見出し画像

「0~3歳の子育てハッピーアドバイス」(明橋大二著)の読書感想(評価:★★★)

画像1

◆こんな方にオススメ

・子どもに幸せになってもらいたい

・子どもとの接し方に悩んでおり、その解決方法を知りたい

◆きっかけ

この本は、友人から頂いたものでした。

現在2歳になる子どもがいるのですが、子育てをしていく中で、「自分の育て方=自分の育てられ方」に気づきました。

このままでは、自分と全く同じような思考や人生を歩んでしまうと思ったので、乳幼児期においては、どのようなことをするのが良いか発見したいと思いました。

◆感想

本書は優しく諭してくれる本で、イラスト付きでとても分かりやすいです。
また、親御さんが共感できる子どもの対応に、自分だけではないんだなと安心感を得ることができます。

◆得たもの

・0~3歳では、自己肯定感を育ててあげることが重要

子どもが幸せな人生を送るためにいちばん大切なことは、「自己肯定感」を高くしてあげること。
自己肯定感とは、「自分は大切な存在だ」「生きている価値がある」「必要とされている」という気持ち。

【年齢別の教え】
0~3歳:自己肯定感
3~6歳:しつけ
6歳~:勉強

「3歳までは自己肯定感を育てる時期」
自己肯定感の高い子どもは、自分の人生を前向きに生きていくことができる。

私自身、自己肯定感が低いなと感じています。

良い評価を頂いても「まだまだ」とか、「そんなことないですよ」とか、褒められ慣れていない・・・常に足りていないと感じてしまっている。

それを親になって「うちの子はまだまだ~」とか「うちの子なんて大したことないですよ~」と子どもがいる中で、伝えていませんか?

その行動は知らず知らずのうちに、子どもの自己肯定感を下げてしまっているかもしれません。

本の中では親御さんの自己肯定感を上げることも大切だと言われてたので、親子ともにハッピーになりましょう。

・自己肯定感を高める7つの方法

1.抱っこやスキンシップをする
2.泣いたらよしよしする
3.赤ちゃんの気持ちを言葉にして話しかける
4.一緒に遊ぶ
5.食事、お風呂、寝かしつけのふれあいタイムを楽しむ
6.子どもの話を聞く
7.子どもをまるごと褒める

自分に余裕がある時はできていると思いますが、時間に追われている時や疲れている時は疎かになってしまいがちです。

でも、いつもならテレビやスマホを見てしまう時間も、子どもの話を聞いたり一緒に遊ぶことで自己肯定感を高められるとしたら、少し頑張れるかもしれませんね。

・子どもの心を理解する

子どもの心は依存(甘え)と自立(反抗)を行ったり来たりしながら、大きくなる。これを子どものペースでできるとよい。
甘えない人が自立するのではなく、甘えていいときに充分甘えた人が自立する。

甘え→安心感→意欲→自立

抱きグセは心配なし。抱っこして自立できなくなることはない。大いに抱っこしていい。

かんしゃくは、子どもの成長過程で通らなければならないもの。
対応としては、かんしゃくを起こす子どもの気持ちを言葉にして酌む。
「嫌だったんだね」「自分でやりたかったんだね」など。
それによって、自分は大切にされているという心の安心が生まれる。

自分が幼少期に安心感を得られた時を思い出してみましょう。

きっと、親に自分の気持ちを言葉で伝えてもらったときではないでしょうか?「そうだよ、それ!よく理解してるじゃん!」と感じて安心したと思います。

30過ぎても、幼少期に安心感を与えてもらった母親とは会話しますが、父親とはどうも上手くコミュニケーションが取れない。

きっと仕事で忙しかったと思いますが、私は大人になっても子どもとコミュニケーションを取れる関係でいたいと思いますので、今から努力をしていきます。

・イヤイヤ期のわがまま対処法

1.まずは子どもの気持ちを認める

2.その後、よしよしと抱きしめる。それでもダメなときは理由を説明する

3.ダメなものはダメと伝える

・体罰について

体罰を受けた子どもは、「攻撃性が強くなる」「反社会的行動に走る」「精神疾患を発症する」などの様々なマイナス面が見られることが分かった。また、言葉、社会性の発達にはっきりと遅れが生じていた。

私は親からの体罰は受けませんでしたが、学校の先生やサッカースクールのコーチからは厳しく叱責されたことを覚えております。

これを暴力でされたら、ずっと記憶に残りますし、自分が受けたものを誰かに仕返したいという気持ちがふつふつと湧き上がり、どこかで発散されるのだと思います。

昔はこうだったとか言っている人の話は聞かなくてよいのです。

・パパがやってくれたら本当にママが喜ぶこと

1.子どもと遊ぶ
溜まった家事を済ませてリフレッシュすると夫婦仲も円満になり、子育てにいい影響を与えること間違いなし。

2.お風呂に入る

3.寝かしつけ

ママは1日たいへんだったこと、苦労したことを聞いてほしい。その際に大切なことは、「否定しない」「いきなり結論を求めない」「すぐに解答を言わない」うなずきながらただ聞いて「ありがとう」と言えばよい。

私はこれがなかなかできていません・・・

なぜならば、子どもに「お風呂入ろうよ!」と誘っても「ママと入る~」と言われるからです。

確率としてはママ9:パパ1ぐらいでしょうか。

ただ、最近は2人きりで遊びに行くこともあり、少しずつですがコミュニケーションを取れてきています。

ママへのフォローは、家事を手伝ったり、重い荷物を運んだりを率先してやりますが、つい長い話には、「で?」と言いがちです。

ごめんなさい、これは追々修正していきます。

・親の自己肯定感の育て方

1.自分と他人で境界線を引く

2.自分を褒めてくれる人を周囲に持つ

「認めてもらう」「褒めてもらう」ことが絶対に必要

3.自分で自分を褒めるレッスン

だめなところではなく、いいところに注目する

できて当然ではなく、できなくてもOKとする

比較するなら以前の自分とする

私は、「ポジティブ日記」というものをTwitterで投稿しています。

今日あった良かったことを見つけて、それをつぶやく。どんなことでもよいので、積極的に良いことを見つけに行く。すると、段々思考がポジティブになっていくことができ、気持ちの切り替えが上手になります。

私はTwitterで1年以上ポジティブ日記を投稿してますが、すごく良い効果が出ていると感じますので、是非お試しいただきたいと思います。

・これっていいのかな?と思うこと

子どもが小さいうちは、育児に専念した方がよいか?

⇒保育園で過ごす時間の長さは、子どもの発達にほとんど影響せず、家族で食事をしているかどうかが左右する。外野席の声には惑わされず自分の気持ちで決めてよい。

親をたたいたり、おもちゃを投げたりする。これの対処法は?

⇒1歳半~3歳はいわゆる第一反抗期だが、この時期は自分が怒ったり、泣いたり、だだをこねたりマイナス感情を出しても自分は受け止めてもらえるということを確認する時期。

自分はいい子でなくても見捨てられないという安心感を持つ。

◆最後に

子育てで何より大切なことは心の土台である「自己肯定感」を育てること。そのためには、子ども時代の「甘え」がちゃんと受け止められる必要がある。そして、親自身の自己肯定感がまた大切に支えられる必要があるということ。

全てできる必要はないと思いますが、ふと自分の行動を思い返してみてください。明日からできることもあると思いますので、参考にしてください。







この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?