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シンガポールで大勝負!?生活を賭けていざ決闘!#3 波乱の幕開け!? 3人旅行とネコ執念の粘り。

前回のおさらい
何とかトシとは合流を果たし、シンガポールに着いた3人。
そうしてようやく3話目にして、シンガポール1日目を迎えるのである。


気づいたら3時間寝ていた。
3月6日の現地時間10時ごろである。


起きるとトシと御曹司の会話が聞こえてきた。

トシ「ぺちゃくちゃぺちゃくちゃぺちゃくちゃ」
星野「いつから話してるの?」
御曹司「寝れなかったから話してた笑笑」

おいおい可愛すぎ。
大の大人2人が楽しみで寝れないって中々のシチュエーションだ。

御曹司「今日はセントーサ島には行かないんだよね?」
星野「ネコいるとき行った方がいいのかなぁって」

元々、今日はセントーサ島というシンガポールの観光スポットに行く予定だったのだが、"ネコ不在"により延期することになったのである。

ちなみに前回の話でネコが1日目の夜から合流できることになったのだが、
いかにしてネコが来れるようになったのであろうか?

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ここは何時間が前の日本・・・

ネコは、星野と御曹司を見送った後、羽田空港で一人ぼっちで座っていた。
狙いは、シンガポール航空によるシンガポール直行便チケットの獲得である。

ネコ「チケット取れますか?」
シンガポール航空「今日は無理。明日、成田なら取れる可能性大」

無念の帰宅である。
家路につくネコ。まさか今日自分の家で眠る未来は見えていなかった。

電話「プルルルル」
???「(ガチャ)もしもし」
ネコ「ママ😡💢😤」
ネコママ「どうしたの?」
ネコ「パスポート更新して言うたやん!!!」

仕方ない。やり場のない怒りとはまさにこのこと。

次の日、シンガポール航空に連絡すると、直行便が予約できるとのこと。
しかし、シンガポールに行けたとしてもパスポート期限の問題で、入国できない可能性があるとのこと。

迷うねこ。

しかし、結論は変わらない。

ネコ「OK。シンガポール行くよ!」

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話は戻ってシンガポール。

シンガポールでの行動については御曹司があらかじめ日本でパワポを作っていた。そしてそのスケジュール、まさかの分単位である。

こんな旅行生まれて初めてだ。


だが、いきなりのリスケ。
だが御曹司は動じない。さすが学生団体で死線をくぐってきた男。


かっこいい


御曹司「ナセルさんが迎えにくるのが11時30分でまだ時間あるから適当に散歩しながら近くで何かするか」

正直、涼しい家でごろごろしたかったが、リスケを強いられた御曹司の手前何も言い出せなかった。

意を決して外に出る準備をした。

外に出る。暑い。わかっていた。だから文句は言わない。

まずは家近くを散歩する。
マンションの住居人専用のジム、プールと案内される。

星野「(あーこの旅行中にこのプールに飛び込むんだろうなぁ)」

その未来はそう遠くなかった。のちの話に期待。

さらにテニスコート、BBQエリアと回る。歩けば歩くほど、このマンションすごい。完全に金持ちがすむところだ。

とりあえずここまでしていなかった換金をこのタイミングですることになった、駅に向かう。徒歩5分。

汗が止まらん💦

駅に着くと冷房が効いていた。涼しい


トシ「シンガポールでは、公共交通機関では飲食禁止だから、星野さん気をつけてね。」

俺とトシの間での、このやり取りは鉄板である。
星野が少しヤバイキャラでトシがそれを軽く煽る。

このやり取りを初めて2年がすぎた。お得意なやり取りである。
今回のオーディエンスは御曹司。

星野「喉乾いたよぉ〜水飲んじゃおうかな」

お互い暗黙の了承。このやりとりを続ける。
仕方ない。

だが残念ながら、暑さにやられた星野の発言にキレはなかった。

星野「それで現地警察に逮捕されたら強制送還かもな笑」

御曹司、無表情。

星野「トシ😡」

思わず他責してしまう。

トシ「他責はインターンで注意されてなかった?」
トシは手厳しいのだ。


駅構内のレートいいところで換金をすませる。2万円ずつ。換金した。


駅構内にマックがあり、ソフトクリームがあったので買うことにした。

その際にチョコレートソフトクリームをオーダーしたのだが、普通のバニラソフトクリームの周りにチョコを塗るらしい。日本と異なる。

興味本位にその過程をみてたら、チョコの液体にソフトクリームを下向きに突っ込んで手渡してきた。

これが"東南アジア"か。
少しだが実感した。

その後、そこから徒歩5分ぐらいに、フードコート(とは言っても屋外、いわゆる屋台みたいなところ)があったので行くことにした。

昼飯も近いのでジュースを頼むことにした。店に陽気な男がいる。

御曹司「オススメはなんですか?(英語)」
陽気な店員「パイナップルバナナスムージー」

星野「じゃあ、パイナップルジュースで!」
トシ「〇〇フルーツジュースで」

ガン無視。やってることとんねるず。

しかし、ここはシンガポール。
残念ながらとんねるずの知名度は0だ。
店員苦笑。申し訳ないことをした。謝罪する。

味は美味しかった。ただこの場に漂う匂いがきつかった。
東南アジアに不向きである。

食後、部屋に一度戻った。再び出かける用意をして、下に向かうとナセルさんと覇王がいた。

朝にお世話になったフードコートへ再び向かう。昼食だ。
相変わらず暑い。お店の人はよくこんな場所へ1日中いられるもんだなぁと謎の上から目線。

今度は海老そばを頼んだ。

また、この時星野の中には1つの確信があった。

"絶対に奢ってもらえる!"

そのため、朝より少し高い海老そばや、飲み物も水ではなくコーラを追加で頼んだ。

自分でこの文章を書いて情けなくなってきた。


そうして、またしてもおごってもらった。
覇王本当にごちそうさまです!


覇王「この後どうする?」

御曹司「カジノいくことにするわ!」

ついにこの時がきた。
カジノ…

読者のみなさんご存知であろうか?星野はカジノが大好きである。
大学1年の冬に韓国・釜山にてカジノデビューを果たした星野。
その後、韓国の釜山、ソウル、マカオと合計7回ぐらいカジノをしてきた。


その中で今回迎えたシンガポール。


覇王は俺らが初めてカジノにいくと思ったのであろう。
ルーレットの2倍ベットなど、可愛い賭け方の話をはじめる。

カジノで大きくかつ安定的に勝つのはテーブルゲーム…
そう"ブラックジャック"しかないのだ!

ここでブラックジャックのルールについて簡単に説明する。

ブラックジャックは、プレーヤーとディーラーの1対1の勝負であり、カードの合計が21に近いほうが勝ちというゲームである。
エースは1か11のどちらかでカウントし、絵札は10とカウントする。
カードの合計が22以上になったら負け(バースト)である。

プレーヤーは、ヒット(カードを1枚追加)やスタンド(カードを引かない)などアクションを取り、バーストしないように21に近づけるのだ。

この駆け引き、スリル…

たまらない。一度やったらやめられないのだ!

そんなことを考えてるうちに、ついにマリーナベイサンズカジノについた。

こっから始まるのだ。
熱い決闘が…


つづく

第4話へ

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