これから綴ることは独断と偏見に満ちたまったく個人的な物語です
「もう耐えられない。できるだけ早く離婚したい」夫にそう告げられたのは上の子が6歳、下の子が3歳のとき。
あれから5年。よくわからない抗えない強い流れによって、私はシングルマザーになり、札幌サドベリースクールを立ち上げ、高卒の学歴コンプレックスを乗り越え、大学の教育学部でフリースクールについての講義をさせてもらえるほどになった。
突然の離婚はまさに人生のどん底だったと思う。シングルになりたてで、よくフリースクールの立ち上げなんてやったもんだ。向こう見ずにもほどがある。ゆえ