見出し画像

札幌弾丸一人旅

一人旅は好きだ。
なんでも好きにできるし、トラブルがあっても自分のせいだし、そんなに寂しがりでもないし、予定の調整も不要だから。
そしてピーチポイントの有効期限が切れる前に使い切りたくて、金曜日に有休をもぎ取り、一泊二日で北海道へ旅立ったのです。

成田発朝の便に乗るために5時起きして出発!
私は自他ともに認める朝超絶苦手人間なんですが、こういう旅行の時はちゃんと起きれるんですよね。そんなもんですよね。
さすがに薄暗がりの駅のホームは人もまばら。余裕で座って空港へ向かいます。

今回の旅の目的はとりあえずおいしいものを食べること。それだけでした。2キロくらい太ることは覚悟の上です。

10時半頃に新千歳空港に到着。
その後バスターミナルからバスに乗り80分ほどかけて札幌市内に向かいました。
JRの快速エアポートに乘れば40分足らずで着くらしいのですが賃料1,900円と聞いて安いバス1,100円にしました。しかしよくよく調べるとエアポートでも自由席なら1,150円で乗れたらしいですね。悔しい。帰りはエアポート1択と決意しました。
あとはのんびり外の景色を眺めながらお昼のラーメン屋さんを検索。

ちょうどお昼頃に札幌市内中心へ到着し、うきうきとラーメン屋さんへ。
ちなみに狸小路商店街にある「らーめん空」「喜来登」の2つに絞っていました。先に「空」の前を通ったのですが平日でも行列ができていました。さすが人気店だなぁと思いつつ「喜来登」の方をのぞくと行列はなくすぐ入れそうな雰囲気。ラッキーと思ってドアを開けるとしっかり中で待ってる方たちがいらっしゃいました。せっせとお母さんが1人でフロアを回されているので片付けに時間がかかるのはご愛嬌。でも10分ほどで案内いただいて味噌を注文。

通常でこのねぎのボリューム

食べ応え抜群!満腹!
白みそなのかな?ちょっと甘めでバターっぽさもあってすごくまろやかでした。テーブルに置いてあったみそ辛スパイスなるものをかけると私好みの辛味もプラスされてさらにおいしかったです。

ようやく札幌に来たなーと実感。腹ごなしに周辺散策へ。
なんせ食べ物以外目的もなく来たものだから行くところがないんですよね。
一人で白い恋人パークとか行っても地獄を見そうですしね。
狸小路にはなかなか人相の悪い狸からおとぼけ顔の狸までいて面白かったです。
電波塔のある通りに出ると、2月の雪まつりの準備が進められていました。
そうだ、せっかくならお祭り期間に来たかったなぁ。

そしてなんか見たことあるやつ

冬の北海道、足元や服装についてネット情報だとスノーブーツ以外なめてる!みたいなコメント多かったんですが、普通に革靴はいている人達もいっぱいいました。さすがにパンプスとかはないけど。私もドクターマーチンのブーツで問題なかったです。

滑るんですけどね

ふらふら散歩してるとかわいいお店を発見。
なんだかよさそうだ…。という勘で2階への階段を上っていきます。

入り口素敵

がたいのいい店主とかわいい女の子の店員さんが迎えてくれるほっこりカフェでした。
ブレンドコーヒーとクッキーアソートを注文。
一角の壁には海外のおしゃれBookが並んでて自由に眺めてみるのもあり。
クッキーはいろんな提携してる作家さんの手作りなのかな?レジ横にも並んでいたのでお気に入りを買って帰ることもできるみたいです。

コーヒーブレイクをした後、早めにホテルへチェックイン。
今回は温泉も入りたかったので、露天風呂が評判だった「CABIN札幌」を予約。16時前にチェックインして早速お風呂へ行ってみると私の他に1人先客がいらっしゃるだけでした。屋上にある露天は貸切状態でなんとも幸せ。
冬の露天風呂ってのぼせないから延々入れちゃうし、出るタイミングが難しい。
お湯は黄土色の濁り湯。温泉!て感じ。泉質について看板があったけど全く詳しくないので。湯上り後のしっとり感はないけどあったまったーという感じでした。

なれない雪道で踏ん張った足の疲れもしっかりとれて、ベッドにごろごろしながら夜ご飯のお店を探します。
夜は絶対お寿司とすすきののバーと決めていたので、目星をつけていた「さっぽろ鮨処 海森」へ電話したところすんなり予約OK。

思ったより若めの勢いのある大将とバイトの学生が回しているお店のようで、カウンターには常連さんと思しき社長さんとその部下たちが楽しそうに談笑されていました。程よく話を振ってくれてカウンターのお客さんみんなで話したり、バイトの子も声をかけてくれたり、そういう方針のお店なんだろうなという感じ。
一人で行っても寂しくならないお店なので私みたいな一人旅の人はちょうどいいかも。そしてもちろんお寿司は文句なしにおいしかったです。

写真撮る前に食べちゃったけどカニもありました


お通しの塩辛とお寿司の握り3,000円にかき酢、茶わん蒸し
サッポロビール、おすすめの日本酒×2
で、〆て8,000円。
まずまずお値段はしましたが回転寿司では味わえない時間と雰囲気を楽しめたので満足。

