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レビュー☆6☆「ブランディング」顧客体験で差がつく時代の新しいルール

どんな会社でもブランド戦略が必要な理由

そもそもブランドって何?

ブランド戦略におけるSNSアカウント


こんにちは、ほっしーです。

今回紹介する本はインサイトフォース株式会社代表取締役である山口義宏著書【ブランディング「顧客体験」で差がつく時代の新しいルール】です。

「ブランド戦略」って、理念やロゴを作ればいいってものではありません。この本を読めば、ブランド戦略とはなにか。どうすればブランドが浸透するか。全てわかります!今回はブランド戦略はどうやったらできるのがを一部紹介します!


【ブランディング「顧客体験」で差がつく時代の新しいルール】のポイント

①どんな会社でもブランド戦略が必要な理由

私たちは、ブランドに囲まれて生活しています。毎日数百から数千のブランドを目にしています。お茶買うにしても、通勤中でも何かしらのブランドを見ていると思います。

世の中のほぼすべてにブランドがあるといっても過言ではないです。例えば、コンビニ行って、紅茶を買おうと思ったら、大抵は「午後の紅茶」か「リプトン」ではないですか?わざわざコンビニに行って名前のない無名の紅茶を買おうとはしないと思います。

そもそもブランドがないものって、そもそも選択肢に入らないんですよね。だからブランドは必要だよ…というわけではありません。もっと重要なことがあります。

ブランドは情報処理を簡略化することができます。

「爽健美茶」という名前を聞いたら、飲んだことがない人でも

「何となく健康に良さそう」

と想像することができます。これはあらゆる製品・サービスに当てはまります。

自動車であれば、ベンツ・日産・ポルシェなどなど・・。膨大な選択肢のなかから無意識に候補を絞り込むことができます。

また、デジタル時代でブランディング施策の選択肢が増えました。いろんなブランドを一瞬で簡単に触れることができます。昔は限られたマスメディアや直接的な口コミなどでしか接点がなかったものの、今はSNSや口コミサイトなどで簡単に広がります。そんな莫大な情報社会の中で自社を見つけてもらうには「ブランディング」が大切ではないでしょうか。

そもそもブランドって何?

ブランドとは「識別記号と知覚価値が結びついたもの」です。たとえ圧倒的に優れた性能の商品をつくったとしても、消費者が存在を知らなかったり、「性能が優れている」と認識してもらえない限り選ばれません。

消費者の頭の中で、優れた価値が想起される「知覚(された)価値」があって、購入検討の候補になります。

ブランドの知覚価値とは、どういう商品・カテゴリーなのか、どういう人格イメージなのか、購入して体験することでどんな便益があるのか、便益の論拠が何なのか、消費者の頭の中にある価値認識の集大成と言えます。

実際にはたくさんブランド戦略について書かれていますが、今回はSNSアカウントのブランド戦略について触れていこうかな、と思います。

ブランド戦略におけるSNSアカウント

真面目に信頼できるだけでは人気が出ない

企業がSNSのアカウントを運用することは珍しくなくりました。ですが、SNSという場は、面白いとか好みで支持される比重も高く、合理的な発想の投稿だけでは成功が難しいのが現実です。

SNSアカウントの価値を分解すると3つあるそうです。

1 「伝える内容・コンテンツ

⇒そもそもブランドが魅力度の高いコンテンツをどの程度持っているか?というブランド自体の高いポテンシャルも関係。

2 「切り口・編集

⇒同じ内容でもキーワードの使い方や構成で魅力は変化します。これはある程度努力で学習できるスキルです。

3 「投稿者の人格

⇒これが一番難しいです。本書では銀行の公式アカウントを例に挙げています

銀行の公式アカウントが、保守的な銀行の風土やブランドイメージである品行方正さを重視してアカウントを運用しても、一般人が興味を持ち、積極的に耳を傾けることはありません。

つまり、正しいだけの情報を一方的に発信しても、ブランドのファンを増やすことができないのです。

しかも、運営者の人格を感じさせて人気になったものと存在します。しかし、内情を知ると極めて個人的な資質で成立しており、再現性は低いです。


ではどうしよう・・・。


方法として、企業公式アカウントを諦めて、経営層個人のアカウント発信に切り替えるのも1つの有効な方法です。

例えば、appleのSNS公式アカウントの多くはほぼ動いておらず、CEOなどの経営層個人は積極的に発信しているそうです。

個人アカウントはいずれか退社する可能性があり、リスクもありますが、結局のところSNSの魅力なき公式アカウントでは機能しません。

SNSでは、個人の顔が見えると有利になりやすいです!

SNSのブランド戦略について抽象化してみると、相手の立場(消費者)になって考えることが重要。

毎回抽象化すると相手目線になってしまうのですが、どの本を読んでも抽象化すると同じことが連想されるということは、それだけ今の日本では「気持ち」の部分が鍵となっていることがわかります。

TikTokを例に挙げてみます。今私はとある方のTikTokマネージャー的なことをやっています。業務としては楽曲・振り付け決め、撮影などです。TikTokはすごくわかりやすくて、バズらせるためには「自分が撮りたいのを撮る」のではなく「どういうのを撮れば見ている人はいいねを無意識に押すか」を考える必要があります。

実際に僕がカメラマンとして撮った動画が、ほぼ全てバズっています。めちゃくちゃ嬉しいです。

相手が何を思っているか。常に考えて行動していきましょう。ブランドも同じですね。


ではでは(@^^)/~~~


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