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ASIAN KUNG-FU GENERATION Generation -200821


・なっがいバンド名だな。手描きで書いてると「GENERATION」が思いの外長くてまだ終わらんのかって気持ちになる。

・「アジカン」こと『ASIAN KUNG-FU GENERATION』の話をします。(追いコンを振り返りながらそのバンドの話をするやつの最終回です)


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⑥ ASIAN KUNG-FU GENERATION
1. 電波塔
2. 路地裏のうさぎ
3. ワールドアパート
4. 十二進法の夕景
5. 未来の破片

・パッとしない選曲だな〜〜〜!個人的にはめちゃくちゃ満足いく選曲だったんですが改めて見返してみると本当にこれで良かったのか??という気持ちになるな。

・めちゃくちゃ好きが故のこじらせた選曲という感じ。

・アジカンはそれこそ今まで書いたAqua TimezとかBaseBallBearみたいな高い熱量の「好き」ではないものの、長い期間、高い頻度で聴き続けているので、造詣が深い、詳しい、マニアみたいな感覚。


・アジカンの世間的なイメージでいうとやっぱり『リライト』と『ソラニン』ですかね。ソライトとリラニン?

・こと自分のいたサークル内の話で考えると、アジカンなんてみんな知ってるし、アルバムまで聴いてる人もそこそこいる。聴いたことなくてもしょっちゅうコピーされるので嫌でも耳にすることがある、といった具合だったので、アルバムの絶妙な曲をやることに抵抗がなくなっていたけど、いざ振り返ってみると珍妙な選曲だな。


・この5曲を振り返るというより、この追いコンに至るまでに、同じメンバーで計8回、のべ31曲アジカンをコピーしていたので、それらを全部ざーっと振り返るというのをやってみよう。(別の人とも何回か組んでましたが今回は割愛します)

・とある大学生のコピーバンドが、同じバンドを何回もコピーしたときの選曲の変遷ってちょっと面白くないですか?? 僕は自分の知ってるバンドだったら結構興味あるんですけど、知らなかったらマジで何にもわからんくてつまらんだろうな。

・なのでここからは、知らない人を完全に置いてけぼりにするつもりはないですが、ある程度アジカン知ってる人目線で書いてっちゃうのでご了承ください。
かなり個人的な記録にはなってしまうが。




アジカン課題バンド-02

・1年の春合宿(2月)

・今後何回もやるとは思ってなかったので個人的にベスト3には入る好き曲の「或る街の群青」を推した。ただ特にドラムが難しくてグッダグダになった。

・この曲は本当に良いよな〜。「リライト」と「ソラニン」しか知らない人に次に薦めたい1曲。塞ぎ込んだ想いを前に向かせる歌詞と演奏の緩急が美しい。

・アジカンはコピーバンド初心者に優しい非常にシンプルな演奏が特徴だが、それはドラムを除けばの話で、ドラムはそこそこムズい(らしい)。



アジカン課題バンド-03

・2年の8月

・前回やった「未来の破片」が楽しかったことに味をしめて、アルバムの曲順でつながってる「フラッシュバック」と連続でやってる。あのシームレスな感じ、一度は再現してみたくなっちゃう。

・アルバム『ワールドワールドワールド』からあえての「惑星」をやったな。アルバム曲なんだけどシングルっぽいキャッチーな明るさのある曲で良い。


アジカン課題バンド-04

・2年の夏合宿

・このあたりから「アジカンのそんなにメジャーじゃないけど実は良い曲をやろう」みたいなスタンスを取り始めた。

・「電波塔」はまだしも「脈打つ生命」はなんでやったんだろう... ただ「脈打つ生命」が収録されてるアルバム『未だ見ぬ明日に』は本当に良い。

・正確に言うと表題曲の「未だ見ぬ明日に」がめちゃくちゃ好きなんだけどあんまり共感されたことがないな。ただサークルの一個上の先輩が追いコンで最後の曲に「未だ見ぬ明日に」やってたのは神〜〜ってなった。

・ボーカルの後藤自身も「初めて納得して詞を書けた」と言っているだけあって歌詞がいい。

大袈裟なニュースもいつか消えてしまうだろう
そうさ 公転の合間に散り散りになる
現在 此処にある僕らを
そうだ 未だ見ぬ明日を
どんな悲しい最期が待ち受けていようとも
それを「希望」と呼ぼう