次はすすきののBarへ繰り出すぞ!と向かったのが「Bar 黒の50」
この時間にはがっつり雪も降ってきててマフラーを頭に巻きながら向かいます。傘をさしてるのは道民じゃないらしいですね。ホテルから近くて、フルーツカクテルがおいしそうだったので選んだのですが結局フルーツカクテル飲みませんでした。割とこじんまりとしたバーでカウンターにご夫婦と大学生らしき女の子2人組の先客が。
1杯目はなんだか響きが好きなブルームーン。さわやかな酸味。

確かに実際のお月様ってこんな色してる


2杯目はお隣のご夫婦がオーダーしていた余市のウッディ&バニラをロックで。これがおいしすぎてびっくりしました。
蒸留所でしか買えなくて余市シリーズを飲むのを目的で来店される方も多いそうです。早速ネットで調べたけど転売されてるのは倍はするお値段がついてました。でも買いたいなぁ・・・。また飲みたい。

余市 ウッディ&バニラ


旅行できていたご夫婦と、後から来た韓国人の男の子と談笑していい気分で帰路へ。一人旅だとみんなが気軽に話しかけてくれてふわーっと話してまたどこかでーってさよならできるのが楽しいですよね。

良い気分でホテルに戻り、10年に一度の寒波が来てるから外出は控えろと言うニュースを見て、明日の飛行機大丈夫かしら?と思いながら温泉へ。
またしても人が少なく、露天風呂は貸切状態。露天風呂にも雪が積もっててまさに雪見温泉でした。もしかして宿泊客おらんの?ってくらい遭遇しないと思ってたら午後の便欠航したりしてて本当にキャンセル出てたみたい。

朝はのんびり起きてホテルのバイキングで朝ごはん。
海鮮丼がおすすめされてたけど個別注文しないといけないらしく食べてる人も見当たらず。普通にお味噌汁とサラダやご当地っぽいものをチョイス。お昼はスープカレーと決めていたから食べ過ぎないようにしようと思っていたのに白だしのお茶づけがおいしすぎておかわりしてしまいました。やっぱゆめぴりかおいしい!

出発前に最後の温泉につかり、腹ごなしの為に北海道大学の博物館に行ってみることにしたものの、雪がすごい。傘持ってくればよかったなーとは思うものの、傘さして歩くとこけた時に受け身取れないからどっちがいいんだろう。やっぱり雪が踏み固められた道は滑る滑る。
道民の方たちは歩き方を心得ているのか全然平気そうですね。

道なき道を進む

何とか北海道大学へ到着。
でも入口がわからず、広い敷地内を彷徨う。

誰にも会わない。
構内で遭難しそう。

前に人を発見してついてくと無事到着しました。

大学内の学部によって研究内容やどんなことを学んでいるのかが展示されていて、思った以上に楽しめました。何より無料ってすごい。
見終わるころにはノーベル賞も排出してるし、国立だし、子供はここに入学させたいなって思うくらいにはいい大学感は伝わる内容。北国での一人暮らし、東京みたいにやさぐれなくて、四季折々で良さげ。
あと建物もいいんですよね。木の床や階段と石造りが合わさって雰囲気があります。敷地内には古い建物と新しい建物が混ざって建築好きな人も楽しめそう。

シロクマ
トナカイって正面から見るとこんな感じ
なんかちょっと雑な扱いを受けてるクマ


ラスボス感あるマンモス
40万年前の大阪に住んでたワニ
一目惚れしちゃったマグネット

雪がちょっぴり弱まったので、次はスープカレーを食べに大学からほど近い「Curry Ya ASAP」まで。
こちらは並ばずすぐに入れました。
サラサラスープ、濃厚ASAPスープ、焼きカレーと3種類から選ぶスタイル。せっかくなのでチキンの濃厚ASAPスープ、辛さ5で注文。
辛さレベル4までは中辛レベルとのこと。5だと一口目で「あ、ちゃんと辛いな」という感じで私にはちょうどよかったです。冷えた体が温まりました。

下にじゃがいもが隠れてる

お野菜もごろっとしっかり入っていて、チキンはホロホロ。近所にあったら通っちゃう。

お会計を済ませるとちょうど雪がやんで晴れ間がのぞいていました。
食べてばかりなので札幌駅まで歩こうと、進んでいるとなんだか良さげなコーヒーショップが。

この佇まい。はずれなわけないですよね。
入ろうか迷っていいるとまた吹雪が。これは行くしかないと思い扉を開けるとなかなか奥行きのある素敵空間。写真撮影と大きな声でのおしゃべりは禁止されているお店でした。

なかなかこだわりのこもったお店の様子。
お値段はHPの価格から全体的に100円UPしているようです。

窓側の席に座らせてもらい、メニューをもらうと酸味・苦味・甘みなどグラフで示されていて、自分の好みに合わせて選べるスタイル。
私はコーヒーの酸味が苦手なので酸味0だった「甘苦」を注文。
これまたかわいいカップ&ソーサーでいただきました。
ほっと一息窓の外の吹雪を眺めてぬくぬく過ごす空間。よき。
私が入店してすぐ、続々とお客さんが来られすぐに満席になってしまいました。
帰りにお気に入りのコーヒーを買えるように豆やドリップタイプも販売されていたので、こーほーの好みが一緒の友達へのお土産に私もいくつか買って帰りました。

その後は札幌駅をぶらぶらしお土産を見たりしてから空港へ。

駅で見かけた可愛い壁

仕上げのコーヒーフロートも忘れずに。

弾丸一泊二日。結局食べて雪道歩いただけでしたが楽しかったなぁ。
また心の充電をしに旅行しよう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?