「人類総メディア時代」と「情報消費社会」

ほっしーと申します。30歳おっさんです。
先月15日に誕生日を迎えました。三十路になりました。
「三十路はおっさんへの入り口」だと言われましたが、果たしてそうなのでしょうか。

何かを発信したいと思って考えたのですが、
今日は「人類総メディア時代」について。

2022年、youtubeは当たり前、インスタやtiktokで誰もがインフルエンサーになることができる時代になりました。2010年くらいを振り返ると、まだまだネットよりもTVが社会に与える影響が強かったですが。

最近、「時代が変わったなぁ。」と感じたので、
その話をしようと思います。

我々の生活を支えていたマスメディア4媒体があります。「テレビ」「ラジオ」「新聞」「雑誌」です。若者のテレビ離れ、ネットの普及などによって、マスメディアの時代はもう終焉を迎えているかもしれません。

今や世界中の人々がスマートフォンなどの携帯端末を持っており、情報をリアルタイムで発信することができるようになりました。グーグルの検索エンジンよりも、ツイッターの検索を使った方がリアルタイムな情報を仕入れることができます。人類1人1人がメディアの役目を担うことができる時代になったと思います。「人類総メディア時代」とでも呼びましょうか。1人1人が持つメディアの役目を「個人メディア」と名付けることとします。マスメディアと個人メディアの戦いがまさにここ数年繰り広げられていると感じました。

ここでマスメディアのメリットとデメリットを簡単にまとめます。
また個人メディアのメリットとデメリットを考察します。

○マスメディアのメリット・デメリット
・誰もが簡単に情報を手に入れることができるが、
視聴者が情報に流されやすい。
・企業による情報発信の為、情報の信憑性が高いが、企業による情報操作・印象操作が可能。

○個人メディアのメリット・デメリット
・リアルタイムで情報を発信でき、その情報をすぐに見ることができる。
・デマ情報かどうかの判断が付きづらく、公平性に欠けていて、個人的な主観が多い。

マスメディアが今後なくなることはないでしょうが、規模は縮小すると考えます。個人メディアの信憑性をはっきりと判断してくれる役割が必要なので、マスメディアには残ってもらっていないといけません。対する個人メディアは、信憑性をまったく無視した情報発信が多すぎるように思えます。大勢の人に見られるようになって「マスメディア」化してしまった個人メディアがデマ情報を流してしまったら、大変なことになります。youtubeの動画などを見ていても、間違ったことを発信してしまっている人たちをよく見かけます。

僕が発信したいことは、情報理解力や情報発信力を子供から大人までもっと鍛えていかなければならないということです。子供は国語からしっかり学ぶべきです。国語を蔑ろにして英語教育に力を入れようとしていたせいで、読解力のない大人が多いのも頷けます。まずは自分の子供に国語をしっかり学習させるべきです。国際社会の中で活躍する人材を育てていくためにも、他国の言語文化を理解するには、まずは自国の言語文化を理解することが重要だと考えます。

唐突な教育論は置いておいて、少し話を変えます。みなさんは「情報やコンテンツの消費スピードが早いなぁ。」と感じることはないでしょうか。情報というのは別にニュースに限った話ではありません。今回は、動画や音楽などのコンテンツも情報としてひとくくりにしておきます。

例えば、昔は自分が好きな歌手が新曲を出したら、テレビの歌番組を待ち望んで、釘付けになっていたのを思い出しますが、今はyoutubeなどにアップされたPVを何度も見返すことができるようになりました。これだけでは済みません。歌手が新曲を出したら、歌ってみた動画や踊ってみた動画を出してインフルエンサーがカバーすることで、更に多くの人に拡散されていきます。歌手の新曲が昔とは違った形で「消費」されています。個人メディアによる新たな情報の生産が行われているように見えますが、僕はこれも消費だと思っています。

この情報消費スピードが年々増している気がします。1つのコンテンツを消費した後、すぐにまた次のコンテンツへどんどん移っていく。アニメ・マンガ・ゲームもまたそういった類でしょう。1つのコンテンツを長時間あるいは繰返し楽しむようなことが少なくなってきたように感じます。

このことから考えることは、僕たちは、「超情報消費社会」に向かっているのだと思いました。製品であれば生産量と消費量は需要と供給によって変動します。情報共有が高度に発達した社会では、製品の生産などとは比べ物にもならないくらいのスピードで情報が生産され、消費されていくでしょう。

そういった社会で生きていくには、2つのことが重要だと思います。1つ目は時間の使い方です。24時間をどのように消費していくかが重要です。自分がどのように情報を消費して、その情報を自分のものにするまでにどのくらいの時間がかかるのかを計算して過ごすべきだと思います。2つ目は情報に酔わないことです。様々な情報に浸かりすぎて、中毒のような状態になってしまうことがあると思います。ネット社会がそうさせていることが多いので、一度パソコンや携帯端末を置いて、散歩でもして来たらいいと思います。情報の渦巻く世界の中に身をおいていた自分をリフレッシュすることで、心と身体がリセットされると思います。

長々となってしまいましたが、最後に、なぜこの文章を書いたのかがここまで来てようやくわかりました。情報の時代に遅れたくないという自分への戒めや決意を書きたかったんだと思われます。ネットがすべてではないですが、自分がどのようにネット社会に生きていくかを考えていきたいです。


以上でおわります。もしも最後まで読んでくださった方がいましたら、
ありがとうございました。

                              ほっしー



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