ハンドメイドに癒される日々
ネットでこんな記事が目に留まった。
私自身が関心を持って読んだ理由は、単に私が Creema(クリーマ)のユーザーであり、割と頻繁に利用しているからだった。
記事の中に度々出てくる minne(ミンネ)のユーザーでもあるので、なるほど、と思いながら興味深く読むことができた。
ハンドメイドそのものに普段馴染みのない人も多いだろう。
この記事では、私の体験を踏まえ、
ユーザーとして、ハンドメイド、ハンドメイドマーケットサービスの魅力を紹介していきたい。
☆
1:ネット上におけるハンドメイド作品との出会い
ネット上でハンドメイド作品と出会ったきっかけは、Instagramだった。
私自身 昔からアクセサリーが大好き、特にピアスが大好きだ。
けれど、既製品だと不便だと感じることも多々あった。
☆
アクセサリーといっても、私の場合 どんなものでも着用可能なわけではなかったからだ。
もともと肌(皮膚)が丈夫ではなく、敏感で荒れやすい。
なのでニッケルフリー、アレルギーフリー素材、チタンポストや、地金はサージカルステンレス、14kgf(14金ゴールドフィルド)、シルバー925、と素材は注意せねばならない。
ただ、こういった素材のものは、普通のメッキ(真鍮)素材のものよりも、往々にして価格は高くなる。
でも、その分、メッキ素材のものより劣化も少なく、長く使える。
結果として、お気に入りのアクセサリーが長く愛用できる。
☆
素材だけではない。
ピアスの場合、沢山パーツがあるのでバリエーションも豊富にある。
スタッドピアス、フックピアス、アメリカンピアス、フープピアス 等々。
既製品の場合、見た目でデザインやモチーフが気に入っても素材をよく見ると、真鍮となっていたり。
パーツにしても、このデザインで別のパーツだったらいいのにな、と思うことも多々あった。
そんな中、たまたまInstagramを見て、とても気になったピアスがあった。
そのアカウントの主さんは、プロフィールにハンドメイド作家、と書いてあった。
改めてキャプションをよく見ると、
こんなことが書かれていた。
こちらのピアス、料金追加で
14kgfまたはシルバー925に変更可能なので
気軽にお問い合わせくださいね
そこから作家さんとやり取りし、購入したことがきっかけで
その後、好みの作品を作っておられるハンドメイドのアクセサリー作家さんをフォローしたり。
そんな中でとあるハンドメイド作家さんから
アドバイスをいただいた。
Creemaとかminneなどの会員になるのも
面白いかと思いますよ。
私自身も沢山の作品を
見ているだけでも楽しいので。
一通り見て見ると、どちらも個性があって楽しそうだった。
私はCreemaとminneどちらにも会員登録をした。
☆
2:Creemaとminne、どちらも利用している私
Creemaとminne。
ハンドメイド作品を扱い、沢山の作家/クリエイターの作品を見て、購入できるという共通点はありながらも
やはり、どちらにもそれぞれ個性がある。
例えば、カテゴリーを限定せず
【マスクケース】だけ入力して検索してみる。
すると、こんな感じだ。
Creemaの場合↓
minneの場合↓
サイトのデザインしかり、違いがわかるかと思う。
違いはそれだけではない。
直にクリエイターさんの作品を見て買うことができるイベントやワークショップ、
そして、クーポン企画やポイント(minneはポイント制は廃止された。)制度しかり。
どちらもメリット、デメリットはある。
おそらく、どちらか一方だけというよりも
私のように、どちらも登録しているユーザーさんは多いと思う。
☆
Creema、minneどちらにも言えることだが
ちょっとした時間に眺めているのもとても楽しい。
既製品にはない温かみだったり、クリエイターさんの思いが込められていたり。
ひとことで言えば、癒されるのだ。
これまで振り返っても、とても沢山の作品を見て、購入してきた。
自身用のアクセサリーだけではない。
ちょっとしたプレゼントでも幾度も利用した。
結婚/出産した友達宛へのプレゼントも何度か利用した。
ありがたいことに、とても温かいクリエイターさんばかりで
とても気持ちのよい取引をしてきた。
☆
私自身、ユーザーとして心がけていることが一つある。
レビューを書くことは勿論
