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小説修行① 樋口美沙緒先生の『BL小説の書き方』を読んで


さあ、なまりになまった小説筋に負荷をかけていくよ! ということで、小説修行第一回は、樋口美沙緒先生の『小説書こうよ! BL小説の書き方』です。

※アンダルシュさんのサイトより画像はお借りしました

樋口美沙緒の小説書こうよ! BL小説の書き方 | &arche(アンダルシュ) ファンタジックなボーイズラブ

BL書きなら読まれた方も多いと思われるこちらの記事を、わたしも旧Twitterで知った時に即読みに行ったのですが、改めてもう一度精読して、なんか胸がいっぱいになってしまってですね。最後には涙ぐんでしまった……。

全十回を通して、後に続くBL書きさんたちへの熱いエールに溢れているし、ものすごく具体的かつある意味シビアに書き方指南をされてます。
それは、BL作家志望者の方がブレイクスルーして商業作家になれるよう、そして夢叶った暁には長きにわたって活躍できるよう、本気で願って指導されてるからなんですね。
こちらの連載記事は作家志望の方はもちろんのこと、わたしのように書きあぐねている商業作家にも役に立つ神記事なので、強く強く推したいと思います。

特に刺さったのは以下の回です!

第一回 キャラクターはBL小説の命!

キャラクターを多面的に書くためには、具体的にどうしたらいいか。
ジョハリの四つの窓を紹介され、どの窓に当てはまる主人公の心理面が、物語のテーマに紐づけられるかを教えてくださっています。
やったことなかった…!
次回作では四つの窓、必ずやってみます!

第二回 プロットはお話の設計図です

一人ブレストもやったことなかった!(ちょっと楽しそう
実は今ちょうど、次回書く長編のプロットを書いているところでしてね…。わたしはどうしても書きたいストーリーの流れの中にキャラを後入れしてしまいがちなので、ひやっとしました。
読んだばかりなのに、実地になるともう忘れてる!
「キャラにとっての必然になっているか」、必ずやってみます!

第十回 小説を書くことについて……本音を言っちゃうぞ。

もうね…この最終回で涙腺決壊ですよ。
そもそも涙腺ガバい自覚はある。けど、今この記事書くために読み返したら「彼岸の向こうで、握手しましょうね」でまた泣けてきた…。今際の際に、自分よくやったなあ、ベストを尽くしたな、書きたいもの存分に書けて楽しかったなあって思えたらいいな…。
感性頼みで書くタイプだった(今もたぶんそう)自分がつまづいたわけも身に沁みつつ、新しい風を吹き込んでくれる新人たちへの熱きエールに胸が震えます。


数年ぶりに執筆に向けた準備をしていて、リハビリにこのnoteにアップしているデビュー前のSSを推敲したり、記事を書いたりしているとね、凄く楽しいんです。
「やるべきことをやらないとだし、これは他の人に任せられないことだし、小説は自分が書く必要があるかって言ったらまあないし、もう夢を追うことは諦めないとな」って、ずっと自分に言い聞かせて過ごしてきたので、「書いてもいいよ」って自分にOKを出したら、もう毎日が凄く楽しい。
そうか、自分はずっとずっと我慢してたんだなあ。我慢ばかりさせてごめんね。って気持ちになりました。

先生の言葉たちに背中を押してもらえたこと、きっと生涯忘れない。
わたしにとってそんな記事です。興味を持たれた方は、ぜひ。


※こちらの記事は、「小説修行」のマガジンに入っています。
今後少しずつ記事を増やしていく予定です。


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