・「公転の合間に」みたいなワードのチョイスが渋い。詞だけでみると「そうさ」とか「そうだ」がなんであるんでって思っちゃうからやっぱり歌とセットだな。



アジカン課題バンド-05

・3年4月

・また「フラッシュバック」→「未来の破片」のやつやってるな... 大好きかよ

・アジカンで一番好きかもしれない「十二進法の夕景」をやった。これだけでも聴いてくれ〜〜〜

・この曲は何が良いかってやっぱり展開。2分半くらいサビらしいサビがないまま焦らされて最後に駆け抜けるようなサビがブワ〜〜っときてそのまま終わってく感じがたまらん。

・これで紹介したベボベの「Tabibito In The Dark」に似た構成。この手の構成が本当に好きすぎるな。

・サビでイントロのギターのフレーズがもう一回帰ってくるところがなんとも味わい深い。「リライト」もイントロのギターがサビでずっと鳴ってるしアジカンそういうのやりがちかもしれない。

デジタル時計 数字の列に溶けて
振り出しまで僕を舞い戻すように
朝焼け 凍りついた海に
月が沈んで 光る太陽に僕は迷子になる
夕景 夜が音を立てて
追い出す影 君をやり込めるように
さあ行け すべて灰になっても
自分で消した時が最後に 君の最後になる

・アジカンの歌詞って基本的にわかりづらくって、この曲も特にわかりづらいんですが、わかりづらいからこそ、自分の中にある「決してわかりやすく言い表せないような感情」に響く。




アジカン課題バンド-06

・3年12月

・この回が一番珍妙な選曲だったかもしれない。「イエス」やったのなんて全国のアジカンのコピーバンドの中で最初で最後なんじゃないか?


・Aメロが急に1オクターブ上がってサビになるという「スタンダード」なようでちょっと変わった曲。とはいえ演奏はスタンダードそのものでこれぞアジカンといった飾らないパワーを感じる曲。



アジカン課題バンド-07

・4年7月

・見れば分かるサーフブンガク縛り回。

・そもそものこの「サーフブンガクカマクラ」というアルバムが、全曲江ノ電の駅名を冠しているという縛りのアルバム。楽曲も、湘南の風景が浮かぶような粗野なパワーポップという感じの統一感がありファン人気の高いアルバムで、いつかこのアルバムの曲だけでやりたいという話をしていた。

・比較的短い曲が多いのも特徴。「極楽寺ハートブレイク」聴きながら夏の海岸沿いを歩きたい。歩きたくない?




アジカン課題バンド-08

・4年大学祭(11月)

・前回のサーフブンガク縛りがあまりに自己満すぎたので、大学祭は媚び媚びのセトリを組もうと意気込んだ選曲。ご存知の曲が並んでいるかもしれない。


・「なんでだよ」が多すぎる日本MV史に残る怪作。最初から最後まで意味がわからない。サムネで異常さはバレてしまっているが、何かオチがあるのかと期待しても何もないのでそこは承知の上で見て欲しい。


アジカン課題バンド-09

・4年追いコン(3月)

・やっと戻ってきた。

・最後は好きな曲をやろうぜということで、そのライブではやらないのにスタジオ練習中に即興で始まるくらい気に入っている「未来の破片」を最後に据えて、あとは1人1曲ずつ選んで決めた。「十二進法の夕景」をどうしてももう一回やりたかったので入れましたね。

・結果なんとも言えない渋いセットリストになったと。

・最後の曲が「未来の破片」だったのは良かったと思う。なんやかんやでファーストシングル曲なんで、なんかファーストシングルって解散ライブの最後の曲でやりそうなイメージがあるから、ぽい。



・ということで、いかがでしたでしょうか??? アジカンはどの時期の曲も好きなので結構どの時期の曲もやってましたね。ちょいちょい好きな曲の紹介も挟めたのでまあいいかな。


・追いコンを振り返るシリーズ、自己満誰得コンテンツなわりに書くのがヘビーで何度も挫折しかけたがなんとか完走できてよかった。

・純粋な回顧録なのか、アーティストを紹介したいのか、がごっちゃになっちゃって読んでても書いてても混乱してたんですが、そういうどっちつかずなコンテンツがあってもいい思うんですよね。むしろ私情がのってない機械的な紹介文ってどうなんだ?という気さえする。


・は?もう朝10時? おわりで〜〜す!

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