like that I guess nobody ever told you All you must hold onto, is you バッグをお持ちのそこの女性、背中を痛めちゃったんでしょう バッグをそんな風にたくさん引きずってるからだよ 誰も教えてくれなかったんだと思うけど 持ち続けなきゃいけないものはたった一つ あなた自身だよ One day all

          bag lady(Erykah Badu) 和訳

          ここ一年ほど、沈黙を選ぶこと、語らないことの優美さを忘れている気がする。

          ここ一年ほど、沈黙を選ぶこと、語らないことの優美さを忘れている気がする。

          宗教を信じるのは弱いからだと言う人にはきっと、信じるものがもはや神しか残っていない人の状況を想像することができないのだろう。毎日スマホを見ているくせに、調べてもいない情報が目に飛び込んでくる機械をだいじに持っていくせに何も感じていない。お金や友人を信じることも弱さだと思うのかな?

          宗教を信じるのは弱いからだと言う人にはきっと、信じるものがもはや神しか残っていない人の状況を想像することができないのだろう。毎日スマホを見ているくせに、調べてもいない情報が目に飛び込んでくる機械をだいじに持っていくせに何も感じていない。お金や友人を信じることも弱さだと思うのかな?

          月に行ってしまいたい。そこでは、私は地球にいる家族も友人も知り合いも、誰のことも全く忘れてしまった痴呆と無感情の間の顔をして、ただ一人永遠の暗闇のなかを歩きつづける。どこに向かうの?なんて聞かれることも、自分に聞くこともなく。でも本当は帰る場所があるからそんな風に思うんだ。

          月に行ってしまいたい。そこでは、私は地球にいる家族も友人も知り合いも、誰のことも全く忘れてしまった痴呆と無感情の間の顔をして、ただ一人永遠の暗闇のなかを歩きつづける。どこに向かうの?なんて聞かれることも、自分に聞くこともなく。でも本当は帰る場所があるからそんな風に思うんだ。

          本好きの友人と話していて「この詩は性行為の暗示だよね」という解釈を聞き、度肝を抜かれた。最近気づいたが、私は何かから性的な暗示を読み取ることがほとんどできない。自分の身体を性から切り離したいと常々思っているからかもしれない。不可能を求めている。それともカトリック的な考えなのか?

          本好きの友人と話していて「この詩は性行為の暗示だよね」という解釈を聞き、度肝を抜かれた。最近気づいたが、私は何かから性的な暗示を読み取ることがほとんどできない。自分の身体を性から切り離したいと常々思っているからかもしれない。不可能を求めている。それともカトリック的な考えなのか?

          仕事で、やたら難解な文章の資料を見ると放り投げたくなる。これは文学ではないのだぞ。しかし文章に機能性を求める自分に少し寂しくもなる。仕方ないよね、文章は道具でしかないから。でも同時に、精神の深い働きを見せる潜在性も持っている。ただ仕事では勘弁してほしい。

          仕事で、やたら難解な文章の資料を見ると放り投げたくなる。これは文学ではないのだぞ。しかし文章に機能性を求める自分に少し寂しくもなる。仕方ないよね、文章は道具でしかないから。でも同時に、精神の深い働きを見せる潜在性も持っている。ただ仕事では勘弁してほしい。

          月に憧れるのは、なにか一度行けばもう戻ってこられない予感がするからかもしれない。かぐや姫はもう二度と戻らない。地球にいる育ての人々も忘れてしまう。そんな取り返しのつかない冷淡さが、月にはあるのかもしれない。それでいて繊細で美しいから惹かれてしまうんだ。

          月に憧れるのは、なにか一度行けばもう戻ってこられない予感がするからかもしれない。かぐや姫はもう二度と戻らない。地球にいる育ての人々も忘れてしまう。そんな取り返しのつかない冷淡さが、月にはあるのかもしれない。それでいて繊細で美しいから惹かれてしまうんだ。