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#3 外資コンサルを目指すのをやめた本当の理由

こんにちは!

お久しぶりですね。”書きたいときに書きたいことを書いていく”をモットーにこれからもマイペースに記事を更新していきたいなと思います。

前回の記事ではコンサルの選考の内容について書いたのですが、そのあと6月ぐらいになると次第に受ける企業がコンサルから事業会社に移っていきました。

今日はそこの意思決定に至った理由を、当時何を思ったのか、今振り返って言語化していきたいなと思います。

主役でありたい

会社の説明会などに行くと、社員の方が仕事のことであったり、プライベートのことであったり、社風のことであったり色々なことを話してくれます。
中には、すごいなっておもうものもあるし、今の学生の延長線上のようなこともしているなーって思ったこともあります。

ただ、コンサルの仕事を聞いていくうちに感じたことは、
”コンサルってあくまで脇役なんだな”って印象でした。

企業が何か意思決定をするとき、大体の会社は
全社戦略➡事業戦略➡機能戦略
という流れがあります。全社戦略というのはいわゆる川で例えると上流に位置するもので、経営ビジョン・ミッションが決められそれをもとに事業ポートフォリオが決定されます。その逆が機能戦略で営業戦略とか、人事戦略とかいわゆる下流と呼ばれる場所でこれをもとに実行に移していくといった感じです。

コンサルには”戦略コンサル””経営コンサル”といった主に2つの種類のものがあります。
戦略コンサルは先ほどでいうと上流にあたるところをサポートするイメージで、企業が新たに参入する領域とかそういった大本のところの意思決定をサポートします。主にマッキンゼーやBCGが得意とするところで、彼らのリサーチ力であったり、圧倒的論理力でこれらをサポートします。

経営コンサルはざっくりいうとその逆で、先ほどでいうと下流にあたるところをサポートするイメージで”会計部分をサポートする”とか”実行部分をサポートする”ってイメージです。
主にアクセンチュアのITコンサルとかが得意にするところです。

ちなみに、最近のコンサル会社もは”戦略だけ!実行部分だけ!”というものは少なくなり、「ハンズオン型」と呼ばれる戦略から実行までサポートするコンサルが増えてきています。
ドリームインキュベータとかの説明会に行ったときにこんな話をされたのを覚えています。

情報がオープン化・フラット化していくご時世に、情報提供、ノウハウの蓄積に価値があるコンサル会社は今までのままじゃ生きていけないとおもい、このようなハンズオン型が増えてきたという話です。

とはいえ。とはいえですよ。コンサルはあくまでサポートするに過ぎないというイメージがありました。

プロジェクトには期限があり、それまでに結果を出して次のプロジェクトに取り掛かる、クライアントである企業はその期間中の時間に対価を支払う。

なので”事業の行く末”を見ることはできないのです。
裏を返せば、「いろいろな企業や業界のことを学べる」というメリットが明会でなされることが多いです。まぁ、これに関してもそんなことはなくて、コンサルってある意味担当業界に対する専門知識が求めらることが多いので例えば自動車業界に配属が決まったら、しばらくは自動車業界のクライアントが多いような気もします。

もちろん数年に一回の程度で担当業界を異動することもあると思うので、いろんな業界を経験できるというのは嘘ではないし、一つの魅力です。

ただし、”事業の行く末”は最後まで分からない。

ワンピースのトムさん(フランキーのお父さん)は
「どんな船でも作り出すことに”善”も”悪”もないんだ。この先お前がどんな船を作ろうとかまわねぇ。
(中略)
造った船に男はドンと胸をはれ!」

と語りました。そして当時のリオネルは感動したわけです。
事業についても同じだと思います。

どんな事業を作ろうと”作ること”は”善”でも”悪”でもない。でも、その事業に対するパッションがなくて途中でやーめたなんて言った日には、そのサービスを今まで使ってきてくれたユーザーは路頭に迷い、つらい思いをする。

自分で作ったものに関して責任を持ちたいし、最後まで寄り添いたい。そうしていく中に”成長”であったり”学び”があるのだと思います。


ここに自分が”コンサルではない”本当の理由があるのだと思います。


目立ちたがりの芸人気質もあるので、やはり自分の作ったサービスで多くの人を喜ばしたいと思う、自分に気づくことができたのです。

こう思った瞬間に、今まで受けていたコンサルは全てサマーの選考をうけるのをやめました。まぁ、もともと向いていないということもあり、そもそも受からないのですが(笑)

とはいえ今後は事業会社オンリーでサマーの選考を受けることになるのです。6月の中旬の話です。

ここまで読んでくださり、ありがとうございました。

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