終戦の日
8月15日終戦の日。最近は敗戦記念日などともいうらしい。
敗戦記念日、それは間違いではないし、その方が事実を的確に伝えているのかもしれない。
ただ、当時の一般の日本人の多くは、終戦という言葉にどこか安堵感があったのではないのだろうか。
広島長崎に原爆を落とされ多くの人命が奪われた。でも、戦争が終わってほっとしたという多くの国民もいた。それは正直な気持ちだろうと思う。
戦争は終わったかもしれないが、多くの人々にとって苦しい後遺症が続いていた。苦しい生活、戦災孤児など、今までの普通の生活がぶち壊され悲しく苦しい日々が続いた。そして、今も戦争の後遺症に悩む人もいる。
政治的にはいまだに戦勝国米国の傘下でコントロールされている。これを良しとして、米国の掌で長期にわたって日本の政権についている現与党。
このままでは、いつまでたっても真の独立国にはなれないだろう。
さて、タイトル画像は横須賀港に停泊する自衛隊のもはや空母と言っても差し支えない、ヘリコプター搭載護衛艦「いずも(DDH-183)」。
専守防衛の日本にここまででかい船が必要なのかという疑問もあるが。
現代の混沌とした世界情勢では、防衛というのは重要だ。だから、ある程度の武器を携えるのはやむを得ない。
でも、日本は絶対に先制攻撃や海外で戦闘することがあってはならない。核武装などはとんでもない話だ。
敗戦国日本は、戦争の悲惨さをよく知っているはずだし、核の非道さも理解しているはずだ。
日本は、まず第一に戦わないための外交努力に頭を使うべきであるし、と、同時に世界平和に尽力し、地上から核をなくすことに積極的に世界に訴えるべきだ。