どんな作品を買うときにも、備考欄に 作品を見たときの感想を伝え、
あるひとことを添える、ということだ。
急いでほしいわけではないので、どうかご無理ない時によろしくお願いいたします、という内容だ。
これは、私なりの思いで、当初から一貫して行っている。
Creemaにもminneにも、それぞれ作品の発送までの目安が書かれている。
予め目安を多く見積もって、その目安よりも早くに送って下さる作家さんもいるが
注文が集中したり、クリスマス、年末年始、バレンタイン、卒業/入学など季節イベントの時期は
クリエイターさんのプロフィールページに注意喚起として、
【発送が少し遅れることをご了承ください】と書かれていることもある。
勿論、急ぎの場合は対応する、と記載しておられるクリエイターさんもいるが
不測の事態でクリエイターさんが慌てたり、ご無理しないよう、私なりの気持ちを伝えている。
一つ一つ作ってくださる精一杯の感謝の気持ちだ。
すると作家さんから
「温かいお心遣いありがとうございます(涙)!」とご連絡をいただくことが多い。
私からすると、当然のことだと思っている。
だが、作品と共に添えられたメッセージカードやお手紙を読むと
「ご注文時の温かいお心遣いに救われる気持ちでした」
と書かれる作家さんがとても多い。
☆
3:コロナ禍におけるハンドメイド作品
昨年、新型コロナウイルスによるパンデミックで
様々なことが変化した。
コロナ関連のニュースがテレビでもネットでも多く目にするようになると、ある変化によって混乱、騒動が起こった。
(不織布)マスク不足。
あらゆる店からマスクが消えた。
供給不足と買い占めによるもの。
ほんの少し前まで数百円で購入できていたマスクはネット上であり得ない高値で売り出され、
医療現場や、折しも花粉症で苦しむ多く人たちにも欠かせないマスクが買えない、という状況になった。
そこで、一気に需要が高まったのは
布マスク、ポリエステルやポリウレタン素材のマスクだった。
事実、私もCreema、minneでハンドメイドのマスクを購入した。
機能性素材を使ったもの、肌に負担をかけない優しい素材のもの、
そして、暑くなり始めた時からは、接触冷感タイプのもの等々。
沢山のクリエイターさんが、日々マスクをコツコツと作り続けてくださった。
レビューには沢山の感謝の言葉があった。
「助かりました」
「大切に使います」
「今度また、予備を購入します」
様々な企業やメーカー、ブランドもマスクを試作、製作し、販売してくれた。
気づけば、日々の生活に欠かせないマスクで
好きな色、デザインのマスクをつけたり、それぞれ個性が表れるようになった。
☆
マスクに限らない。
コロナ禍、今でもしっかりと感染予防対策をして
コツコツとものづくりをしている作家さんが沢山いる。
「ご笑納ください」とメッセージを添えて
アマビエ様のアイテムをおまけにつけてくれた作家さんもいる。
5:ハンドメイド、ハンドメイドマーケットに惹かれる理由
注文、購入、発送、受領。
Creemaやminneのようなサービスにおいて
取引のこの過程は、一般的なネット通販となんら変わらないようにも思える。
けれど、どちらのサービスにも言えることは
単にユーザーがハンドメイド作品を購入できるネットサービスというだけではない。
特集、ハンドメイド作品にまつわる読み物など
常にユーザーを楽しませるスタッフの皆さんの思いがある。
いつからか、私自身気づいたことがあった。
私の目に留まり、惹かれてハンドメイド作品を注文する時。
単純にその作品に惹かれているだけでなく
その作品ができる過程を想像したり
その作品を試作、製作している作家さん/クリエイターさんの思いに、強く私は惹かれていたのだ。
もちろん既製品には、既製品の良さもある。
けれど、ハンドメイドにはハンドメイドならではのあたたかさがある。
受け取った時に プレゼントを開けるような気分にさせてくれるラッピング、梱包。
作品に込められた思い。
とても便利な世の中だからこそ、私はそんなあたたかさが心地よく、癒されるのだ。
☆
この記事を気に入っていただけたら、サポートしていただけると、とても嬉しく思います。 サポートしていただいたお金は、書くことへの勉強や、書籍代金に充てたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。