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ほめ方・叱り方にたどり着いた訳その2

会社のコーチングの研修に違和感を感じたのは概ね次の理由からでした

1.コーチングを教える先輩講師が外部で学んで来たのは、エグゼクティブコ    ーチングだった

 多くの企業の経営トップは高額のコーチング料を支払い、プロのコーチか   ら定期的にコーチングを受け、企業の進むべき道等々を模索しています

 当然プロのコーチはクライアントの業界のスペシャリストになりうるはずがありませんから、答えは持ってなく、クライアントが考える、思考を整理するお手伝いをします

 従って、答えが出てくるまではかなりの時間がかかる場合もあります。

 プロのコーチが本音で言うことは「コーチングは所詮コーチとメンバーの能力しだい」それはそうですよね、考えさせて気づかせる訳ですから、双方の能力次第で時間も変わるし結果も変わってしまいます

 コーチングを教わっている中で、よく注意されたのが「答えを誘導するな」でした 間違った答えでも受け入れてあげて、トライさせ、失敗させてまた考えさせる この繰り返しだそうです 極端かもしれませんが「いいね」しか言わないってことになります

 何度もトライ&エラーを繰り返し、深い納得の上で成功に導くことはとても賛成です ただ問題があります

 ビジネスにおいては成功までの期限が何らかの形で設定されているのが通常ですし成果をきっちり求められます あまり時間をかけていても会社の要求を満たすことは難しいですね  どうしても人財育成と会社の要求の両面をバランス良く満たす必要がでてしまいます

 大概の管理職や先輩達は期限目標が厳しいノルマであるため、じっくり構えておられずに怒りだしてしまう そのためにコーチングをつぶしてしまうこんなことを繰り返しているのでないでしょうか?

次回へ続く

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